スタッフの最大のストレス?風俗店のクレームはどのようなものか?
2022/04/09
サービス業、接客業には、クレーム対応が付き物です。
一般企業であってもクレームはあるのですが、クレーム対応専門の部署があったり、営業でもなければ「お客様」「クライアント」と直接関わらない仕事もたくさんあります。
ところが風俗店で男性スタッフとして働けば、クレーム対応も仕事のうちです。
仕事だと割り切っていても、クレーマーの相手はやはり疲れます。
クレーム対応に慣れていない新人スタッフの男性は、上手なクレーム対応を学びたいと思っているでしょう。
また今まで接客経験のない男性や、気弱な男性、コミュニケーションが苦手な男性は、風俗店へのクレームというだけで、相当大変なイメージを抱いているかもしれません。
勤務時間が長いとか、デスクワーク以外の作業があるのは我慢できるけれど、モンスタークレーマーやややこしい輩の相手だけは勘弁して欲しい...
クレームが怖過ぎて、風俗店の求人に応募できない。
風俗店スタッフとして働きたいと思っているが、どのようなクレームがあるのか、事前に知っておきたい。
という男性のため
1.どんなクレームがくるのか
2.各クレームへの対処方法
3.クレームを事前に防ぐために、スタッフとして常に心掛けておくべきこと
4.クレーム対応能力を向上させるためにすべきこと
について解説します。
クレームの種類
風俗店が受けるクレームは様々ですが、どんなクレームが多いのか、その代表的なものを挙げると
- 風俗嬢の容姿が、思っていたのと違う
- 風俗嬢の接客、態度が悪い
という女性についてのクレームと
- 接客態度が悪い
- 料金間違いなどお金についてのミス
- 予約のミス
といった男性スタッフに対するクレーム
この2種類があります。
特にデリヘルは
ホームページのプロフィール写真しか判断材料がなく、店によってはいわゆる、写真詐欺、パネルマジックと呼ばれるレベルで、写真と実物が異なる
受付が電話対応のみになり、お互いの顔や周りの様子が見えないので、誤解を招きやすい
ために、クレームが起きやすい傾向が若干あります。
各クレーム対処方法
上記5つのクレームに、現場のスタッフがそれぞれどう対応しているか
これは実は完全な正解はありません。
1件1件のクレームがそれぞれ事情の異なるものだからです。
・癖の強いお客様
・いわゆるモンスタークレーマーと呼ばれる悪質なクレーム
・個人の感じ方
・その時の女性の事情や感じ方
・その時の状況
といったように千差万別で、片方の言い分だけを聞いたら絶対黒に思えたものが、実は白だったなんてこともあり得ます。
なのでクレーム対応というものは、風俗店に限らずどのサービス業でも難しいのですが、上記それぞれについてある程度の指針を示します。
風俗嬢の容姿が、思っていたのと違う
このクレームは基本的に受けません。
なぜって、その写真を公開しているのは我々風俗店だからです。
女性を魅力的に美しく見せる写真を撮り、レタッチ加工を施してネットに掲載するのですから、実物を見ると
あれ?
う~ん、ちょっと違う...
という感想を持つお客様が出てくることは、予想範囲内です。
たまに、写真撮影した時と全然違う髪型・髪色に女の子がしてきて、雰囲気がガラッと変わってしまい
これは...やばいな
と思う時があります。
こうならないように、女性とのコミュニケーションをマメに取り、定期的に写真更新するよう努めているお店は安心だと言えます。
またネット指名ではなく、タイプ指名の場合は、上手にお客様の好みを把握することも大切です。
お客様から女性の容姿についてクレームがきた場合は、否定はしませんが
・軽く流す
・じゃあ、次回は、よりお客様の好みに合う子をお付けしますね
・ああ、そうでしたか...サービスはいかがでしたか?
という対応をすることが多いです。
風俗嬢の接客、態度が悪い
この場合、怒りが頂点に達しているお客様に言い返しても何の特にもなりません。
火に油を注ぐだけです。
まずはお客様の言い分をきちんと聞きます。
何の時に具体的にどうだったのか、分かるほうが、女性に注意・指導するにしても筋の通った話ができます。
その上で女性の言い分もきちんと聞いてあげなければなりません。
というのは往々にして、お客様にも原因があるからです。
お客様が「〇〇プレイを嫌がった!」と言っていても
女性に話を聞くと、その前に、お客様から乱暴なプレイや本番強要などのルール違反があったり...
