風俗店員は出世の道具で男一生の仕事に非ず？卒業後の人生

2017/03/24 2017/03/25

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風俗店でスタッフの仕事をして、一生それで食っていこうと思っている人の数
いつか風俗店員を卒業してベルに人生を歩もうと思っている人の数

どちらが多いと思いますか？実は前者は稀です。風俗店員の仕事は高収入ですので、貯金していずれは自分の夢を叶えたいと考えている男性が多いです。卒業後、何をしたいか、何になりたいかは、自分で飲食店を経営したいという人、風俗の世界で独立し店を出したいという人、資格を取得しまったく違った分野に転職したいという人など様々ですが、風俗店員として働き資金を稼ぎたいという人が相当数います。

今後風俗スタッフを自分の職歴に加えることを検討している人にとっても、「風俗店員を卒業した人達が、その後どのような生き方をしているのか？」、「風俗店員をした後、何ができるのか？」また「風俗店員の職歴はその後の転職にどのように役に立ったか？」は気になるところです。

元風俗店員の三人に話を聞いてみました。彼らの風俗店員としての職歴、卒業、そしてその後の転職と出世は、これから風俗店員を目指す男性のモデルケースです。

元風俗店員卒業後の人生

Aさんの場合

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Ａさん（31歳）

Aさんは学生時代、居酒屋やバーなどでアルバイトした経験があり、将来は自分も飲食店の経営をしたいと思っていました。資金作りもさることながら、飲食店はオープンすることよりも店を何年も維持していくことの方が難しいので勉強が必要と考えていたため、25歳の時に35歳までに独立することを決めました。

まずは某デリヘルグループに勤務。ここで店舗スタッフとしてしっかりと接客、プロモーション、人材管理（女性管理）、経営などを学びました。店長から幹部に出世することになった時に、Aさんは敢えてグループ内の別の飲食店への移動を強く希望しました。現在は、その飲食店で運営責任者として働いています。

店舗では調理もしますが、料理の技術よりも「店の運営」について貴重な体験ができているといいます。調理技術は学校でも独学でもあるいは見習いバイトなどでも学ぶことができますが、店の運営は生の現場でなければ体験できないことが多いのです。

Bさんの場合

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Bさん（26歳）

コンピューター系の専門学校を卒業したBさんは、未経験で風俗のWeb担当スタッフとして働きだしました。求人を見ると、自分のやりたい仕事はどれも職歴、経歴を必要としていたのです。風俗店員として働くことを家族や友達には言えなかったBさんですが、「ここなら未経験の自分でもやりたい仕事をさせてもらえる」ことが決め手になったといいます。

実際、風俗店は未経験でもやる気さえあればどんどん仕事を任されます。基礎知識が十分にあり、若い分頭も柔らかいBさんは、モチベーションが高かったこともあり、短期間でかなり高度なことまでできるようになりました。普通の会社なら5年以上の経験がないと任されないようなことまで、短期間に携わることができ、大幅にスキルを上げることができたのです。

その後、有名なネットベンチャー企業に転職したBさんは、自分が希望通りの条件でネット関連の職に就けたのは、風俗店員としての職歴があったからだと言います。「もしあの時、一般の仕事に就いていたら、今の僕はないですね。」

Cさん

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Cさん（37歳）

Cさんは20代の時に車販売会社を立ち上げました。最初は好調だったのですが、株の損失、取引先の倒産などが重なり、借金を抱えます。就活がうまくいかず、妻子がいたCさんは、学歴や経歴不問で手っ取り早く高収入を稼げる風俗店員になりました。風俗店員になった当初は、この業界で働いていることに抵抗があり、とにかく早く出世して貯金して独立することしか頭になかったといいます。「休みは必ず一般求人サイトを見ていました。」ですが、周りのスタッフやキャストに支えられ店長になり…数年が経つうちに考えが変わり、「起業するなら風俗だ。」と思うようになったそうです。

店長、エリアマネージャーと出世した後、元いた風俗グループを卒業し、自分のデリヘルを立ち上げました。「風俗店員として働けば毎日が何よりの訓練で研修です。経営の基礎から人の使い方、サービスと経営の基礎は全て学べます。出世するのに職歴や学歴はまったく関係ない。現に僕は高卒です。でも一般企業に転職しようとするとまず、学歴と職歴で門前払いが多かったです。僕はまず風俗店経営から始めましたが、今後飲食店や美容事業、Web会社などに手を広げていきたいと思っています。風俗店員の仕事は僕の可能性を広げてくれました。」