風俗用語【口開け】とは?用語解説とその重要性と人気の秘密
2023/04/29
風俗業界には、様々な業界用語が存在します。用語の中には、スタッフ間でのみ使われる用語や、スタッフとキャストの間で使われる用語など使用シーンも様々です。
今回、解説する風俗用語「口開け」は、風俗客とスタッフの間でも割とよく使われる用語です。
お店やキャストにとって重要な「口開け」。そしてお客様から人気の「口開け」について。用語解説とともに、その重要性と人気の秘密をお話していきたいと思います。
口開けってどんな意味
口開けとは、キャストが出勤した日の最初のお仕事のことを意味します。また、その日のお店の一番客に対しても「口開け」と呼ばれる場合があります。
言葉の由来
「口開け」は閉じてある容器の封を切ることから転じて、物事を始めるという意味で使われるようになりました。
風俗業界ではこんな使われ方をしている
例:スタッフ → キャスト
Aさん、口開けから予約がたくさん入っていますので、本日はよろしくお願いいたします。
Bさん、本指の〇〇様から口開け予約が入りました!
例:お客さん → スタッフ
今からスグ案内できる子で、口開けまだの子いますか?
Aちゃんの明日の口開け予約できますか?
口開けはお店・キャストにとって重要!
キャストにとって口開けがあるということは、その日最低でも1本分のお給料が確定します。風俗嬢のお給料は完全歩合制のため、口開けがない!ということは、業界用語でいう「お茶を引く(お給料ゼロ)」を意味します。
また、出勤と同時に口開け予約があると、女の子もお仕事のモチベーションもあがり、サービスの質の向上にも繋がります。
風俗業界では1回の接客を1本と呼びます。
これは江戸時代の吉原遊郭から今に残る歴史ある業界用語です。江戸時代には、今のように便利なタイマーなど当然ありません。そこで、1回の接客時間を1本の線香が燃え尽きるまでと定めたことから、現代でも1回の接客を1本と呼んでいます。
スタッフもプレッシャー
女の子に「お茶を引かせない」ため、スタッフもあの手この手で口開け予約を確保しようと必死です。
なぜなら女の子がお茶を引く、ということは、女の子が辞めてしまう可能性があるためです。
ちなみに3日連続でお茶を引くと大抵の女の子は辞めてしまいます。お店の売上は女の子の数に比例しますので、1人でも多く長く働いてもらうためにも「口開け予約」を取るのに日々、尽力します。
スタッフからお客さんに口開け提案
このようは背景もあり、口開けという用語は【スタッフ → お客さん】という使用例もあります。
明日〇〇ちゃん、予約したいんですけどできますか?
申し訳ございません。その日はあいにく〇〇さんは予約満了ですが、〇〇さんに近しい雰囲気で〇〇さんでしたら、お客様がご希望の時間帯で口開け予約可能となっております!
口開けはパワーワード!
多くの風俗客が好む女性キャストとは、穢れていないスレていない女性です。清楚系女子がもっとも風俗業界で需要があると言われているのも納得できます。
新人・業界完全未経験(略して「完未」)が人気ワードのように、「今日、まだ誰にも触れられていない女の子を汚したい!」という男性心理を煽る人気ワードのひとつとされています。
口開け以外では遊ばない!という層
新人キラー(新人の女の子としか遊ばない)と同じように、口開け以外では遊ばないという層も少なくありません。
先述した通り、「今日、まだ誰にも触れられていない女の子を汚したい!」という欲求もありますが、もうひとつに「性病への不安」があります。
性病への不安は、キャストだけの不安だけではなく、風俗で遊ぶ男性だって不安です。口開けなら誰とも粘膜接触していないため、性病のリスクが回避できる!という考えも少なからずあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
風俗用語には、隠語という側面もありますが、言葉の意味、そして、その用語の中に隠されている本質を知ることが重要となります。
ただ知っているだけではなく、その用語をどう使えばお客さんに訴求できるかを常に考えていくのもスタッフとして質を上げる大切な作業です。