風紀って?色管との違いは?夜の業界の御法度『風紀』を徹底解説!
2024/10/11
風俗やキャバクラなど、夜の業界でご法度と言われる『風紀』。 黒服などの男性スタッフが女性キャストに対して手を出すことを指します。
これから夜の世界に入っていこうと思う男性の中には「女性に囲まれる華やかな業界」「講習などを理由に手を出し放題!」なんていうよこしまな気持ちを持つ人もいるのではないでしょうか。
そうでなくてもそもそもなぜダメなのか、いわゆる「色恋管理」とは何が違うのか疑問に思う男性もいるでしょう。
そこで今回は夜の業界で御法度とされている『風紀』について徹底解説していきます☆
そもそも風紀ってなに?
夜の業界で、男性スタッフが女性キャストと体の関係を持ったり交際したりすることは『風紀』と呼ばれ、タブーとされています。
夜の業界で働く人間の中には、残念ながら男女関わらず常識が欠如している人や気持ちが不安定な人達が一定以上入ってきます。
そんな中で秩序を守るために「店舗内の恋愛禁止」&「破った場合ペナルティ」はひとつの手段として有効なのです。
このように、「個人的な恋愛=店の風紀を乱す行為」であることから、省略して『風紀』という言葉がすっかり浸透しました。
夜の業界では女性は「商品」
それに加えて、夜の業界では女性は「商品」である、という考え方があります。
なのでお店の商品に個人的な理由で手を出すのは横領や窃盗であるのと同じように、女性キャストに手を出してはいけない、という考え方なのです。
それゆえに、風紀がバレてしまうと罰金、降格、解雇など、かなり重いペナルティが課されてしまいます。
どこからが風紀?
『風紀』というと多くの場合、体の関係を持つこと、と解釈されます。 しかし、「体の関係を持った」「交際している」は事実確認が難しいです。
風紀は男性スタッフにはもちろん、女性キャストにもペナルティを儲けているお店があり、そもそも噂や密告が出る時点で信頼度はかなり下がります。
それこそキャスト同士のトラブルに巻き込まれ、無実の罪を被る可能性はゼロとは言えません。
このような理由で「連絡先の交換」「終業後2人でご飯」などもペナルティの対象としているお店もあります。
特に風俗店ではスタッフとキャストの個人的な連絡先交換は不要なシステムになっている店舗が多いので、他の業態より厳しい場合が多いようです。
色恋管理と風紀の違いは?
風紀とは別に、「色恋管理」という言葉もあります。
色恋管理は風紀とは違い、女性キャストのモチベーションを管理したり売上を向上させたりすることを目的に、意図的に恋愛感情を利用するマネジメント方法のことです。
省略して「色管」とも呼ばれますね。
個人的な欲求のために動き、ルール違反ともなる風紀とは違って、色恋管理は利益の追求のための行動なので、ペナルティの対象にはなりません。
ハイリスク・ハイリターンな「色恋管理」
色管がうまくいくと、女性の「好きな人に認められたい!」「もっと私を見てほしい!」という気持ちを刺激し、営業活動を頑張ったり、お店に従順なキャストに育っていったりします。
また、好きな人に会うため、という名目で出勤するようになり、人員確保にも役立つことも多いですね。
しかし、下手を打つと女性同士の軋轢を産んでトラブルが相次ぐようになったり、管理のつもりが本気になってしまって結果的に風紀になったりと、店に影響を及ぼすようなリスクも大きいです。
そのため、「バレても色恋管理って言えばいいじゃん!」というのは安易な考えです。
色恋管理には「才能」が必要
色恋管理は、単に女性と友好な関係を築くだけでは成り立たず、自分に惚れてもらい、その上駆け引きに持っていき、得るべき結果は自分との交際ではなく「店の売上」です。
なので単に自分が好きな人に振り向いてもらうための恋愛とは違い、かなり頭を使う管理方法なんですよ。
ゆえに、色恋管理は結果を残すためには手段を選ばない貪欲な仕事人、もしくは底なしの女好きくらい、才能や胆力が必要なので並大抵のことでは勤まらないのです。
そもそもキャストは男性スタッフをどう思っている?
