日本の性の未来を世界は羨むのか?蔑むのか?

      2023/07/18

日本の性の未来を世界は羨むのか?蔑むのか?

昨今の日本は

  1. 夫婦間のセックスレス 50%以上
  2. 童貞率 25%に上昇
  3. 処女326万人以上

と、かつて江戸時代には性に奔放だった日本で、明治の文明開化以降に始まった「純潔教育」。バブル期前後の一時期は奔放気味になっていましたが、長引く不況のせいでしょうか?またしても明治以降の日本のように「純潔教育」再来か?と思いたくなる昨今の性交渉事情となってまいりました。

そこで、性交渉にまつわる様々な数字を見ながら、今後の日本の「性」について考えていきたいと考えました。

日本の男はロリコン好きが多いと誤解される理由

日本の男はロリコン好きが多いと誤解される理由

世界から見た日本男性は「ロリコン好き」という偏見があります。たしかにアニメの影響も無いとは言い切れませんが、それよりも「性の後進国」とも呼べる我が日本の「性交同意年齢」の低さに注目してください。正直なところそちらの影響のほうが大きいのではないでしょうか?

  1. アメリカ…16〜18歳(州によって異なる)
  2. イギリス・カナダ・フィンランド・韓国…16歳
  3. フランス…15歳
  4. ドイツ・イタリア…14歳

日本は、少し前までは「13歳」でした。性交合意年齢が明治に制定されてから100年以上経って最近ようやく「16歳」に引き上げられました。

ですがいくら未成年と成年の性交渉を目の敵にして合意年齢を引き上げたところで、クラスメイトの中高生同士でセックスするので、この「性交合意年齢」にどこまで効力があるのかは筆者にはよくわかりません。

中学生~高校生 男女別SEX経験率

中学生~高校生 男女別SEX経験率

ではこちらの数字を見てください

  1. 中学1年(13歳)→ 男:0.6% / 女性 :1%
  2. 中学2年(14歳)→ 男:2.2% / 女性 :1.1%
  3. 中学3年(15歳)→ 男:6.9% / 女性 :3.4%
  4. 高校1年(16歳)→ 男:11.8% / 女性 :9.4%
  5. 高校2年(17歳)→ 男:21.1% / 女性 :16.2%
  6. 高校3年(18歳)→ 男:27.6% / 女性 :18.1%

2014年と、少し古い調査ですがこのようになっています。

参考文献:日本性教育協会│2014年度児童・生徒の性に関する調査報告

男女別SEX経験率は低下

データをアップデートしてみましょう。

こちらは2021年のデータとなります。()は2014年の男女の経験率となります。

  1. 13歳:3%(0.8%)
  2. 14歳:5.9%(1.6%)
  3. 15歳:10.3%(5.1%)
  4. 16歳:20.7%(10.6%)
  5. 17歳:27.6%(18.6%)
  6. 18歳:24.6%(22.8%)

中・高校生においては、経験率が上昇しているのが分かります。

昨今、「若い子の貞操観念が低下」と言われて久しいし、間違った知識で暴走する青少年の性交渉を止めさせたい大人の意見もよくわかります。

ですが「性欲」は三大欲求のひとつですし、しっかり避妊や正しい性行為をしている子たちに対して「若い子の貞操観念が低下」というのは偏見だとも感じます。

数年前、ある自治体が「未成年者へのコンドーム販売を禁止する条例」を言い出したことがありました。

そんなことをしたら性病と中絶が蔓延してしまいます。筆者はむしろ自治体が未成年にコンドームを配り、正しい装着方法を指導すべきだと思っております。

婚外性交渉の割合

婚外性交渉の割合

婚外性交渉とは、夫・妻以外の相手とのセックスを指します。日本性科学会セクシュアリティ研究会の報告によると、男女ともに3人に1人が配偶者以外と大人の関係にあるそうです。とくに女性は、ここ10年でその割合が4倍と激増しています。

婚外性交渉が増加傾向にあるのは、男性のセックス嫌いに他なりません。

「セックスがめんどくさい、疲れる、ひとりでした方がイイ」

という、女性に真剣に向き合わない、特に特定のパートナーに向き合わない男性が多くなっているのが原因と言われています。

あと、出産後のセックスレスも他国に比べて多いので、「妻(夫)以外とだったらする」人の割合も無視できません。

セックス肯定派と否定派にはっきり分かれる今後の日本

セックス肯定派と否定派にはっきり分かれる今後の日本

数字を見る限り、する人はするし、しない人はしない。すなわちセックスライフの二極化が今後ももっと進んでいくと筆者は予想します。

童貞率が上昇しているのは、セックスに対する否定派の数が増えているからだと考えます。女の子の前で裸になるのが恥ずかしい特定のパートナーに向き合うのが面倒くさい。それが長じて

「セックスそのものがめんどくさい、疲れる、一人でした方がイイ」

という無味乾燥で味気ない結論に至ってしまいます。

ただし、本当は女性とセックスはしたいけど女性との接点そのものがないというケースもあります。こちらは除外したほうが良いですね。

なので一概にはいえませんが、性に対する考え方が時代と共に変化していることは間違いありません。もしかしたら、マイクロペニスコンプレックスを抱いているのかもしれません。

まとめ

セックスを「したいけど女性との接点がない」人を除いても、セックスしたくない男性が増えているのは確かです。その一方で婚外交渉の数は増加傾向にあります。

日本の性の未来は今後ますます二極化が進んでいくことと思います。それは世界から見て良いことか悪いことか?一体どうなっていくのでしょうか?

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この記事を書いた人

miumiureise
東南アジアとヨーロッパを中心に外こもりライフを満喫中。日本の夜遊びはだいたいハプバーかフェティッシュイベントが好きだけど、昼間は美術館でヌード作品の鑑賞が好き。