風俗業界の法令遵守とは何?どの法令を指すの?
2024/05/03
風俗業界の求人を見ていると、「法令遵守」という言葉をよく見かけます。
当店はしっかり法令遵守しているホワイトな会社ですなんて書かれています。
法
守る
これだけでちゃんとした会社な印象を受けますが、で、何の法令を守っているのでしょう。
「何の法令を守っているのか分からない」という人は少なくありません。
そこで今回は、風俗業界の法令遵守について解説したいと思います。
「法令遵守」ってなに?
風俗業界の求人を見ていると、「法令遵守」という言葉が書いてある会社が結構多いです。
「法令遵守」って書いてあると、なんだかちゃんとした会社っぽく見えます。
ちゃんとしたお店っぽいし…と、ひとまず応募、あるいはお気に入り保存する方も多いでしょう。
しかし具体的になにを守っているのかは、よく分からない…こんな人は少なくありません。
風俗業界の法令遵守とは、お店が「風営法をしっかり守っていますよ」という意味がほとんどです。
法令遵守とコンプライアンスの違い
法令遵守=コンプライアンス
法令遵守と聞くと、こう思う人も多いですよね。
コンプライアンスという言葉には、比較的馴染みがあるのではないでしょうか。
が、実は、この二つの言葉に含まれる意味は違うのです。
コンプライアンスは「法令と社会的なマナーを守る」こと
法令遵守は「法令を遵守する」こと
コンプライアンスを破った場合も法的な処罰を科せられるケースがありますが、コンプライアンスにはマナーも含まれるため、必ずしも法的な処罰が科せられるとは限らないのです。
しかし法令遵守は法ですから、破った場合は、必ず法令に基づいた処罰が科せられます。
風俗業界の法令遵守店は本当に安全?
法令遵守
大々的に書いてあるのが風営法を守っているという意味ならば、そこで気になるのが、それ以外はどうなのかということです。
まず、風俗業界全体の健全化も相まって、法令遵守店はちゃんと安全な運営をしているお店が多いです。
しかしながら法令遵守を謳うお店の中にも、違法スレスレな運営をしている店舗、会社がまぎれていることがあります。
あくまでも、風営法の範囲のみ最低限やっていて、従業員や顧客に対してはブラックというパターンですね。
こういう店を選んでしまわないように、しっかりと見極める必要があります。
法令遵守していない店
法を守る義務は、どの業種のどの会社にもあります。
特に性風俗の場合は、色々な届出等を提出したり許可を得てからでないと営業が出来ません。
有名なものだと、デリヘルなどの派遣型のお店の場合は「無店舗型性風俗特殊営業」、ソープなどの店舗型の場合は「店舗型性風俗特殊営業」などが挙げられます。
また店舗型風俗店に関しては、営業できる時間やエリアも定められています。
他にも働いて良い女性の下限年齢、許されるサービス内容の範囲決められています。
無届など法令を破って営業していた場合は、営業停止処分になったり、逮捕される事態になることもありますよ。
まとめ
昔は風俗といえば訳ありの人が働く場所だったり、反社会的勢力と繋がっているなど、ダークな世界とされていました。
いまだ、そのようなマイナスイメージを持つ人もいます。
そんな印象を持たれやすい風俗業界だからこそ、イメージを良くしたい!
そう考えて、法令をしっかり守り、ホワイト企業と待遇や労働環境が変わらないというレベルの店舗やグループも珍しくないです。
仕事探しのときには、業界のイメージや先入観ではなく、毎日そこで働く自分の生活や、未来の自分が笑顔で健康で豊かな人生を送れそうかなども考えてみてください。
法令遵守店を選ぶことはその第一歩と言えるでしょう。