色恋管理にしても、風紀にしても、そもそも女性キャストが男性スタッフをどう思ってるのか理解する必要があります。
女性キャストといっても様々な人がいるので、一概には言えませんが、よくあるパターンをタイプ別に分類してみましょう。
無関心タイプ
風俗キャストの多くは、男性スタッフに個人として興味は無いです。 黒服との連携が必須なキャバなどとは違い、多くの風俗店では仕事に関することしか話す必要は無いので、普通にしていれば好きでも嫌いでもないという場合が多いです。
このタイプは仕事の相談もほとんどスタッフにしません。 たんたんと仕事をこなし、帰っていきます。
故に男性スタッフの側も無駄に女性に興味を持っても相手からしたら無銭での接客と思われる可能性もあるのでこちらも事務的に接するのが良いでしょう。
プロタイプ
スタッフであろうと他のキャストであろうと一切態度を変えず、出勤から退勤まで接客中のような姿勢を崩さないタイプです。
ランキング上位者や歴の長い嬢、業界で名前が知れている嬢に多く、物腰は柔らかで話しかけやすいですが、素を見せることはめったにありません。
火のないところからも煙が立ちまくる風俗業界で業界が長かったり関わる人が多ければ多いほど、このような処世術を身に着けるのです。
このタイプは特に風紀も色管も全く通用しませんので淡々と接するのがよいでしょう。 むしろ職場で波風を立てない有り難いタイプとも言えますね。
友好タイプ
比較的男性スタッフや他の女性キャストと友好な関係を持つタイプの女性も少なくありません。
バイトの延長感覚で働いている学生キャストや昼職との兼業キャストは、この仕事をしていることを家族や友人に話せないため、男性スタッフに愚痴を聞いてもらったり雑談をしたりという事が増えがちです。
専業キャストも、家と仕事の往復になりがちで出会いの範囲も狭まるため、友人のような感覚でふるまってくることも多いでしょう。
特に初心者さんや未経験さんは、不安や孤独でいっぱいなので、こちらから友好的にふるまうことで安心してもらえますね。
嫌悪タイプ
在籍に対する不満、男嫌い、単に性格の問題、などなど理由は様々ですが男性スタッフに対してアタリが強く嫌悪する女性もいます。
また、男性スタッフ全員に対してそうなってしまうのではなく個人的なトラブルなどから一部のスタッフに対してそのような態度を取るようになってしまうことも。
このタイプで1つの所で長く働ける人は多くはありませんが、全員に冷たいが自分にだけ気を許している、という状態になれば色管にもっていくことができそうです。
キャストから異性として見られることはあるの?
男性スタッフに対してどうふるまうか、どう思っているかはひとそれぞれ、としか言いようがないところですが、時には風紀や色管を狙っていたわけでなくても女性の方から迫られるということもゼロではありません。
仕事の悩みやストレス、不安な気持ちを素直に吐露できる一番身近な男性となるわけなので、出会いの範囲の狭い専業さんや「風紀」を知らない初心者さんはスタッフを好きになってしまうことがあります。 風紀は絶対に禁止と言っていても、実は周りにバレることなく真剣交際へ、というケースも0ではないです。
ただ、本当に好きだったとしてもキャストとの恋愛は極力避けておいた方が自分のためになるでしょう。
風紀をしないためにはどうすればいい?
前述したように、日常的に強いストレスや不安感、孤独感にさらされている可能性が高い風俗キャストが身近な男性スタッフに対して恋愛感情を抱くことはゼロとは言えません。 しかしそれにこたえてしまっては「風紀」とされてしまう可能性も高いですし、純粋な好意を色管に利用するのは心苦しい、と思う人がほとんどだと思います。
だからこそ、そもそも対策をすることが必要になるのです。
あくまでビジネスの関係
一方的に好意を持たれた場合、一番怖いのは嘘でも風紀をしたという話が広まれば「風紀をした人」というレッテルを貼られ働きにくくなり、最悪の場合解雇や罰金などのペナルティを受けることです。 そうならないためにも「女性キャストと必ず一定の距離を保つ」というのが非常に大事です。
基本的にはビジネスの関係、お店のキャストだから優しくはしても、普通に女性としては接することなくドライに一線引いておくことがポイント。 女性キャストからアプローチをかけられたとしても、気づかないふりで適当にかわしましょう。
恐怖!色管のつもりがドツボに!
次に恐ろしいのは色恋管理をしようとして、自分が本気になってしまったり、相手が本気になりすぎてしまったり、風紀をしていると勘違いされたりなどして、女性キャストの方が立場が強くなってしまうことです。
前述したように、色恋管理は諸刃の剣で、適正のある上級者以外が手を出すとミイラ取りがミイラになるだけです。 風俗業界でも新人や経験が浅い店舗スタッフに色管しろといってくることはまずありません。
女の子を管理するようになったとしても色管には手を出さず、他の方法で管理する方がリスクも少なく安全ですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。 今回は風俗業界の「風紀」をテーマに、色恋管理などについても一緒に解説しました。 風俗の待機は狭く、勤務や待機が長くなるとそれだけ一緒にいる時間も長くなります。風紀する気が一切なくても、素振りだけであっという間に噂は広がり、いまはSNSや掲示板も盛んなので果てはお客さんにまで広まる、ということも珍しくないです。
しっかり対策して賢く働きましょう!