風俗店員の寮事情 ~住む場所を探している男性は最初は寮、そして自分だけの部屋にステップアップを!
2016/06/30
現在家がなくて住居を探している方、地方から首都圏や関西などの都市部に移りたい方にとって、社員寮を用意してくれている風俗店員の仕事はちょっと気になりますよね。
そこで今回は風俗店の寮についてお話します。お店によってはスタッフとして採用が決まれば即その日から寮への入居をOKしてくれるケースもあります。住まいに困っている人にとってとてもありがたい制度です。
ただし、何年も寮というわけにはなかなかいきません。最初は寮住まいをして、そして自分の部屋を持つというステップアップをするのが一般的です。そこで、最初は寮、そして最終的には自分の部屋を確保する方法についてもお話します。
新しく住居を確保するには、かなり大きなお金がかかる
一人暮らしをスタートするのにどのくらい資金が必要なのか試算してみましょう。
まずワンルームなどの部屋を借りるには家賃の5倍くらいのお金が必要になります。前家賃、敷金、礼金にそれぞれ1ヶ月分、さらに不動産屋の仲買手数料や保険、管理費など積み重なっていきます。
例えば都内の物件だと6~8万円くらいが相場です。仮に家賃を7万円とするなら部屋を確保するだけで35万円かかるわけです。
さらに、家具や家電製品なども揃えたら、それほど贅沢をしないでも間違いなく50万円以上かかる…これが住まいを新しく確保して生活をスタートする資金です。
「都内で働きはじめたいが、そんな資金は到底もっていないよ!」
そういう方が多いのではないでしょうか?
そうした時に強い味方なのが、風俗店が店員向けに提供する社員寮になります。
風俗店が用意する店員用の寮には、有料と無料(もしくは超格安)と2種類ある
社員・店員のために用意されている「寮」と一口に言っても、実は2種類の違ったカタチの寮があるんです。
- 有料でそれなりに寮費がかかるマンション寮
- そしてもう1つが寮費は完全無料、場合によっては光熱費も無料というケース
…という2つです。
「どうせなら安い方、無料の方が良いんじゃないの?」という声が聞こえてきそうです。金銭面以外の面もちゃんと見てください。それぞれメリットとデメリットがあるんですよ。
これから寮について詳しくご説明します。それを踏まえて、どちらの条件のお店にするかを考えるようにしましょう。
寮費がほぼ月家賃くらいかかるマンション寮
まずお店が寮のためにワンルームマンションを何部屋を確保しており、寮費を取って従業員へ貸してくれるケースです。普通のワンルームマンションがほとんどですから、上の写真のような部屋を想像すると良いでしょう。
なお、寮費は多少の補助はあるとはいえ、一般的な家賃に近い額を給料から引かれます。ただし、敷金をはじめとする初期費用がまったく要らないことから、住まいがなくて困っている人には新生活をスタートすることがとても楽になります。
有料 マンション寮のメリット
- 自分ひとりの空間を確保でき、周囲に気兼ねなく生活できる
- マンションを借りる敷金・礼金などの初期費用がないので手元に資金が無くても生活スタート可能
- 入居審査などがなく、面接で採用が決まれば割合すぐに入居できる
有料マンション寮のデメリット
- 寮費は普通のマンションの家賃とそれほど変わらない
- 水道光熱費も込みの金額になり、一見すると高額に感じる場合も多い
- 鍵などはお店も管理しているので、プライバシーを極端に気にする人には向かない
無料の寮を用意してくれるお店も!ただし暫定的な住まいと考えよう
上の画像が風俗店などで無料で提供される寮のイメージです。大抵の場合は大き目の部屋に2~4のベッドが置いてあり、そこで他の従業員と共同生活をするようになります。また有料でも寮費がかなり安い場合には、似たような環境なことを想像してください。
無料・格安な寮のメリット
- 入居費用がかからない
- 家具代などもほぼ必要ない場合が多い
- 寮費がタダ、もしくはかなり安い
無料・格安な寮のデメリット
- 基本的に集団生活となる
- プライバシーはかなりなくなってしまう
- 住み心地は同室のメンバー次第でかなり変わる
複数名で1部屋をシェアすることが基本になりますので、どうしても集団生活になります。プライバシーを気にする人にはちょっとつらいときもあります。職場の人間と同室になり、人間関係的にキツイと感じることもあるかもしれません。
仮に同室メンバーがとても良い人だったとしても、時には寝ているときにイビキ・歯ぎしり・寝言がかなりうるさかったりする…なんてことも発生しうるのがこういう環境の厳しいところです。
こうした無料・格安な寮はあくまでも、資金が貯まるまでの仮の住まいと割り切りましょう。実際に多くのお店ではそうした「暫定的な住居ポジションとして、寮を使ってください」と店員に説明しています。
なるべく早く卒業して、快適な自分だけの部屋を確保することが大事です。
早めに自分の部屋を確保して、住まいをステップアップ!
