ソープの業界用語?部屋借り・義理風呂って何のこと?
2024/02/12
風俗業界では普段使わないようなちょっと特殊な言葉を耳にすることが多くあります。
キャスト女性やスタッフが当たり前に使っている言葉でも、未経験で業界入りした新人スタッフには何を言っているのか分からない・・・ということもよくある話です。
言葉の意味が分からず会話が成立しないでは仕事になりません。
そこで今回は風俗業界ではよく聞く、でも一般的には全く使わない、そんな業界用語について解説していきます!
風俗業界でよく聞く「部屋借り」や「義理風呂」ってなに?
どんな業界にも専門用語がありますが、風俗業界もそれは同じこと。
未経験で業界に飛び込んできた人だと、全くなんのことかサッパリという方もいるのではないでしょうか。
風俗業界の中でも特にソープなどでよく耳にする言葉に「部屋借り」や「義理風呂」といったものがあります。デリヘルなどの無店舗型では聞かないこれらの言葉は、店舗型ならではの背景があります。
【部屋借り】
ソープなど店舗型のお店の場合、女性キャストの出勤人数に対し、部屋数が足りていないということはごく当たり前にあります。
そのため、ご予約で部屋が埋まっているなどの状況でフリーの問い合わせがきた、待機している女の子の指名が入りそう、などこういった場合、空き部屋がなくご案内できない…という事態に陥ります。
しかし、せっかくのチャンスを無駄にしたくはありませんよね。
そんなときに使うのが「部屋借り」です。
部屋借りとは、グループの系列店や、近隣で仲良くしているお店などから部屋を借りることを意味しています。エリアによっては同じグループのお店であれば部屋借りOKというところも珍しくありません。
系列店以外で部屋借りをする場合は借りたお店にお金を支払うことが一般的です。その際の相場は高級店で1万円程で、決して安い金額ではありません。
そのため、格安や大衆店では他店から部屋借りをすることはほとんどありません。
【義理風呂】
ソープなどでお仕事が入らず茶を引きそうな女性がいた場合に、系列店のスタッフや知り合いのお店のスタッフがお客さんとして来店し、サービスを受けることを「義理風呂」といいます。
オープン直後でお客さんが少なかったり、高級店などで客足が落ち着く時期などに義理風呂は多くなる傾向があります。
特にランクの高い女性や看板になってくれそうな女性など、お茶を引かせてしまうことで退店してしまわないように、義理でもお仕事をつけてお金を持って帰ってもらおうという引き止めるための手段としての義理風呂もめずらしくありません。
基本的に義理風呂は女性にお茶を引かせないためのものですが、女性側も「お客様を呼べなかった」ということで恥ととらえる方もいて嫌がられることが多いです。
そのため同業者であることを隠して来店する場合が多く、またあくまでも義理風呂であるため、サービスを受けたらさっさと帰るのが鉄則です。
部屋借りや義理風呂をするメリットは?
【部屋借り】
女性キャスト目線だと、部屋借りにはメリットが色々あります。
① いろんなお店を見ることができる
系列店以外の他店からも部屋借りができるエリアの場合、いろんなお店に行くことが出来ます。自分のお店より部屋が広かったり、綺麗なお店に行けることも。
② お客様の満足度も上がる
いつものお部屋より綺麗だったり豪華な内装だった際など、お客様の満足度も上がります。機嫌がいつもより良くなり、扱いやすくなるケースも珍しくありません。
③ 気分転換になる
同一店舗内だと、部屋は変わっても内装や雰囲気はほぼ同じです。女性によっては毎日同じ部屋の中で憂うつな気分になってしまうこともあります。
系列店だとしても、店舗が変わればお部屋の雰囲気は違うことも多いので、気分転換になるので部屋借りを喜ぶ女性も少なくありません。
④ 出勤調整されにくい
1つのエリアにいくつも店舗を持っているグループ店などは、使える部屋の総数が必然的に多くなります。そのため出勤調整でシフトを減らされることが少なくなります。
【義理風呂】
義理風呂とはいえ、お仕事が入ればお給料を持ち帰ることができます。閑散期などでお茶が続いたりすると、稼げないなどの理由で退店する女性も少なくありませんが、義理風呂によってその可能性を下げることができます。
義理風呂にいくスタッフ側としても、高級店に行く場合など、実際に高級店の施術を受けることが出来るので、プレイの流れや内容など学びは多くあります。
自店のキャストにもより明度の高いアドバイスや提案をすることができるかもしれません。
デメリットってあるの?
働く女性にもお店やスタッフとしてもメリットの方が多いですが、デメリットも少なからずあります。
【部屋借り】
系列内の部屋借りだと中の様子までわかっている分リスクは少ないですが、他店から借りる場合お金を払っていても汚い、古い、狭いなど自店よりも少しランクが低い部屋に当たる可能性があります。
また部屋借りの際に送迎を車でできればよいですが、女性に徒歩で移動してもらう場合などは注意が必要です。
徒歩圏内の近隣のお店とはいえ、歩いて移動するとなると接客用の衣装で外を出歩くことにもなりますし、お客様や知人に出くわす可能性もあり、ストレスを感じる女性は多いです。
お部屋の使い勝手が違ったり、部屋借り先のスタッフの態度がよくないなど、女性にもお客様にもご迷惑をおかけしてしまうことも・・・
【義理風呂】
義理風呂のプレイ料金はスタッフやお店が自腹で払うことが多いです。
頻度が少なければいいですが、頻繁に高級店へ義理風呂に行くなどの場合、お店はどうしても出費が多くなってしまいます。基本的には女子給(サービス料)の支払いのみであることがほとんどです。
また義理風呂で入ったことがある女性が自店へ移籍してくるという可能性もなきにしもあらず。仕事とはいえお互いに結構気まずい空気になることもあります。
まとめ
今回は風俗業界の新人スタッフが知っておくべき業界用語「部屋借り」と「義理風呂」について解説させていただきました。
風俗業界に入らなければ耳にすることもなかったような単語、結構ありますよね。
しかし、知らなきゃ会話が噛み合わないということもあります。少しずつ覚えていきましょう!