衛生対策をしっかりして、最も大きな不安「性病」から女の子を守ろう!
2022/06/09
風俗店には、様々な職種があります。
ですが花形はやはり、直接接客する風俗嬢。
良質な女の子を集め、モチベーション高く安全に長く働いてもらうことが、お店の売上と、ひいてはスタッフの給与アップに欠かせません。
いわば、女の子は宝物。
女の子を守るのが、我々風俗店スタッフの役目です。
風俗で働く女性達が不安なこと
その上位にランクインするのが「性病」への不安です。
ですから、お店として行う「衛生対策」は、女の子が安心して働く上で最重要項目です。
実際、女性向けの高収入求人には、お店のセールスポイントとして
衛生対策
の項目があるくらいです。
そんな中、現場の店舗スタッフが性病についての知識が乏しくては、衛生対策もしっかりできません。
今回は、風俗店スタッフとして、性病について理解を深め、衛生意識を改革しようという記事です。
知っておきたい性病の種類と症状・原因
今回は真面目に性病の勉強をして頂きたいと思います。
そこで、風俗店スタッフとして知っておくべき性病として
- コンジローマ
- クラミジア
- 梅毒
- 淋病
- トリコモナス
について、種類、症状、原因を解説します。
コンジローマ
コンジローマというのは、ある種類のHPV(ヒト乳頭腫ウイルス、ヒトパピローマウイルス)に感染した時にできるイボのことです。
例えば、低リスク型HPVが体内から完全に排出されず、感染が長期化(持続感染)すると、3週間~8か月の間に、尖圭コンジローマができます。
コンジローマができる部位は、性器、尿道、膣、肛門などです。
鶏のトサカやカリフラワーのような形をしています。
基本的に痛みはありませんが、人によっては軽度の痛みを感じます。
HPVウイルスは非常にありふれたウイルスで、性行為の経験がある約80%の女性が50歳までに一度は感染すると言われています。
皮膚や粘膜の接触により、小さな傷からHPVが侵入して細胞に感染します。
クラミジア
クラミジアには、咽頭(のど)クラミジアと肛門・尿道・膣などの性器クラミジアがあります。
クラミジアは感染しても気付きにくい性病です。
感染後、1-3週間で発症しますが、軽いかゆみや痛み、不快感、違和感だけで、排尿痛もほぼないため、気付かない人が多いのです。
場合によっては膿が出ますが、人によってはまったく症状が出ないこともあるので注意が必要です。
患者数が最も多い性病です。
とはいえ、自覚症状がないまま放置していて、不妊の原因になることもあるので、風俗嬢のようにリスクが高い人は、定期性病検査を受けるのが正解です。
もちろん、性病検査をすれば一発で判明します。
クラミジアはトラコーマの原因微生物です。
感染者と、セックス、オーラルセックス、アナルセックスすることで感染します。
梅毒
かつては、鼻が腐って落ちるなど言われ非常に恐れられていた梅毒ですが、現在では早期発見・早期治療をすれば、完治します。
ただし発見が遅れたり、放置していて、症状が進行すると、日常生活に支障をきたします。
感染した場合の代表的な初期症状としては
- 感染部位に硬いしこりができ、腫瘍になる(痛みはない)
- 鼠径部(脚の付け根)にしこりができる
- 全身に赤いバラ疹ができる
- 発熱
が挙げられますが、必ずこれらの症状が出るわけではありません。
またこれらの症状は一旦見られて、消失するので、気付かないこともあります。
梅毒は通称T.p.(梅毒トレポネーマ)が原因です。
主に性行為または類似の行為で、皮膚や粘膜の小さな傷から、T.p.が侵入して感染し、血行とともに全身に周り、様々な症状を起こします。
淋病
梅毒と並んで性病の代表とされる病淋は、淋菌が原因です。
潜伏期間は2-7日。
部位は尿道、肛門、膣です。
男性は尿道炎、女性は子宮頸管炎が起こります。
症状は
男性の場合
- 尿道の違和感、痒み
- 尿道痛
- 黄白色の膿
女性の場合
- おりものが膿のようになる
- 性器の違和感
が主です。
淋病はクラミジアと並び、感染者が多い性病です。
また感染確率が高い、つまり比較的うつりやすいことでも知られています。
淋菌はセックス、オーラルセックス、アナルセックスなどで粘膜自体に感染するからです。
トリコモナス
最後に紹介するのは、トリコモナスです。
トリコモナスは原虫というアメーバのような生物が性器内に侵入し、炎症を起こす病気です。
男性の場合
- 尿道
- 前立腺
- 精嚢
女性の場合
- 膀胱・尿道
- 膣
- 子宮頚管
に寄生します。
痛みやかゆみといった自覚症状のない人の割合は2割から5割。
また潜伏期間も5日~2週間なので、気付かず長い間放置していることが多いです。
おりものの量、色、臭いに気をつける
定期的に性病検査を受ける
この2つが大切です。
主な感染経路は性行為ですが、トリコモナスは、下着、タオル、便器、浴槽などで感染することもあります。
まとめ
今回は女の子を守るため、衛生対策の基礎知識である性病の症状と原因について解説しました。
知らないことも、少なくなかったのではないでしょうか。
- コンジローマ
- クラミジア
- 梅毒
- 淋病
- トリコモナス
についてお話しましたが、このほかにもHIV、ヘルペス、カンジダといったものもあります。
ただ女の子が判断が付かず不安になりやすいのは、今回ご紹介した性病ですね。
これらの症状や原因をしっかり理解しておくことで、女の子を守ることができます。
もちろん、何でも相談できるような関係づくりも重要ですね。
衛生対策や性病対策を女の子任せにせず、スタッフがしっかり理解して相談、アドバイスできるよう意識改善することが、女の子が安心して働ける店づくりにつながります。