割り切りや援助交際について風俗内勤スタッフとして真面目に考える
2023/01/17
女性が、今すぐ、手っ取り早く多額のお金を手に入れる方法として、風俗ワークがあります。在籍するお店を利用するお客さんに、決められた性サービスをして、ごく標準的なデリヘル嬢で平均4万円という金額を1日で稼ぐことができます。
性的なことをして稼ぐ方法には他にも「AVなどのセクシー女優」「愛人、パパ活や割り切りなどの援助交際」などがあります。イマドキのAV女優の世界は競争が激しく、安定して高収入を稼ぎ続けることができる女性はほんの一握りです。
それに比べると、風俗や援助交際は誰でも簡単に収入を得ることができます。風俗嬢というとプロというイメージがあり、援助交際の方が気軽に感じられるかもしれませんが…
実はその考え方は間違っています。
自由で縛られない、相手を自分で選べる。そして売上をお店と折半する風俗店の仕事より割がいいという理由で、出会い系や交際クラブを利用して割り切りで稼ぐ女性もいます。
キャバなどの水商売や風俗のお客さん相手に、お店を通さない直引き（裏引き）を持ちかける女性もいます。
仕事内容は同じだし、相手も自由に選べるし、全額自分のものだし、いいことだらけ～♪
なんて思っている様ですが、個人で割り切り＝援助交際をする最大のリスクは「誰も守ってくれない」ことです。
とても大きな危険だと理解していますか？
風俗嬢のお給料について
割り切りなどの援助交際に手を出している女の子が必ず言うのが「風俗だとお店に儲けの半分を取られる」という不満です。風俗のお給料システムについて確認すると、お客さんの払う料金の55－60％ぐらいが女性の取り分になります。
その日に接客した分の合計金額から、雑費（備品代など）として10％ぐらいがさらに引かれる場合もあります。だから結局半分かそれ以上をお店に持っていかれることになってしまうんですね。
もちろんお店もそれを無駄使いしているわけではなく、お店・事務所の維持費、お仕事に必要な備品の購入、集客のための宣伝広告費に投資しています。ただ働く女性の中には、体を張って接客しているのは私なのに！損している！と感じる人もいるようです。
風俗店に所属せず客やパパを探すということ
風俗店に所属せず、出会いサイト・出会いアプリ・出会いカフェ・出会いバー・交際クラブなどで自分で相手を探す。
定期的に会うか1回だけの割り切りか、交際（仕事）の内容は茶飯（お茶やご飯）だけかエッチか、どこまでするか、金額をいくらに設定するか、こういうことを全部、相手の男性と交渉して決めることができます。
いいパパを探し月極で何十万というお手当を貰っている子もいれば、1回割り切り1.5万円程度でエッチをする子もいます。
割り切りセックス＝売春
援助交際や割り切りという言い方からはわかりにくいですが、お金をもらってセックスをすることは売春です。売春は法律で禁止されています。
性サービス自体は届出義務が定められているだけで法律違反ではないので、風俗店は違法ではありません。
3つのリスクと最大のリスク
風俗店に所属せず個人で相手を探す稼ぎ方には、相手を選べる、内容を自由に決めることができる、金額的に割がいい（風俗店の手取りよりは高く設定できる）というメリットがありますが、その分、大きなリスクもあります。
代表的な3つのリスクは
安定して稼ぐことが難しい（自分で集客しなければいけません）
エッチありなら本番することになる（ヘルスなどの風俗なら本番は禁止）
身の安全面でリスクがとても高い
です。では、最後の安全面のリスクについて、考えてみましょう。
店が女性を守らないお金の稼ぎ方は危険
紳士的だと思っていた男性が豹変しても…薬物や盗撮の被害にあっても…レイプ、輪姦、SM行為などの暴力を振るわれても…お金を盗られても…ほぼ泣き寝入りです。
最悪、後遺症が残るような大けがをしたり殺される可能性だって、ないとはいえません。
風俗店が安全に高収入を稼げる理由
風俗店だって、密室で知らない男性と2人きりじゃない！
こう思うかもしれませんね。ですが風俗嬢にはお店という存在がついています。お店には男性スタッフが揃っています。風俗スタッフの最大の仕事の1つは、働く女の子を守りサポートすることです。
トラブルにはコール1つで、対応します。危険を感じたら飛んでいきますし、女の子はスマホと体を隠す服だけひっつかんで部屋を出てもらって大丈夫です。そもそも風俗店でお客さんがそこまで危険人物ということが、ほぼありません。
店が出てくる。店に詰められる。必要であれば法的な対応をとられる。どれもお客さんとしては勘弁して欲しいことばかりです。
ただしこれはきちんと行政の許可をとって営業している優良風俗店の話です。違法風俗店は存在自体が後ろめたいので、危険な客もそこにつけ込んで集まってきます。
悲しいけれど…風俗嬢の方が営業ウーマンより安全だったケースも
余談になりますが、力が男性より弱い女性であることで高まるリスクって絶対ありますよね。とある女性のお話です。
風俗のお仕事を始める前は、製薬会社でMR（営業）の仕事をしていました。女性ができる仕事としては高収入です。私の友人は、保険会社で営業をしていました。
営業する相手は男性がほとんどです。セクハラも多かったですし、接待・お酒の席で危険な目に遭ったこともあります。特に私の会社は、女性であっても男性であっても扱いは同じで、夜に接待があっても自分1人です。
上司や同僚が同伴してくれるわけではありません。高収入とリスクを天秤にかけて仕事しているような毎日でした。友達の同僚の中には、そういう危険を回避できず、辞めてしまった子もいるそうです。仕事内容は全然違いますが、風俗のお仕事を始めてからの方がリスクが下がったと言えますね。
最後に
損して得とれ
なんて言葉がありますが、目先の金額だけを見て判断すると思わぬ危険があります。割り切りや援助交際の方が風俗で働くより割がいいというのも…
しかし、集客や客管理も全て自分でしなければならない。毎日スケジュールを埋めることができたり、定期の太客をしっかり捕まえられる子はごくわずか…という点を考慮すると…微妙です。
