風俗業界の昇給・昇進ペースは?店長になれるのはどんな人?
2024/12/27
風俗業界は一般企業と比べると、昇給・昇進ペースが早いと言われています。でも本当にそんなに早く昇進・昇給できるのか不安な方、どんな人が店長になれるのか分からないという人も少なくありません。
また現在内勤スタッフをし始めた方であったとしても「何をどうすれば早く昇給できるのかイマイチ方法がよくわからないな……?」という方も多いです。
そこで今回は風俗業界の昇給・昇進ペースなど出世について解説する記事をお送りしたいと思います。
本当に風俗業界は昇進・昇給ペースが早いのか
風俗業界は一般的な昼職と比較して、未経験・経験者関係なく昇進・昇給ペースが早いと言われております。
風俗業界全体で見るとスタッフの割合は、未経験7割:経験者3割前後となっています。
風俗スタッフの経験ではなく、今までの他の仕事の経験や個人のスキルを活かして活躍しているパターンもあります。
そうやって実際に店長・マネージャー・統括と昇進している風俗店スタッフの中には、元・コンビニの店員、キャバクラのボーイ、パチンコ店の店員、飲食店、営業マンなどの様々な前職を持つ人がいらっしゃいます。
まさにこれは「芸は身を助ける」の一種になりますね。
風俗業界の昇給・昇進ペースが早い背景には、風俗業界がどんどん成長していったことがその主な理由に挙げられます。
現在は風俗店の数は1万以上、風俗業に従事している女性キャストの数も30万人と言われるくらい市場が大きくなってきました。
業界が大きくなっていった結果、スタッフが足りていない、万年人手不足という状態の風俗店も増えていきました。
まさに風俗店の多くが「猫の手も借りたい」状態なので、早い昇給を望む求職者と内勤スタッフにはチャンスが多く転がっているブルーオーシャン状態とも言えます。そのため一般常識があり、普通にちゃんと仕事をやれる人ならば、それでもう内勤スタッフとして即座に「合格」となります。
さらに仕事に対してのやる気や熱量があり、粛々と仕事をこなせる人ならば、早々にマネージャーや店長に抜擢されるチャンスがあるとも言えるでしょう。
一般的な昼職企業には、勤続年数や勤務態度など結果以外の要素が絡んできます。終身雇用がとっくに崩壊してしまった現在でも、一般企業では年功序列制度などが昇進・昇給に絡んできます。
ですが一般企業と違い、風俗業界は数少ない「完全実力主義」の業界です。
そのため結果を残せば未経験・経験者、年齢も関係なくどんどん昇給・昇進できるようになっております。
実力主義が肌に合う人にとっては、風俗業界はまさに働きやすい業種であると言えますね。
風俗店店長になるために必要なこと
店長になるなら幹部候補生がオススメ
風俗店に就職、転職した男性の多くは、まず最初に店舗スタッフとして勤務スタートとなります。
最初に店舗スタッフとして風俗店の日常業務をこなしていき、結果に応じて昇進していく形になることが一般的です。
早く店長になりたいという人は、「幹部候補生」として求人応募するのもオススメです。
幹部候補生は、社員(店員)として働いた後速やかに店長になることを目標としている男性のための求人です。幹部候補生自体は、入社時から業務内容が分かれるわけではありません。スタートは一般スタッフと変わらない業務内容となっております。
男性スタッフの中には、アルバイトや中短期的に働きたい人や、開業の為の資金稼ぎ・ノウハウ取得目的の人などいろんな人がやってきます。なので店長になりたいと、面接の時点で目標を明確にしておくことが重要になります。こうすることで店舗側の対応も変わってくる可能性が高くなります。
店長になるために必要な要素
店長は風俗店が儲かること、売上アップが責務なので、数字に強くないと難しいなどと考えている人も多く居ます。
特にスピード出世などと聞くと、数字に強くて仕事ができて、かつ頭もキレる人だから早く店長になれたというイメージがありますよね?
でもそうじゃないんです!実は風俗店の店長になるために必要なのは、仕事ができる・数字に強い・頭もキレるなどではなく【人間力】と【まじめさ】の2つになるんです!
人間力第一
単純に作業ができるだけでは良い店長になるには不十分です。
「人を動かすことができる」かどうかが大切なんです。
風俗業界の商品は人であり、人によるサービスであるだけでなく、癖のある男性スタッフや我が強い女性キャストなどの人材を上手に動かしていく必要があります。それには人望があることが不可欠です。
スタッフやキャストたちに信頼されリスペクトされ「この人が言うことなら」と思われるような男性であれば、いいお店作りができます。結果として、何か問題があっても乗り越えていくことができるようになります。
風俗店運営はワンマンではできません!なので対人関係が面倒・俺様ワンマンでもやれると思っている人にはそもそも人が付いて来ません!
