風俗店員の面接に備える 準備は一般の面接と同じでOK
業界未経験に男性にとっては、風俗業界が世間一般とどこがどう違うのか不明です。初めて風俗店員の求人に応募する時、「風俗店」だから特に気を付けないといけない点や特別に準備しておかないといけないことはあるのかが、心配になるでしょう。
結論から言えば、基本的には風俗店の面接、採用も一般企業の仕事に応募する時とそれほど変わったことはありません。ですが、風俗店員に応募する人が犯しやすいミスというのはあります。年齢・前歴不問という間口の広さのせいか、風俗業界へのイメージのせいか、普通の仕事に応募する時に比べ、詰めが甘くなっているのかもしれません。この記事では、そちらについて注意を促したいと思います。
面接応募の時に気をつけるべきポイント
応募→面接→採用
と段階を踏んで就活を成功させるためには、まず面接を取り付けることが必要です。国民のほぼ全員がスマホまたは携帯電話を持つようになったこの時代ならではのトラブルが、次のようなものです。
着信拒否を解除しておく
迷惑電話の電話番号を個別に着信拒否するだけではなく、一括設定で非通知などが着信拒否されていることがあります。例え、求人にメールやサイトのフォームを通して応募しても、風俗店からの折り返し連絡は電話でくる場合があります。
忙しい風俗店であればもちろん時間短縮が目的ですが、その他、面接の前にある程度どういう人物なのか感触を探りたいという理由もあります。非通知でくる場合もあるので、少なくとも面接応募から採用決定までの間は、着信拒否は解除しておきましょう。
メールのフィルター解除もしておく
パソコン、スマホ、携帯いずれの場合にも当てはまります。迷惑メールでないメールが、フィルターではじかれたり迷惑メールフォルダーに分類されてしまって、気付かなかった、見落としたということは誰でも経験があるのではないでしょうか。
風俗店からの連絡メールもそうなる危険性があります。折角、面接の連絡がきているのに気づかなかったなどということがないようにしたいものです。採用する側にしてみれば、レスポンスが早い応募者には好感を持ちます。迷惑フォルダーに配信されていて、何日も経過してから返信というのでは、何となく「仕事のできなさそうな人物」「詰めが甘そうな人物」というイメージを持たれかねません。
質問したい事項は先にまとめておく
基本的には、面接で相手の顔を見ながら詳しく質問するのがベターでしょう。ですが、面接に行く前に確認しておきたい事項がある場合、電話で質問することも可能です。風俗店側は営業中ですので、簡潔に質問するためにも前もってメモなどにまとめておくのがお勧めです。そうすれば、訊き漏れもなく、また理路整然と質問することは面接前に好印象を残すことができます。
元々、客単価の高い接客や営業の仕事をしていた人なら、突然の電話や咄嗟の会話でも流暢に正しい言葉遣いで質問することはできますが、皆がそういうわけではないでしょうから、面接前にカンニングペーパーを作ったりシュミレーションしていくことは、大切です。
面接のための準備
面接日時が決まったら、いくつか準備しておかないといけないことがあります。一般の仕事の面接にも共通していることですが、今一度、完璧にできているか確認しましょう。
必要書類や持ち物は必ず用意する
面接は約束であり採用試験です。持参するものを指定されたにも関わらず揃えられない、面接に携行しないというのはアウトです。電話やメールの連絡で何も指定がなければ、こちらから質問しましょう。また面接までに準備できないものがあれば、前もって連絡・相談しましょう。
指定されていなくても、後述する身分証明書、筆記用具、メモ帳、印鑑(認め印で良い)は必ず持参しましょう。また履歴書、職務経歴書は持参するよう指定される場合が殆どですが、そうでなくても用意しておく方が良いです。面接先で、「先にこの書類に記入して下さい。」と言われ職歴欄があった場合、転職回数が多い人、学校卒業から10年以上経っている人は、何年のことであったか正確に思い出せないことがあります。
身分証は必須
大抵の場合、身分証明書は必須です。指定がなくても用意し持参しましょう。本籍地記載の写真付身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード)が一番望ましいです。ない場合は、複数の身分証明書を組み合わせることや他の種類の身分証で代替できますが、こちらも勝手に判断するのではなく、面接先の風俗店に事前に確認して下さい。
面接の服装はスーツ
面接の服装に指定がないからといって、私服で臨むべきではありません。社会人として当然スーツの着用が望ましいです。またスーツ、シャツ、ネクタイ、靴下、靴など全て、身だしなみはビジネススタイルです。新しいものである必要、流行を気にする必要はありません。古いスーツでも手入れがされていれば構いません。
色や柄、デザインが派手すぎるもの、おしゃれ着に近いものはNGです。新卒のリクルート活動スタイルとまではいいませんが、スーツは無地、黒・紺・ダークグレー、シングルボタン、シャツは白か淡色、ネクタイは無難なもの、靴や靴下の色にも気を配りたいものです。面接の服装はおしゃれである必要はなく、社会人としての良識を示すものです。
もしビジネススーツがないということであれば、これを機に量販店やファストファッション店のもので良いので、新調してはどうでしょうか。今は何でも安く手に入る時代ですので、上手に買い物すれば、シャツ、ネクタイ、スーツと一式揃えても2~3万円もあれば揃うでしょう。
今すぐ服装を整える資金が無い場合は、誰かに借りるか、手持ちの服の中で最も無難なビジネススーツ、リクルートスタイルに近いもので代用しましょう。
また気をつけたいのが清潔感です。汚れ、シワ、ほつれはないか、サイズは体に合っているかを確認し、靴は磨きましょう。服装だけでなく自分自身も、髪、爪を清潔にし口臭、体臭に気を配り、無精ひげは剃るなど、清潔感第一がモットーです。
まとめ
指定のある事については面接先の指定に従い、それ以外は一般企業の面接と同じく、社会常識、ビジネスマナーに従います。風俗店の店員だからといって、普通の仕事の面接に応募する時と変わる点はそれほどありません。そのつもりで面接の準備をすれば大丈夫です!