売上を横領!持ち逃げした風俗店員はどうなる?

   

売上を横領!持ち逃げした風俗店員はどうなる?

 

持ち逃げ、横領、決して許されることではないれっきとした犯罪です。

一般企業で働いていてこのようなトラブルに遭遇することはなかなかありません。しかし風俗や水商売の業界では「あるあるトラブル」のひとつにこの「売上金の持ち逃げ」があります。

一般企業であれば懲戒免職されたり、ときにはニュースで取り上げられるような大変な犯罪ですが、これが頻発する風俗業界だと、対応はどういったものになるのでしょうか?

怖い人が出てくる?海に沈められる?オトシマエをつけさせられる?

どうにも恐ろしい想像になってしまいますが、実際のところはどうなのか、今回は「風俗スタッフと持ち逃げ問題」について解説させていただきます。

風俗業界は「持ち逃げ」が多い?

風俗業界は「持ち逃げ」が多い?

大変残念かつ不名誉なことですが、風俗業界や水商売など夜職と呼ばれる業界では「売上金の持ち逃げ」が日常茶飯事と言っていいほど頻発しています。

「あぁ、またか…」と思ってしまうくらいめずらしいことではありません。

風俗や水商売では他のサービス業とは桁違いの現金が日々動きます。常に身近に大金があり、お金を触る機会も多いことなどから「つい魔が差して店の売上に手を付けてしまった」というケースは非常に多いです。

風俗でよくある横領の例

 

さて、問題です。風俗店でお店の売上を持ち逃げするのは誰でしょうか?

なんとなくお金を持ち逃げしてしまうのは下っ端のスタッフなのではと思ってしまいがちですよね。しかし、実は店長などの役職クラスが売上を持ち逃げすることも多々あるのです。

この場合、店長は雇われ店長ということになり、オーナーが別にいることになります。

金庫から売上金をゴッソリ持ち逃げ

風俗での現金の取り扱いは、事務所に金庫がありその日の売上金をそこに保管しておき、1日の終わりや決まった時間に経理担当者が回収に来たり、銀行に入金するような場合がほとんどです。

そういった場合、多額の現金があることをスタッフであれば誰でも分かります。

 

ちょっとした隙を狙って売上を丸ごと持ち逃げ…なんてこともめずらしくありません。

少しずつ着服する

一気に持ち逃げするだけでなく、少しずつ料金を誤魔化して着服するケースもよく見られます。

例えば正規料金20000円を支払ったお客さんがいた際に、店が発行した3000円の割引クーポンを勝手に適用させ差額の3000円を自分のポケットの中に…といった手口です。

持ち逃げをするとどうなるの?

持ち逃げをするとどうなるの?

「風俗業界で横領なんてしたら、東京湾に沈められる」というのは冗談ですが、漫画や映画などのイメージからこのように考える方もいるのではないでしょうか。

実は現実世界では昨今は暴対法や業界の健全化などが進んだお陰で、反社会的な人たちと付き合いがあるという店はほとんどありません

一般的なイメージだと横領=業務上横領で逮捕というイメージがありますが、風俗業界などの場合はすぐには被害届を出さないという場合も多く、横領したお金を返済する意思があれば示談という形をとるお店もあります。

また風俗業界は広いようで実はコミュニティが狭いのです。横領後音信不通や逃走するなど更生の余地がない場合、風俗関係者のコミュニティで情報が共有され、働ける店舗がなくなってしまうケースも多いです。

また、最近ではSNSなどで「持ち逃げ犯」としていわゆる私刑にされることもあり、一度全世界に拡散されてしまった情報を削除したり回収することは難しく、他県にある風俗店であっても持ち逃げのことがバレて採用されない可能性も高くなります。

 

こうなってしまうと、氏名や顔写真が出回ってしまうので風俗業界だけでなく一般企業への就職も難しいでしょう。

すぐに被害届を出さない=横領してもいいわけではもちろんなく、むしろSNSなどでの私刑など「社会的に終わる」といってもいいほどの制裁がある可能性もあります。

風俗業界の横領はお金だけじゃない

風俗業界の横領はお金だけじゃない

横領=お金というイメージがありますが、風俗業界における横領は現金だけではありません。在籍している女性キャストに手を出すことも横領のひとつと言われています。

一般企業でも横領は現金もしくは業務に関する物品・商品が対象となりますが、風俗の場合は在籍している女性自身がお店の「商品」であるため、「風紀違反=店の売り物に手を付けた」ということに繋がります。

 

そのため風俗業界などでは「風紀違反はご法度」と厳しく言われています。風紀違反が発覚した場合は双方から100万円ほどの罰金を設けているお店も多いですよ。

しかし中には、本気で好きになってしまい在籍キャストと恋仲に発展するケースもめずらしいことではありません。店長やオーナーにあらかじめ話をつけるなど、きちんとした手順を踏んでいる場合や、お互いに本気なのが見て取れる場合は交際を認めてくれるお店も多くあります。

しかし、それが真剣交際だとしても、他のキャストやスタッフの目もあるので、女性はそのまま同じお店に在籍し、男性スタッフの方が他の系列店に異動になることがほとんどです。

まとめ

職場のお金を持ち逃げ、商品に手つける、社会的な制裁を受ける、と世にも恐ろしい話をさせていただきました。

風俗は年齢・経験・経歴不問で、多くの人に雇用のチャンスを与えています。あくまでも就職後のお店での働きを評価してくれる非常にフラットな職場です。ですので、やる気があればどんどん出世できますし、責任のあるポジションを任せられることもあります。

そういった仕事の成果や期待を一瞬で失ってしまうのはとても残念なことだなと思います。

 

大事なことなので繰り返しますが、持ち逃げ・横領は犯罪です。

それがめずらしくない頻度で起きる風俗業界ですが、逆に考えると、頻発しているからこそ良くも悪くも慣れています。横領事件が一生のうちで起きるか起きないかの一般企業に比べ、慣れている分、対応のやり方やスピードも早いです。

たかが風俗と安易な気持ちでやってしまうと、その後の人生を棒に振るような取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。

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この記事を書いた人

フージョブ編集部
風俗で働く男性を応援するメディア「フージョブマガジン」を運営するチームです。風俗のスタッフ求人や風俗業界で働くことに関する情報を発信しています。