風俗嬢が面接をバックレる理由と来社率UPのコツを解説します!
2025/01/03
店舗運営において常に悩みのタネなのが、面接のバックレです。
「風俗で働く女性はみんなルーズでテキトーだから仕方がない…」と思ってしまいますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
時間を割き、勇気を出して応募し、日程調整をしたにも関わらず、なぜ当日になってバックレてしまう女性がいるのか。女心と何とやら…と言いますが、変わりやすい女心、それだけが原因ではないのです。
今回は、女性たちがバックレてしまう本当の理由と来社室を上げるためにどうするか考えていきましょう。
改善への第一歩は「面接バックレ率」を把握すること
しっかりした運営を行うお店は、女性求人の応募状況をきちんと確認しています。
どこの求人サイトからどの店舗へ応募なのか
面接を組めたのか
実際に面接に来たのか
この3点のチェックはしっかり行っていますか?
また「3割減の法則」と言われるように、応募数に対して面接を組める割合が7割、さらに面接を組んで実際に面接に来る割合は4割となっています。
どの媒体のリーチ率が良いのか、出稿した文面は相応か、女性との直接のやりとりは適切に行えたか、細かくチェックすることで面接の成功率は変わってきます。
もちろん、上記の法則に当てはまらない場合もありますので、あくまでひとつの基準値と考えましょう。
なぜ、面接をバックレるのか?
求人に応募してきた女性が面接をバックレる原因は主に3つあります。
①面接に行くのが面倒になった
②もっと良い条件・待遇の店が見つかった
③やっぱり風俗は怖いイメージがあり、行く勇気がなくなった
どれも仕方がないといえば仕方がないですね。
①の面接が面倒になってしまった女性に対し「お約束したので絶対来てください!」とは言えません。面接に来るか否か、決定権は女性にあります。それこそ③のような風俗=怖いといったイメージを余計に与えてしまうだけです。
②他に良いお店が見つかったという女性に対し「特別に高額バックを用意します!」とは言えませんね。まだ実際に面談もしていない、応募の段階の女性に対し、いちいち別に条件・待遇を変えていては管理も大変ですし、お店の経営面でもデメリットになってしまいます。
③の女の子も①と同様です。これは我々が日々真面目に風俗店を運営し、少しずつイメージを改善していくしかありません。
これらの理由の他にも、次のような理由が原因でバックレるケースも多いんですよ。
8割が口コミを見ている
口コミサイトや掲示板、そしてSNSの普及により、誰でも簡単にネット上で口コミを見ることができます。
ネット利用者の8割が口コミを検索・閲覧しているとの調査結果もあります。(株式会社クロス・マーケティングによる調査)
いまや風俗業界もネットビジネスと言われ、集客から女性キャストの求人もすべてネットを経由しています。
これまでの風俗業界は閉鎖的な部分がありました。遊ぶ側・働く側ともに、風俗というワードに後ろめたさがあり、なかなかリアルな部分が表に出てきませんでした。しかし今は、誰でも簡単にスマホから、匿名で口コミや体験談を書き込むことができてしまいます。
閉鎖的な時代を引きずり、風俗だから適当な対応でも問題ない!という考えでは、もはや生き残れない時代となりました。
「詳しくは面接でお話します!」
「とにかく面接に呼ぶ!」これが人事担当者の合言葉です。
昨今は女性の求人もすべてネット経由です。応募から面接日程の調整などの一連のフローも、求人フォームやLINEなどが主流となっています。
電話応募などに比べると、女性側の応募への心理的なハードルは下がりましたが、特に感じてほしいお店の雰囲気やスタッフの人柄などが伝わりづらいというデメリットがあります。
温度感の伝わりづらいテキストよりも、対面で雰囲気を感じ取って安心してほしい!という狙いもあり「とにかく面接へ!」これが合言葉となっているのです。
よくやりがちな例として…
○月○日に面接予定の△△です。質問があります。
日給保証5万円と書いていましたが、本当ですか?
詳しくは面接にてお話します!
ついついやってしまう返信ですが、女の子からすると「なんで事前に教えてくれないの?」という不信感が少なからず生まれてしまいます。
ただし、ここでバカ正直に日給保証について詳細な説明をする必要はありません。
現実問題として、多くのお店では日給保証の条件が厳しくなっています。
しかし、それをありのまま女の子に伝えても「私じゃ無理かもな、じゃあやーめた!他のお店探そう!」となりかねません。
ポイントは情報を50〜60%しか出さないことです。
厳しい条件があるというような明言は避け、少しでも女の子が実際に話を聞きたいと思えるような回答をするのがコツです。
お店を選ぶ基準 第2位「お店の雰囲気・スタッフの人柄」
女性が風俗のキャストとして働く理由は、当たり前ですが「お金」です。給与と待遇面、これがお店を選ぶ基準第1位となります。では2位はなんでしょうか?
それは「お店の雰囲気・スタッフの人柄」です。
人柄は「店柄」をつくるといわれ、店柄が良ければ、お客様の質が良くなります。客層はエリアで決まる!と言う方もいますが、お店の雰囲気や働くスタッフの対応で、客層は大きく変わります。
女性が「スタッフの対応が悪かった」と判断したということは、すなわち客層も悪いということになります。
前述したとおり、応募はネット経由で、求人フォーム・LINEなどテキストでのやり取りです。
この面接の前段階でいう「スタッフの対応が悪かった」というのは
返信が遅い
文面が乱暴(できません!それは無理です!のような完全否定形など)
そして、先程も出てきた「質問をはぐらかす」も対応が悪いという印象を与えます。
来社率を上げる4つのポイント
キャストへの応募があり、数回のやり取りを経て、ようやく面接日程を組んでも…いざ当日になると音信不通…というのは、風俗業界ではよくあることです。
風俗業界に店舗スタッフとして数年働くと「バックれかぁー」と思う程度で、「どうなっていますか?」「少し遅れても構わないので必ず面接に来てください」というようにしつこく連絡することはあまりしません。
しかし、昨今風俗女性キャスト求人の広告費が高騰傾向にあり、これまでのように「バックれかぁー」とつぶやいて終わり、では済まされなくなってきました。
では、来社率を上げるにはどうしたらいいのでしょうか?
