【風俗スタッフの知らなきゃヤバい】唾ローションはリスクしかない!
「唾ローション、やめてほしい」
SNSでたびたび見かける風俗キャストらしき女性のこのような投稿、見たことありませんか?
風俗業界でも以前より認知度が高くなり、タブー視されはじめている「唾ローション」ご存知ですか?えっ、何がダメなの!?とドキッとした方もいるのではないでしょうか。お客様だけなく風俗スタッフの中にもその存在や理由を知らない、問題視できていない方も珍しくありません。
しかし!これは断言できます。 唾ローションは女性に嫌われます。嫌われるだけでなく、女性の身体にトラブルさえ引き起こします。
風俗スタッフたるもの、そんなトラブルの火種になる問題をしっかり把握ておかなければなりません。そこで今回は改めて知りたい「唾ローション」のお話です。
唾ローションってなに?
プレイ中、口の近くに手を持っていったと思ったら…ペッ!唾液を手にとってその手を女性器へ…という行為をしたことがある男性、少なくないのではないでしょうか。
まだ女性が濡れていないため唾ローションをするという男性もいますが、なかには十分に濡れていても唾ローションを行う男性も多いです。自分の唾液をローション代わりにする、これが「唾ローション」や「唾液ローション」と呼ばれるものです。
結論から言うと、この唾ローション、女性にとっては大変不快で衛生的にも最悪なものであり、やってしまうと印象はダダ下がりどころか、一気にマイナスといっても過言ではありません。
男性がついこれをやってしまう1つの要因にAVがあると考えられます。しかし、この唾ローションに悩むキャストも多く、SNSの営業用アカウントなどで唾ローションについての注意喚起をしているのを定期的に見かけます。
唾ローション、何でダメなの?
まず大前提として唾ローションは非常に不衛生です。口の中は細菌や微生物が人間の体内で一番高密度な場所と言われ、雑菌などが繁殖しやすい環境にあります。
日頃からどんなにケアをして清潔にしている人でも、口の中の菌や微生物をゼロにすることはできません。
それは自分の唾液でも他人の唾液でも同じで、唾液を性器につけるという行為自体多少なりのリスクがあります。
その中でも、唾液を大量に塗りつけて指入れなどで奥へ押し込んでいく「唾ローション」は病気を発症するリスクが高くなってしまいます。
膀胱炎
唾によって細菌が膀胱に入り、粘膜に炎症が起きてしまう
排尿痛や頻尿、残尿感、血尿などの症状が出る
放置したり治療が出来ていないと、腎盂腎炎に悪化してしまう可能性も。発熱や嘔吐などの症状が出て、酷い場合は入院になる可能性大
細菌性膣炎
細菌性膣炎は症状がカンジダと似ている
細菌性膣炎は膣内に細菌が増え、炎症が起きた状態
膣や外陰部の痛みやかゆみ、おりものの量が増加し匂いが強くなったり、性交痛などの症状が出ることが多い
対策って何かある?
風俗は身体が資本です。不衛生な唾ローションで体調を崩すことは絶対に避けたいもの。どういった対策が考えられるのでしょうか。
市販の潤滑剤を使う
市販の潤滑ローションを使うように誘導してもよし、ウエトラなどの中に注入するタイプの潤滑剤を予め少し多めに仕込んでおくのもおすすめです。なかにはウエトラを2〜3本仕込んでおくという女性も少なくありません。
ウエトラの場合、体温で溶けてちょうどよい感じになるので、デリヘルなど移動があるお店の場合はそのままでOKですが、店舗型で即即があったりする場合などはマグカップにお湯を入れて、そこにキャップを取る前のウエトラを入れて温めてから注入するなど工夫をすると良いですよ◎
また、お店で用意するローションは膣以外の全身にマッサージなどの目的で使うものとなっており、女性に使用する処方になっていません。これもまた乾燥などトラブルの原因になってしまうので、デリケートゾーンには「潤滑剤」「潤滑ゼリー」など専用のものを用意しておくほうが安心です。
免疫力を下げない
免疫力が落ちているときは、ちょっとしたことでも病気を発症してしまうもの。免疫力を高めることで病気を発症しにくくなるケースもあります。
普段から運動、十分な睡眠、バランスのいい食生活、腸内環境を整える、体を温めるなどに気をつけて生活できると◎
1日1本R-1のヨーグルトを飲んでたら病気にならなくなったという人も耳にしますね。
また最近ではラクトバチルス、ラクトフェリンのような腟内環境を整える乳酸菌サプリも注目されており、関連製品がたくさん販売されているのでチェックしてみてください。
洗いすぎない
唾ローションは危ない!と聞くと毎回洗い流そうとしたり、セぺなどで洗浄する人も少なくありません。
心理的にしっかり中まで洗いたいという気持ちもわかりますが、実は洗いすぎはかえって逆効果となってしまいます。洗いすぎることで逆にカンジダなどを発症してしまうなどトラブルの原因にもなります。
もし洗浄したいなら、インクリアなどの膣内の㏗値を整えてくれながら自浄作用を促すようなアイテムを使用する方がオススメですよ。
啓蒙活動をつづける
SNSなどで「唾ローションはNG」と注意喚起をしている方も少なくないと前述しましたが、こういった啓蒙活動は非常に大事なのではないでしょうか。
お客さんは全く知識がなく、よかれと思ってやっている場合が多いです。
接客中にそれとなく伝えることが難しい場合は、やはりSNSなどでの発信を続けることが重要です。また女性発信だけでなく、お店のブログなどで唾ローションについて触れてみたり、コラムへのリンクを置くなどでもいいかもしれません。
まとめ
どういうわけか世にはびこっている唾ローション。耳が痛い…という方もいたのではないでしょうか。最近はSNSなどでキャストの女性たちの声が外に向けて発信しやすくなったことで、こういった悪しき風習も改善されつつあります。
お客様だけでなく、風俗をはじめたばかりの女性などはこういった知識に乏しい方も少なくありません。
そのため、悩んでいたり相談された際に的確なアドバイスをできるとスタッフとしての株も上がるはずです。
ダメ、絶対!STOP唾ローション!