そういう人には風俗店店長は難しいですね。
まじめさ
転職してきた時点での仕事ぶりや印象が、必ずしも実際の出世につながるとは限らないのが風俗業界です。
最終的に店長になるスタッフは、意外なことに調子や要領のいい男性では無かったりするんです。
実はそういうタイプが店長になるのではなく、地道な性格で真面目に仕事に取り組んでいた男性が多いんですよ。
平均的な風俗スタッフの昇進・昇給ペースって?
では実際に風俗業界未経験で入社し、結果を出しているスタッフの昇進ケースをご紹介していきましょう。
Hさん(デリヘル/8カ月、主任)
基本給300,000円+役職手当50,000円+インセンティブ50.000円=計400,000円
大学卒業後、婦人用アパレルメーカーに就職し営業に配属。
典型的なブラック企業での長時間労働・人間関係への疲れだけでなく、将来に限界を感じたことから退職。
退職後に仕事がなかなか見つからず、コンビニの夜勤アルバイトを半年した後、デリヘル店スタッフに転職
3か月の試用期間を経て社員へ。その後4カ月で主任に昇進と平均よりも早いペースで昇進している
Tさん(ホテヘル/3年、店長)
基本給500,000円+役職手当100,000円+インセンティブ100.000円=計600,000円
高校卒業後、板金屋として15年いよう働いてきた生粋の職人
足腰のケガで働けなくなり転職
年齢のハンデ、板金以外の職歴がない、若気の至りで刺青が入っていることなどから転職活動に苦戦するも、最後の頼みの綱で思い切って風俗スタッフの面接を受ける
入社5カ月目に社員登用、入社から2年で当時の店長が飛んでしまったため実質店長業務をこなす副店長になり、その後店長に。
Rさん(エステ/3年半、店長兼エリアマネージャー)
基本給400,000円+役職手当100,000円+インセンティブ300.000円=計800,000円
旅行関連会社を共同経営するも、経営不振に陥り、借金1650万と先天性の病気を抱えた子供、その看病に追われる妻、老犬が残った。
離婚、破産宣告、失踪などの文字が頭をよぎり、社長から新人風俗スタッフへ。
1年未満で店長、現在はエリアマネージャーへ。近いうちに幹部である統括への昇進が確定している。
上記の3名は特別でかなりレアなケースなのでは?と思う人も少なくないですが、彼らも世間のトップエリートでもないしスーパーマンでもありません。能力を活かし努力で出世したごく普通の男性です。
そして、風俗業界は実力主義の世界なので〇年働けば自動的にここまで昇進・昇給というような古いスタイルではありません。
風俗業界でよくある平均的な昇進・昇給ペースは、入社後半年以内で正社員となり、基本給+インセンティブ込みで25~33万円くらいの月収になることが多いです。
6~7か月目で主任(マネージャー)で月3~40万円、1年で副店長で月35~50万円、1年半~2年には店長で月5~80万円、統括(エリアマネージャー)になるのが3年目以降で月70~100万円前後が一般的です。
昇進・昇給ペースが明らかに一般企業より昇進・昇給が早いのが分かりますね。
早く店長になりたいなら〇〇なお店を選ぶ
1日も早く店長に出世したいと思っていてモチベーションとガッツのある男性には、勢いがあって新店をどんどん出しているグループがオススメです。
もし利益が出ていなければ、ダミー店や同じ嬢の使いまわしの振替店を除き、ちゃんとした新店を出すことはできません。
また新店がどんどんできるということは、それだけ数多くのポジションが用意されています。なので空いている店長のポジションがなければ空席待ちになることもありません。
もちろん昇進の機会が多い会社は、転職希望者も多く居ます。
平均的な風俗店に比べれば、競争が激しくなる覚悟をする必要がありますが、それでも挑戦しがいがあって伸びしろもある業界なので、どんどん高みを目指してみるのも良いでしょう。
まとめ
日本は未だに「失われた30年」の出口が見えないまま、長い不景気と低賃金に苛まれています。終身雇用が崩壊してしまった今でも年功序列制度が色濃く残る一般企業では、昇給という言葉もただの夢物語にしか聞こえません。
ですが風俗業界は一般企業と比べると、昇給・昇進ペースが早いと言われています。それは風俗業界が年功序列ではなく実力主義で働ける業界だからです。
仕事に対してやりがいと希望、そしてそれに応じた給料が欲しい人にとって、風俗業界の仕事はまさにやりやすいと言えるでしょう。
チャンスを掴みたい求職者の皆さんは、自身のスキルを磨きながら、昇給・昇進を目指して邁進していきましょう。