要即レス!5分以内の返信
まずは、1にも2にも「即レス」が基本ということを覚えておきましょう。
女性が風俗店で働くということは、それなりの覚悟を持ってのことです。そして、緊急性の度合いは違えど「お金が必要」という状況にあることが共通しています。
応募する女性の多くは「今すぐ!働いて稼げるお店」を探しており、複数の店舗に同時に応募する傾向があります。
そして同時に応募したお店の中から、レスポンスの良かったお店から面接を受けるという流れになることが多いので、即レスが出来るお店が非常に有利となります。
ある意味、早い者勝ちであり、Time is Moneyですよ。
極力シンプルな文章を心がける
求人への応募方法は、広告媒体の応募フォーム(メール)またはLINEが主流です。電話とは違い、メールやLINEでは感情が伝わりにくいため丁寧な文章、そして応募してくれたことへの感謝をしっかり伝えることが重要となります。
でも、丁寧な文章ってどんなものでしょうか?
丁寧な文章とは、読み手のことを考えて極力シンプルな文章であることを指します。丁寧すぎて、応募者の求める回答までが遠いと読み疲れてしまいます。
悪い例
明日の12時に面接と体入希望です!
この度は、数ある店舗の中から当店をお選びいただき誠にありがとうございます。
是非、面接にお越しいただき、当店の良さ、働く環境を実際に見て感じ取っていただければと存じます。
当店は、事務所内に撮影ブースを完備しておりますので、面接後、双方に問題なければ最短で90分で即体験入店が可能となっております。
面接の日程でございますが、明日の12時から面接と体験入店が可能ですので、面接を組ませていただきますが、よろしいでしょうか?
《NGポイント》
ダラダラ長い
「明日12時に面接と体入」の希望を既に出しているにも関わらず、再度返答を求めている
長げーよ!明日の12時に面接と体入希望してるんだからさっさと組めよ!
こう思われてしまっては、アウトですよね。
良い例
明日の12時に面接と体入希望です!
お問い合わせありがとうございます!
下記、日程でご予約を承りました。
*日程
明日(〇月〇日)12時~
面接と体験入店
お会いできるのを楽しみにしております。
採用担当〇〇
《良いポイント》
応募者の求める情報をシンプルに伝えられている
1往復のやりとりで、希望日の面接・体入を決められた
締めの一言で相手の緊張を取っている
「お会いできるのを楽しみにしております」はよく使われているテンプレですので、ここを一工夫するだけでも差別化することができますね。
「当日は、飲み物とお菓子をご用意してお待ちしておりますので、手ぶらでいらしてください」など、このような文面が送られるだけで、風俗の面接に不安を抱いている女性はとっても安心するものです。
面接場所をしっかりと事前説明する
特にデリヘルでは、セキュリティの関係で細かい住所を伝えないことが多いです。
「〇〇通りにある、△△という赤い看板がありますので、到着されましたらご連絡下さい」
これはシンプルで王道ではありますが、正直行く気が失せます。まず最寄り駅がどこなのかも伝えていません。
そして「◯◯通り」のような伝え方ですが、そのエリアの地理に詳しくないと意外と知らないことが多いです。
自分でこの情報を頼りに事前に調べなければいけないとなると、応募者の女の子からすると手間で、なにより面倒くさいと思ってしまいます。
求人情報の店舗ページには最寄り駅を記載していますが、まったく見ていない場合もあります。見ている前提での説明では、少々不親切と言えます。
《良い例》
面接場所の詳細をお送りいたします。
ご確認、よろしくお願いいたします。
◇最寄駅
〇〇駅の3番出口より徒歩〇分
◇道のり
①3番出口を出て直進
②2つめの信号を左折
③〇〇通りという大きな通りに出ます
④左手に△△という赤い看板が見えます
Googleマップもご活用下さい!
>>>URL<<<
Googleマップは、最寄駅から赤い看板までの道のりを予め入力してURLを発行しておくと、とても親切ですよ。
面接前日のリマインド
リマインドとは、再確認という意味です。
先述したとおり、応募者は複数の店舗に同時応募する傾向があるため、「あのお店の面接っていつだっけ?」という事態が発生します。
正直、こう思われてしまっては、来社の可能性はゼロに限りなく近いです。
なぜなら、複数の店舗とやりとりした履歴の中から情報を探し出さなければならないからです。
そんなの面倒ですよね。
こうならないためにも、印象付け・差別化という意味で、先述したような「当日は、飲み物とお菓子をご用意してお待ちしております」がとても効果を発揮します。
また、前日に確認メールを送ることも「あのお店の面接っていつだったっけ?」からの逆転打となる作業となります。
まとめ
常に頭を悩ませるバックレ問題。やはり人間同士の問題なので、100%正解はありません。
風俗で働く、ということは女性にとって一筋縄ではいかない大きな決断です。
もちろん、不安や心の葛藤があります。
完全に理解することは難しいかもしれませんが、応募女性の気持ちに寄り添う対応を心がけ、面接のバックレを1件でも2件でも減らしつつ、併せて来社率も上げていきましょう!