風俗店スタッフは長期休暇を取れるか?取れないか?
2022/05/18
風俗店スタッフとして働くことを考えている人の中には
- サービス業 → なかなか休みが取れない
- 年中無休 → 休めない
ナイトワークは一般企業のように福利厚生が整っていないに違いない=休暇制度もなさそうなイメージ。
ということで、月の公休はともかく、長期休暇なんて取れないだろうと考えている人も少なくないのではないでしょうか?
ということは、長期休暇を取って旅行にも行けない。
これは旅行が好きな人や、家族がいる人にとっては、結構大きなマイナスポイントになります。
しかし、実はこの
風俗店スタッフが長期休暇取れるわけない!というイメージは、間違いです。
風俗に限らず、飲食、ホテル、小売店、交通などサービス業の常ですが…
土日祝日完全休み、盆暮れ正月に長期休暇の一般企業と同じ時期には休みにくいものの、そういった繁忙期をずらせば、しっかり長期休暇は取れるんです。
この点について、詳しく説明します。
休日と休暇・休業…実は意味合いが違う!
まず
- 休日
- 休暇
これらの言葉はそれぞれ別の意味があります。
これ、知らない方が多いんじゃないでしょうか。
これを理解していないと、求人に応募する時に正確に制度を理解することができません。
休日とは
就業規則等によって定められているもともと勤務しなくて良い日のことで、次の二種類があります。
①法定休日
毎週少なくとも1日、または4週間を通じ4日以上の休日 が最低限の休日として、法律で定められています。
法定休日に勤務させた場合は、雇い主は1.35倍の割増賃金を支給しなければなりません。
②所定休日
最低限の法定休日以上に、会社が休日を設けた場合です。
週休2日制(土日休日)の会社なら、法定休日を日曜日としていれば、土曜日が所定休日となります。
この日に出勤しても、1.35倍の割増賃金を支給する必要はありません。
休暇とは
本来労働義務のある日について、労働者の申し出により労働義務を免除する日のことです。
労働者が「休暇を取る権利」を行使すれば、働かなくていいということですね。
休暇の種類
休暇には次の種類のものがあります。
①法律で定められている休暇
- 年次有給休暇
- 生理休暇
- 子の看護休暇
- 介護休暇
②法律で定められていないが会社が定める休暇
- 慶弔休暇
- リフレッシュ休暇
- 夏季休暇
- 年末年始休暇
最近ではバースデー休暇、結婚記念日休暇など会社独自の特別な休暇を定めている会社もあります。
ブラック企業とは
ブラック企業という言葉がよく聞かれるようになりました。
ブラック企業の本来の意味は、法定ルールも無視して、従業員を酷使する会社のことです。
なので、きちんと法定休日が取れていれば、お盆に夏季休暇が5日以上ないから、年末年始に1週間休めないからブラック企業というわけではないんです。
そんなこと言ったら、サービス業やインフラ関係なんて、全部ブラックになっちゃいかねません。
でも、ブラックでないということは、働きやすい会社、いわゆるホワイト企業とは限りませんよね。
ブラックでもないがホワイトでもない企業は、たくさんあります。
休暇だけでホワイトぶりを判断することはできませんが、1つの目安になるのは確かでしょう。
長期休暇…実はしっかり取れます!
風俗店スタッフは、長期休暇が取れないというのは誤解です。
実は、しっかり取れるんです。
風俗店の書き入れ時や繁忙期に長期休暇を取ることは難しいですが、閑散期にまとめて取れます。
これは他のサービス業でも同じですね。
しかも
- 風俗店が忙しい時=世間は長期休暇
- 風俗店の閑散期=他のサービス業も閑散期
つまり旅行に格安で行けたり、様々なサービスが割引キャンペーンしていたり、いいこと尽くめなんです!
実は私がこの業界で働き続ける理由の1つはこれです。
めちゃくちゃ得なんですよ。
例えば旅行好きの人であればよくご存じだと思いますが、繁忙期と閑散期ではフライトもホテル代も全然違います。
何倍も違いますよね。
GW休暇、夏季休暇、年末年始休暇でしか長期旅行にいけない一般サラリーマンが、近場に何十万円も払って、渋滞や混雑を我慢している一方で…
同じ金額で年数回、優雅に贅沢しているので、もうやめられそうにありません。
人が休んでいる時に働く、人が働いている時に休む、このメリットを見逃す手はないと思います。
では具体的に風俗店スタッフがどのように長期休暇を取っているかですが、最も多いのは時期をずらして、夏季休暇、冬季休暇として連休を取ります。
平均日数はそれぞれ「5日」前後で、同僚と打合せしながら交代で取っていく感じです。
特別休暇もしっかりあります!
風俗業界は高収入で有名なので、稼げるんだから休みが少ないんだろうと思ってしまうのも無理はありません。
実際には、上記で述べた夏季休暇、冬季休暇以外にも、大手グループなどでは忌引休暇/結婚休暇などがあります。
これが使えるのは、一般企業でもかなりホワイトですよね。
高収入だから休みが少ないというのは誤解です。
高収入かつしっかり休めるのが、今の風俗業界の新たな常識となりつつあります。
まとめ
風俗店スタッフは
長期休暇が取れない。
一般企業のサラリーマンのように、GW休暇、夏季休暇、年末年始休暇が完備されていない。
と思われがちですが、実際には時期を調整してしっかり長期休暇を取れるのです。
高収入を得ながら、しっかり休める
それが風俗業界の仕事です。