風俗業界で働くなら服装は私服?スーツ?どっちが多い?
風俗をはじめとするナイトワークの業界は、なんとなく服装や髪型・髪色が自由というイメージを持つ人は多いですが、最近は風俗業界でもスーツ着用という会社が増えています。
また、店舗や業種によっては店舗スタッフ以外に送迎ドライバーもスーツ着用というケースも珍しくありません。
髪型と服装が自由なことから、ビデオ試写室やテレクラのティッシュ配りの求人がバンドマンと劇団員の雇用を一手に引き受けていたというのも、令和の現代から見たらもはや昔ばなしですね。
そこで今回は風俗業界で働く際の服装について解説していきたいと思います。
風俗業界で働けば服装・髪色は自由なの?
風俗業界や水商売などのナイトワークの業界で働いている人の服装や髪型をイメージしたときに、金髪など明るい髪色やロン毛、タトゥーがたくさん入っているような人を連想する人は少なくありません。
実際に現役の風俗スタッフの中には、腕など見えるところにタトゥーや刺青が入っていたり、髪色が派手なスタッフがいる店舗も存在します。
確かに風俗店はバンドマンや劇団員の定番バイトってイメージがありますよね。
東南アジアやヨーロッパではタトゥーや派手な髪色のスタッフがごく普通のクリニックや飲食店で働いていることが多いのですが、日本ではほぼ見かけません。
そのため風俗店に応募してくる求職者の中には、「入社時に髪色を暗くしたくない・今の髪型からあまり変えたくない」「顔や指など見えるところにタトゥーが入っている」という人も多くなってきます。
会社の方針や業種によって服装は違う!
風俗業界では会社や業種によって勤務時の服装や髪色などに関するルールが変わることがほとんどです。
以前ならば、お客さんと対面することがほとんどないデリヘルなどの派遣型の風俗店の場合は、髪色や服装の自由度が高い風俗店も多くありました。
一方、店舗型や受付型の風俗店では対面でお客さんに接客することが多いのでスーツ着用、髪色も黒髪や暗めの茶色など一般企業と同じくらいの髪色でという風俗店が多い傾向があります。
だけど最近では、派遣型・無店舗型関係なくスーツ着用の風俗店が年々増えています。大手グループや中高級店であれば、スタッフは役職関係なくスーツ着用というところが多くなってきます。
派手な髪色でカッチリしたスーツを着ているキャバクラのボーイさんって昔たくさんいましたが、今は髪色も地味になっているのでしょうか?
私服勤務OKの風俗店の場合は?
派遣型の風俗店の場合は、私服勤務が許されている風俗店も多いですが、会社によっては【店全体が私服勤務】の場合や、【役職者は私服OK】という場合も少なくありません。
また、私服勤務OKだからと面接の時も私服でOKと思っている求職者も珍しくないのですが、私服勤務OKの場合でも、面接時はスーツ着用というのが一般的です。
事前に面接も私服でOKと言われている場合は私服でも良いけど、奇抜な服は避けて、オフィスカジュアルなどの服装にしておくのがオススメですよ。
勤続年数が長くなるにつれ普段のファッションセンスが徐々にバレちゃうものではありますが、初対面のときくらいは無駄にびっくりさせないようにしましょう。
また、セーフなラインや基準は会社次第ではありますが、私服勤務OKの風俗店でも「私服=なんでもありではない」ことがほとんどです。このへんは同僚や上司のファッションセンスを様子見しながら徐々に解禁したり、直接オーナーに確認を取ると良いでしょう。
柄が悪く見える服装や風変りな服装、個性が強い服装など、他人をぎょっとさせるような服装は仕事の場にはふさわしくないためNGとなっている会社は多くなっております。
一応入社前に無難な服を数枚買っておいてしばらくそれを着回すと良いかもしれませんね。フリマやオークションサイト、リサイクルショップなどを駆使すると安く揃えやすいです。
特に基準はないという場合でも、入社後しばらくは無難な服装にしておいて、周りのスタッフの服装や髪型を見ながら指摘されなさそうな範囲で好きなようにしていくのがベストです。髪も最初のうちはウィッグ着用などで隠しておくのも良いでしょう。ボディピアスも勤務時間中は透明など目立たないものにしておきましょう。
私服勤務OKで、尚且つデリヘルなどの派遣型の風俗店の場合は髪型や髪色は自由という店舗も少なくありません。
ですが、私服勤務でもビジネスカジュアルくらいまでという場合は、それにマッチする髪型が望ましいです。どうしても髪色を暗くしたくない場合はウィッグなどで隠してみてもいいかもしれません。
もしスーツの用意が難しい場合は…
応募後すぐの面接・入社などの場合は、金銭的な理由や階に行く時間が取れないなどの理由からスーツが準備できないということも珍しくありません。
そもそもお金がないから働きたいのに無い袖は振れませんよね。
その場合は、事前に面接までにスーツの準備が難しい旨を伝え、オフィスカジュアルなどでも問題ないか確認しておくのがオススメです。
たまにオークションサイトで、明らかに会社員を辞めて独立したばかりのフリーランスと思しき方が、ここぞとばかりにスーツの大放出セールをしていたりします。今後の求職活動や勤務のためにも、普段からちょくちょくスーツのチェックしておくと良いでしょう。
スーツは仕事だけでなく、親戚の法事などの「ちゃんとした大人は不可避なイベント」でもうまく凌げるので、1着あると何かと便利です。
もしオフィスカジュアルや清潔感があってスーツに準ずる服装ならOKという場合は、ドンキなどでシャツを買ったり、面接当日早めに家を出て、直前にユニクロなどで調達しても◎です。
これもまた上手いこと『無難なオフィスカジュアル』を普段からフリマやオークションサイトでも探して、何枚か持っておくと楽ですね。
また、スーツ着用というお店の場合は、入社後にスーツ補助制度といってスーツ購入に際し補助金を出してくれる場合もあります。面接時に確認しておきましょう。
送迎ドライバーの服装は私服?スーツ?
勤務中の服装が気になるのは店舗スタッフだけではありません。
たとえお客さんの前に出ない送迎ドライバーであっても、会社の社風によっては規定があることも珍しくありません。
送迎ドライバーは正社員ではなく、業務委託として勤務していることがほとんどなので基本的に清潔感があれば髪型や服装は自由という場合がほとんど。
特にデリヘルのドライバーになると、到着連絡などでお客さんと電話で話すことはあっても、対面で接客することはほぼないため自由というお店が多いです。
ただソープなど店舗型風俗店の場合は、駅から店舗までお客さんを送迎するお店も多いため、ドライバーも原則スーツ着用という風俗店は多くなってきます。
ドライバー希望の場合も事前に確認しておくと安心ですね。
まとめ
かつての風俗店やナイトワークの内勤スタッフは、個性的なファッションや髪型をしたバンドマン・劇団員の定番バイトのイメージでしたが、今は一般的な昼職のような服装規定がある会社が増えてきたようで、時代の流れを感じますね。
「勤務中のファッションをどうしたいか?」を考えて、勤務先を選んでいきましょう。