ネットの噂は本当?風俗店に転職はブラック企業行きなのか?

   

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風俗業界で就労した経験のない人の多くは、転職を考えるにあたり、ネットの口コミを検索します。周りに風俗店店長やスタッフ経験者がいるという人は多くないでしょうから、どうしてもそうなってしまいます。

某巨大掲示板などを見ると、風俗店のスタッフの仕事は基本的にかなりブラックだからやめておけというような噂が、まことしやかに囁かれています。ブラックだと判っている会社に飛び込むのは、人間誰しも躊躇するでしょう。しかし、元風俗店スタッフが書いているブログなどを読むと、そうでもないような…。

果たして、風俗業界は本当にブラック企業だらけなのか?そうではないのか?この質問について、現役風俗店スタッフがお答えします。

ブラック企業とは

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まず前提として、ブラック企業とはそもそも何なのか、何をもってブラック企業と呼ぶのかを明確にしておきたいと思います。

景気の低迷が続き、非正規雇用が増えたことを背景に、企業側が強く労働者側や求人応募者の立場が弱い買手市場が続いています。数年前には、某居酒屋チェーンや牛丼チェーンのブラック企業ぶりが話題になりました。最近では最大手広告代理店でブラックワークとパワハラの犠牲になって、女性社員が自殺するという痛ましい事件もありました。こういう事情があるからか、ブラック企業であることに世論がかなり敏感になっていて、中には「それはブラック企業なのか?」と言いたくなるような件もあります。

本来ブラック企業とは、従業員に劣悪な環境での労働を強いる企業のことです。9:00-5:00勤務、残業ほぼゼロ、週休2日、年間ボーナス○ヵ月分…こういう条件を満たせなければブラック企業というのは、違います。こうなってくると、サービス業やIT系はほとんどブラック企業になりかねません。

風俗業界は当てはまる?

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ネットで風俗業界はかなりのブラック企業だと言っている人達の意見を読むと、半数以上は実際に風俗店でスタッフとして勤務した経験がない人であることに気付きます。面接に行って不採用だった、あるいは辞退したという場合や、友人、知人が実際風俗店で働いていたというならまだしも、中には「ネットで読んだ」だけの情報を鵜呑みにして、「風俗店はブラック企業だからやめておいたほうがいい。」と言い切っているケースが多数見られます。おいおい、無責任過ぎるだろうと言いたいですね。

なんとなく風俗業界だからブラック企業な気がするという、何の根拠もない意見はさておき、その他に挙げられているのは、休みの少なさと拘束時間の長さです。

風俗店はそんなに休みなし、長時間労働か

風俗業界は店舗スタッフに限って言えば、確かに休みは少な目です。サービス業の性として、1年ほぼ365日営業ですから、シフト制で交代で休みをとることになります。この点、居酒屋や飲食店なども同じです。ブラック企業として悪名高い会社ではなくても、多くのサービス業はシフト制勤務なので、休めなさや拘束時間が長い傾向はあります。公務員のように土日祝日完全休みの9:00-5:00勤務というわけにはいきません。

ですが、社会に出て複数の業界や職種を経験すると判りますが、公務員のような仕事の方が特殊です。例えばIT系の会社のSEなんて、風俗店スタッフよりはるかにキツイです。添乗員、ホテル経営、医療関係…挙げればキリがありませんが、シフト制で常時8時間以上労働し、休みが取得しにくい職場というのはたくさんあります。それらと比較すると、風俗店がとりたててハードとはまったく言えません。

風俗業界のリアルな現状

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では風俗業界は転職先としてどうなのでしょうか。リアルな現状を正直に書くと、人手不足がかなり深刻なのが風俗業界です。慢性的な人手不足に悩んでいます。もはやこれは風俗店の伝統と言っていいですね。大抵どこの風俗店も通年、求人を出しています。

風俗嬢である女性の方が求人が集まりやすいです。店舗スタッフ、特に店長候補になれる男性は強く求められています。こんな状況でブラック企業にしたら、さらに人が寄り付かなくなってしまいます。そうなっては、店の運営に支障が出ます。スタッフが足りないほど、現在働いている店舗スタッフや店長に業務のしわ寄せがいくので、キツイんです。そのため、多くの風俗店ではブラック企業どころかホワイト企業目指して、どんどん待遇が改善されています

休暇日数などで好待遇を用意することができない分、風俗業界は主に給料など金銭面で従業員の苦労に報いてくれます。

ブラック企業との違い

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ブラック企業の基本理念は「搾取」です。資本主義の行き過ぎた形と言ってもいいでしょう。強者である経営者は最大限に利益を上げ懐を肥やすために、従業員を劣悪な環境でできるだけたくさん働かせ、賃金はできるだけ抑えます。これがブラック企業です。ブラック企業にとって、従業員は消耗品ですから、たいした給料を出さずこき使うだけこき使ってボロ雑巾のようにポイ捨てするのです。

風俗業界がブラック企業と絶対的に違うのが給料面です。風俗店の求人を見てもらえばわかりますが、高収入が確約されています。その金額の差は圧倒的です。風俗店では、抜きんでた学歴や経歴も持たない未経験のスタッフが、初めから月30万円という給料を得ることができます。また、実力のあるスタッフは入社から半年~1年もすれば、店長、幹部と昇進していきます。店長であれば月の給料50万円~、幹部であれば年収1000万円も夢ではありません。何人ものスタッフが現実化しています。

皆給料のため、金のために働いているのですから、雇用主が従業員の労働に報いるには第一に報酬額ではないでしょうか。

まとめ

 

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風俗店はかなりブラック企業だと言われていますが、私はむしろかなりのホワイト企業だと思っています。年齢、経歴、学歴などで分け隔てせず、やる気と実力があればどんどん昇進・昇給させます。そして、新規事業の開拓や独立などのチャンスも多いです。

ただし、時間面でプライベートをとにかく優先したい、休みは必ず週休2日以上、有給も長期休暇も欲しいという人にとっては、多くのサービス業、飲食等同様選んではいけない求人だといえるでしょう。

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