これまで説明してきたように、風俗店は店舗スタッフ用に寮が用意されていることから、ここ直近の住まい探しで困っている人の強い味方だということはおわかりいただけたと思います。
一方で風俗店の寮はあくまでも「仮の住みか」と考えた方が間違いありません。せいぜい数ヶ月、多少長くても1年くらいの間には自分で部屋を借りるようにしてください。
ハッキリ書かせてもらうと、寮住まいのうちはお店から、内心半人前扱いされている可能性があります。
つまり寮に入っている段階では風俗店や店舗運営会社の中で評価はそれほど上ではない…つまり昇進しにくく、給料が上がりにくいと思ってください。(もちろんそれ相応の理由がある場合は別です)
シビアな言い方をすれば、部屋を借りるお金も貯金できないということは、お金の管理に問題があるとみなされるからです。
お店のお金も管理する上の立場、より高収入な役職者になりたいなら、早めに寮から脱出することをお勧めします。
現在住まいがない状態なのは仕方ないとして、早い段階で寮から自分で部屋を借りるようにステップアップしていきましょう。
風俗店員でも、お店と提携している不動産屋なら大丈夫!
いざそれなりの資金が貯まって自分で部屋を借りようとしても、風俗店勤務とストレートに不動産屋に言えば部屋を借りるハードルがいきなり上がります。
これは風俗店勤務に限らず水商売などの夜の仕事だったり、フリーランスなど収入が安定しないと世間一般から思われている職業全般で当てはまるデメリットです。
でも安心してください。それなりの規模の風俗店の場合には、風俗店は女の子用の寮や住居の世話などもあって、必ずと言ってよいほど提携不動産会社があります。
お店を通して不動産屋を紹介してもらえば、かなり部屋を借りるのもスムーズに行くはずです。
寮からステップアップして自分の部屋を借りよう!という方は、まず勤め先の店に相談しましょう。
魅力的なゼロゼロ物件を選べば、初期費用を抑えることも
なるべく早く自分の部屋を借りたいが、資金面は心許ないという方も多いでしょう。そうした場合にはゼロゼロ物件と呼ばれる部屋を提携不動産屋に相談してみてください。
ゼロゼロ物件とは、敷金、礼金がゼロの物件のことです。ただし「じゃ初期費用ゼロだね。ラッキー!」と思った方は待ってください。それ以外にも費用はかかります。
最低でも前家賃や仲買手数料が必要なので、安く済んで家賃2ヶ月分、普通なら3ヶ月分の資金が必要になります。家賃7万だとしたら、部屋代の初期費用として20万円くらいは用意しないといけないと思ってください。それでも普通にかかる5ヶ月分を考えたら、割安に自分の部屋を確保できるありがたい仕組みです。
また、こうしたゼロゼロ物件はちゃんと家賃を払える人にしか貸しません。水商売・風俗の従業員は借りにくい傾向にあります。お店の提携不動産会社に必ず便宜を図ってもらうようにしてください。
尚、場合によっては寮がいっぱいなために、お店から有利な条件でゼロゼロ物件を紹介…というケースもあります。
まとめ
今回は風俗店の寮にまつわるお話として
- 店舗スタッフのために寮を用意している風俗店やその運営会社がいくつもあること
- 容易されている寮は2種類あって条件がかなり違うことを知っておこう
- そして寮はあくまでも困ったときの仮の住まいとして考え、将来的にはしっかりと自分の部屋を借りよう!
というお話でした。いかがでしたでしょうか?
住む部屋を探している方、直近で住む場所に困っている方は、ぜひ上手に風俗店で用意されている寮を上手に活用してください!