お客様が「楽しくなかった」「反応悪いし、エロくも何ともない」と言っても
女性に言わせれば「話しかけても返事をしないから、プレイに徹した」「先に暴言を吐かれた」ということもあります。
プレイが下手だったと言われた女性が、店でも屈指のテクニック派で他のお客様からは高評価なこともあります。
まずはお客様の言い分を聞く
女性の話も聞く
その上で判断し、女性に非があればお客様にお詫びした上で女性にしっかり指導します。
女性に非がなければ
「客様の貴重なご意見を参考にさせて頂きます。
今後もよろしくお願いします。」
といった定番の対応をしたり
「すみません、相性が悪かったんですね。」
といったように相性の問題に転換してしまうこともあります。
スタッフのミスに対するクレームは、誠心誠意謝る
スタッフに対してのクレームは、内容があまりに理不尽だったり、執拗な、いわば言いがかりのようなものでない限り、誠実に対応するのが普通です。
ミスを起こさないことが一番大切ですが、人間ですから、忙しい時などは特に、どうしてもミスが起こってしまいます。
その時に
すぐに気付けるか
指摘されたら、迅速に丁寧に謝れるか
お客様に笑って許してもらえる関係を築けているか
が重要です。
常連客や風俗で遊びなれているお客様、紳士的なお客様であれば、こちらが誠心誠意対応すれば、理解してらえます。
お客様の寛容度を左右するのは、スタッフの接客態度です。
クレームを事前に防ぐためにスタッフとして常に心掛けておくべきこと
クレーム自体は、サービス業である限り、必ず起こります。
クレームゼロを永遠に続けることは、不可能です。
ですが、クレームに振り回されないためには、事前にいくつか心掛けておくべきことがあります。
これは風俗スタッフの心得だと言えるでしょう。
・悪質なクレーマーと、お客様の当然の意見・要求に、きちんと線引きする。
・女性としっかりコミュニケーションを取る。
・お金と時間はトラブルの元。ダブルチェックを忘れない。
・まずはお客様の言い分をきちんと聞く。「でも」は禁物。口癖になっている人は注意。
・スタッフは女性を守らなくてはならない。間違っても自分のミスを女性のせいにしないこと。女性キャストからの信用を失っては、風俗店は成り立ちません。
・自分は1人ではなく、後ろにお店や会社が付いているので、萎縮しないこと。
・どうしてもクレーム対応が苦痛なら、直接怒鳴られることがないデリヘルのほうが良いかも。
クレーム対応能力を向上させるためにすべきこと
クレーム対応が避けられないのであれば、せめて上手に対応したいものです。
既に述べた内容と重なる部分もありますが、クレーム対応能力の向上のためにすべきことを考えてみましょう。
それは一言で言えば「備えあれば憂いなし」です。
クレームの多くは、実は、事前に
「これ、やばいかな」
「今のもしかしてミスしてないかな」
という予感が結構あるものなんです。
それをそのままにしておくと、後でやっぱり...ということになり、あの時しっかり手を打っておけば良かったとなります。
・日々の仕事で、大事なポイントはしっかり確認して行う
・女性の様子をしっかり観察し、気になる点があれば、問題が起きる前に対応しておく
・最初に対応した時に違和感を持ったお客様には、ルールの再確認など、念を押しておく
といった先回りの姿勢が大切です。
これができていると、クレーム自体が少なくなりますし、起こっても落ち着いて対応できます。
まとめ
クレーム対応は、やはり誰でも嫌なものです。
なんとなく、風俗業界のクレーム対応は、他業界に比べてハードなのではないかと心配している人が少なくないでしょう。
確かに接客業である以上、小売店・飲食・宿泊業などと同じようにクレームはあります。
また昨今はクレーマーが増え、世の中全体が疲れている傾向があります。
女の子と一緒に、あるいは女の子の代わりに、お客様から怒鳴られることもあります。
風俗嬢が仕事と割り切って性サービスを提供するように、我々男性スタッフ側も割り切りが重要だと言えます。
気弱になりがちなタイプなら、直接顔を見てクレーム対応しなくて済むデリヘルが良いでしょう。