売繁盛の要!キャバクラボーイの花形業務「付け回し」に迫る

      2022/06/09

売繁盛の要!キャバクラボーイの花形業務「付け回し」に迫る

付け回し

この言葉を聞いたことはありますか?

キャバクラに飲みに行く人なら、知っているかもしれませんね。

反対にこういったお店に縁のない人であれば、見当がつかないかもしれません。

付け回しとは

付け回し=お客さんと女性キャスト、つまりキャバ嬢をマッチングさせることです。

1軒のキャバクラにはたくさんのキャストがおり、容姿、接客スタイル、キャラなど千差万別です。

お客様の好みもまた千差万別です。

限りある時間で、指名以外のフリー客の好みに合ったキャストを付けることで、指名、延長を獲得します。

具体的には

  • フリー客の好みを把握するために、数回のチェンジ(ワンセット60分で多くて3回)を行います。
  • ここで気に入った子を場内指名してもらうのが、まずは第一歩。
  • そしてキャストとタッグを組んで、延長へと誘導します。

これがキャバクラボーイのお仕事内容です。

「付け回し」には用意周到な準備が必要

「付け回し」には用意周到な準備が必要

付け回しは、ぶっつけ本番で適当にできるものではありません。

ず出勤キャストが誰でどのようなタイプか、完全に把握していないと話になりません。

小箱ならともかく、在籍数の多いキャバクラだとこれだけで大変です。

容姿・雰囲気はもちろん、性格・個性などの特徴を頭に叩き込みます。

そして、頭の中でシミュレーションを数回繰り返します。

中年サラリーマンの卓には、まずは清楚で癒し系を付けて…

その間に、ノリでやってくるキャバクラ初めて小僧には、とりあえずギャル系で…

複数のお客様、来店時間もバラバラ

その中で、これまでの客層と経験値をフル活用して、スマートに付け回しをします。

指名で抜けるキャストもいます。

なのでしっかり全キャストとフロアの状況を把握し、臨機応変に対応するためシミュレーションを十分しておく必要があるのです。

いざ!付け回し開始

いざ!付け回し開始

イメージが浮かぶように、付け回しの具体的な場面を見ていきましょう。

第一回の付け回し術

まずは、お客さんを観察することが必要です。

受付時と、席についてドリンクを確認する間に、ある程度、どんなお客さんでどんな子がタイプなのか、自分なりに仮説を立てます。

これは人間観察力と経験が物を言いますね。

そして仮説に従い、第一回の付け回し。

ワンセット60分と仮定すると15分で3回のチャンスです。

付け回しは付けて終わりではありませんよ。

その間にさりげなく、お客さんの表情や座り方を確認します。

ここで注意したいのは、表情が笑顔でも気に入っているとは限りません。

そうなんですよ。これ、盲点です。

では笑顔に加えどこを見るか。

座り方を確認します。

キャストとお客さんの距離感を見ます。離れている場合は、タイプでない、気に入っていないことが多いです。

ただお客さんがキャバクラに慣れていない、奥手ということもありますので、キャストに近寄れ合図を送ります。

ホール全体の動きを把握

お客さんとキャストの距離感ばかり見ていてはいけません。

現在のキャストの配置を確認し、これからの付け回しイメージを予測します。

もうここで、大変じゃん…と引いている人がいるかもしれませんが、あくまで予測で十分です。

あまり、次どうしよう?と考えてしまうと、お客さんにキャストがつかない時間帯が生まれてしまうからです。

これは一番やってはいけません。

キャストが付かない時間は、お客さんにとっては死に金です。

店の時間稼ぎと思われてしまいます。

時間管理

フロアの状況といった空間把握能力と並び大切なのが、時間管理です。

ワンセット60分(50分のところもあり)で、1人のキャストにつき10~15分ぐらいを目安に考えます。

お互いの雰囲気や会話の趣向を見て、連絡先交換する

この時間を考えると15分ぐらいがベストなんです。

15分チェンジだと、60分で4回チャンスがあるように見えますが、3回です。

3回目で、延長のお伺いを立てるからです。

つまり60分だと、45分経過後に延長をお願いしに、お客様の卓へ行きます。

4回まわしてしまうと、ちょうど60分。

それで延長しない場合は、キャストの無駄遣いになるからです。

では1人あたり10分にして4回…と思うかもしれませんが、まず付け回しが大変になる恐れがあります。

はっきり言ってごちゃごちゃになりかねません。

キャストが多く、かつお店が暇な場合のみが、ベストでしょう。

スポンサーを探せ!

スポンサーを探せ!

ひとりで来るお客さんは、既に気に入っている指名嬢がいることが多いです。

団体で来るお客さんの場合、重要なのが誰がお金を払うかです。

もちろん割り勘というケースもありましが、2~3人ぐらいで来るケースは俺がおごるからキャバクラ行こうということが多い気がします。

ですので、全ての決定権は、スポンサーにあります。

見抜き方は

・まず、スポンサーは先頭に立ってお店に入ってくる傾向があります。

・そして一番先頭のお客さんに指名のキャストがいて、残り2人はフリー。この場合は、ほぼ、先頭のお客さんがスポンサーで間違いないです。

・席はスポンサーが真ん中で、フリー2人は端に座ることがほとんどです。

・また、女の子に飲み物をいただけませんか?という交渉もボーイのお仕事ですが、ここで開口一番、好きなもの飲みなよ!という人もスポンサーと考えてまず間違いありません。

スポンサーが誰かわかったら

スポンサーにタイプの子を付けることが、最優先です。

延長の有無も、お会計の額も、全てスポンサーにかかっています!

最後に

今回はキャバクラの付け回し術について解説しました。

キャバクラボーイの仕事の中でも花形だと言えるでしょう。

繁盛するかどうかは、キャスト女性の容姿や営業能力に左右されると思いがちですが、実はこういった裏方の力も大きいのです。

特に付け回し術は

  • キャスト女性のタイプなどの把握
  • シュミレーションなどの準備
  • ホール全体の空間把握能力
  • 時間管理能力
  • スポンサーやお客さんの好みのタイプを見極める観察力
  • 時にはサクッとチェンジする見切りの良さ

など経験とスキルを要します。

フリーのお客様からワンセット内で以下に場内指名と延長をゲットするか

キャスト女性とボーイの二人三脚です。

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