わかりにくい風俗用語をわかりやすく解説 トクヨク編
2024/03/15
風俗業界に飛び込んだあの日から早⚪︎ヶ月。少し仕事に慣れてきました。
そうすると、SNSで色んな地域の風俗関係の情報を見たり、出稼ぎでいろんな所へ行ったことがある女性から地方の風俗事情を聞く機会が増えます。
そして入社前より、なんとなくではありますが、この業界の色んなことが分かってきます。
でも風俗というのはエリアによって独自性があり、業種の呼ばれ方、営業の仕方などが今までの認識と違うことも珍しくありません。
混乱の原因となるこのローカル風俗用語。
その代表例とも言えるのが、九州でよく耳にする「トクヨク」です。
今回はその「トクヨク」について解説します。
「特殊浴場」と「トクヨク」って一緒じゃないの?
少し風俗の知識がある人であれば、「特殊浴場」と聞くとソープランドのことだと思いますよね。
そのため九州の風俗で「トクヨク」と聞くと、「ソープランドのことなのかな?」と思うのではないでしょうか。
でも実際に九州での「トクヨク」といえば、店舗型ヘルスのことを指す言葉なのです。
つまりソープランドを指す「特殊浴場」は全くの別物。
じゃあそれって関東などにもある一般的な箱ヘルのこと?と思いそうですが、少し違いがあります。
九州の「トクヨク」との違いは、部屋に浴槽があるかどうかです。
関東などでも見る一般的な箱ヘルの場合、浴槽はなくシャワールームがあるだけというお店がほとんどです。
だが、九州のトクヨクと呼ばれるお店の部屋には、ソープのような浴槽が設置されています。
デリバリーヘルスをデリヘルと略すように、「特殊浴場」を略したものが「トクヨク」だと思っていたら、「特殊浴場」と「トクヨク」でプレイ内容が大きく変わるため、どういうこと?と混乱してしまうでしょう。
なんで「特殊浴場」じゃなくて「トクヨク」表記なの?
それにしても浴槽があろうがなかろうがサービス内容はヘルスサービスなのに、なぜ特殊浴場的にトクヨクと呼ばれるのか。
その背景には、2005年に始まった福岡市の規制強化が関係しています。
この「箱ヘルなのに特殊浴場」問題は、規制強化で多くのソープ・ヘルス店が中洲1丁目の南新地へ移転した時の名残りと言われています。
とはいえ、九州で店舗型ヘルスがトクヨクと呼ばれるようになった経緯はいくつかの説があると言われています。
「九州では店舗型ヘルスも1号営業(ソープと同じ特殊浴場)としての届出で営業するのが主流で、移転の際に南新地の特殊浴場協会などが話し合い【1号営業営業のヘルス】のことをトクヨクと呼ぶようになった」
「本来ソープだったお店が摘発を恐れてファッションヘルスに業態を切り替え、トクヨクという呼び名だけがそのまま残ってしまった」
といったように店舗型ヘルスがトクヨクと呼ばれるようになった経緯は諸説あるようです。
「特殊浴場」ではなく「トクヨク」という表記となった理由
特殊浴場という言葉はソープを指すのが普通。ソープ以外をそう呼ぶケースはあまり聞きません。
しかし「特浴」という言葉を使うのは風俗業界だけではないのです、
例を挙げると介護の現場でも、「特浴」という言葉は使われています。
歩行困難や重度の傷害があるような身体の不自由な方でも負担なく入浴できるよう設計された浴槽の事を「特殊浴槽」と呼んだり、ストレッチャーに寝たまま入浴するストレッチャー浴や機械浴のことを「特浴」と呼ぶのは、介護の現場では一般的です。
そのため混同を避けるため、介護の仕事に携わる方への配慮から、九州の風俗では「特浴」ではなく「トクヨク」というカタカナ表記で統一されています。
まとめ
風俗業界には様々な業界用語があります。中には、業界で働いていてもよくわからない用語も。
でも、業界経験が長ければ長いほど今更聞けないことも少なくありませんよね。
そんなときの強い味方がフージョブです。
フージョブブログには、風俗業界での仕事を考えている人、すでに働いている人、双方にとってためになる知識がたくさんあります。
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