本当に稼げる?男の夜職=高収入のウソ・ホント
2024/06/14
男性も女性も、夜の業界に飛び込む理由はそのほとんどが「お金」です。生活費、将来の夢のため、借金、それぞれ色んな事情を抱えています。
夜職を選ぶ理由は、高収入であることの他に、学歴や専門的な知識を必要としないという間口の広さもあるのではないでしょうか。昼職で夜職と同等、それ以上に稼ぐとなると裸一貫では正直ほぼ無理だと言えます。
さて、夜職とひとことに言っても、その種類は様々。なんとなくイメージは掴めていても、詳しくは知らないという方も多いでしょう。また、なんとなく「風俗は嫌だ」と思っている人も少なくないと思います。
本当に「夜職=高収入」なのか?また、そこに安定性はあるのか?今回の記事は、そういった点にもフォーカスしてお届けいたします。
風俗以外で高収入な夜職って?
高学歴、名のある企業での勤務歴など、華やかな経歴を持つ方でも何らかの事情で夜の世界に飛び込む男性は少なくありません。
夜職=高収入というイメージは根強く、しかしそれと同じくらい風俗業界へのマイナスイメージから、同じ夜職でも風俗業界はちょっと……という方は非常に多いですね。
男性の夜職でガツンと高収入を稼ぎたい!という方が真っ先に思いつくのは「ホスト」がテッパンでしたが、最近は政府の対策強化や、自主規制の影響で思うように稼げない場合もめずらしくありません。
また、最近注目を浴びているのが女性用風俗のセラピストですが、需要と供給の関係もあり、稼げるセラピストはほんの一握りというのが現状。そして男性でも「風俗」となると抵抗がある方も少なくないようです。
夜の世界でよく聞く○○ってどうなの?
ひとことに「男の夜職」といっても、その種類は様々です。
ここでは代表的なものを紹介します。
メンズコンカフェ
数年前から耳にすることが増えてきたメンズコンカフェ。
通称「メンコン」と呼ばれるものですね。
まず、コンカフェとは「コンセプトカフェ」の略で、独自のコンセプトを持ったカフェと位置づけられています。メンズコンカフェのお客さんのメイン層は女性で、男性キャストが接客します。
価格帯はリーズナブルなところが多く、カウンター越しでの接客やチェキ、オリジナルドリンクのメニューがあるなど、システム自体は一般的なコンカフェに近いことが多いです。
前提としてコンセプトカフェなので、和装や学園、執事といったコンセプトに沿った衣装やキャラでの接客が基本となっています。給与は時給+歩合制で時給1500円前後が相場といえます。
チェキやオリジナルドリンクは歩合給という形でプラスされ、時給制のため働いた分の最低金額は保証されるため、ホストやセラピストのように法外に低日給であったり、お茶を引いてその日の稼ぎがゼロといった心配はありません。しかし時給があり、最低限の安定感はあれど、めちゃくちゃ稼げるかと言われるとそれも現実的ではありません。
メンコン1本で生活するのは少し難しそうですね。
サパークラブ
「サパー」と呼ばれることが多く、男性のキャストがカウンター越しに接客するお店のことです。店の成り立ちとして、ホストやキャバクラ、ホステスのアフターで使える店が欲しいという声から生まれれたと言われており、男女問わず入店することができます。
サービス内容はホストクラブに近いです。ホストクラブに近い接客ですが、カウンター越しが基本となるため、1:1の接客ではなく、料金もホストなどよりは安めです。
お酒が飲めるだけでなく、店によってはダーツやカラオケがあったり、朝まで営業しているなどエンタメ性は高め。
時給制でドリンクバックなど各種バックがつくお店が多いですが、ホストのように大金を稼ぐのは、少々難しいかもしれません。バイトとしては給与が高いけど、1本で不自由なく暮らせるほど稼げるかと言われると難しい可能性大です。
メンキャバ
メンキャバってホストじゃないの?と思う人も多いですが、実は別物なんです。
メインの客層は女性で、隣に座り接客をするため、仕事内容としてはホストと同じ。しかし、違うのはシステムです。
簡単に言うと、ホストクラブ=ママのいるクラブでフリータイム制。つまり座ったらいくら、といった感じです。
それに対し、メンキャバはキャバクラと同じワンタイムいくらの時間制なのが特徴です。時間制なのでお客さんを長く滞在させるとその分だけ売上が上がります。
ホストクラブは基本給低め・歩合給高めですが、メンキャバは基本給が高めで歩合給は低めに設定されていることが多いです。安定して稼ぎやすい一方、ホストのように天井知らずというわけでもありません。
一時はメンキャバブームで店舗数も多かった時期もありましたが、今は店舗数もかなり少なくなっていますね。
安定して稼ぐなら風俗業界がオススメ
これまでに紹介した代表的な男の夜職はどれも一長一短です。「安定」して「稼げる」夜職はないのだろうか……風俗業界をお忘れですか?
風俗スタッフとして働く場合、業界未経験でも初任給は30万円前後という店舗が多いです。そして風俗スタッフの特徴として、他の業界に比べ昇給のスピードが早いというものがあります。中には勤務1年で1000万円プレイヤーになったという人も。
ブラック企業?反社なのでは?と不安を持つ方も多いですが、風俗業界も法令遵守でかなりクリーンな業界になりました。企業としても、法人化している店舗も多く、福利厚生なども一般企業並にしっかり整えられているところも多いです。
転職の際も、職歴として履歴書に書くこともできるので、他の水商売系夜職と違い空白の期間ができる心配は無用。
仕事でお酒を飲まされることもないので、年齢や体力を気にする必要もなく、長く働くこともできますよ。
また、実は風俗以外のいわゆる「昼職」の会社なども経営していることも多く、場合によっては風俗業以外の部署に異動することも可能です。
まとめ
働く理由、働き方、人生設計、どれをとっても全く同じという人はいないでしょう。バイトで働く大学生と、家族を支える一家の大黒柱では、仕事への向き合い方も責任も違います。
男の夜職もピンからキリまで多種多様、そして一長一短ともいえます。
高収入を得たい、安定した給与が欲しい。そういう方は、ぜひ「風俗スタッフ」を選択肢のひとつに考えてみてもいいかもしれません。