風俗店スタッフに知って欲しい!本当の身だしなみ
2022/04/30
風俗店は接客業。
そして、イマドキの風俗店は、福利厚生、賞与、人事部やIT部門を備える本社(本部)…と一般企業と同じ体系を備えるようになってきています。
そこで風俗店で働くスタッフも、一般企業と同じくスーツ着用が定着しつつあります。
お客様と顔を合わせることがないデリヘルなどでは、スーツ着用でない風俗店もあります。
それでもオフィスカジュアルは基本ですし、カジュアルな服装が許されているからと言って、身だしなみに気を配らなくてよいということではありません。
そして少なくとも面接には、スーツで臨むのがマナーです。
さて
身だしなみ
この言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
最近、スーツを着用しておけば身だしなみOKという勘違いをしている人が、若い世代を中心に多くいるように感じます。
これは間違いです。
身だしなみとは、マナーであり清潔感なので、
- 服装
- 髪型
- 爪
- 靴
- 臭い
など全体に気配り出来て初めて、身だしなみOKと言えます。
今回は、この点についてお話したいと思います。
身だしなみとは
社会人の身だしなみについて検索すると、就職・転職対策の記事が多いためか、何色のスーツがいいか、ビジネルカジュアルはいいかといったようなことばかり挙げられています。
もちろん、そういうこともビジネスマナーではありますが、奇抜な色でなければ、別に全員が葬式よろしく黒スーツの必要はありません。
というより、近年の黒スーツブームは実はビジネスマナー的にはおかしいのではないかと言われ始めていますね。
今回、皆さんに理解して頂きたいのは、もっと基礎の部分です。
これさえ理解できていれば、正しい身だしなみができるからです。
では、正しい身だしなみとは何か。
その定義について考えてみましょう。
一般的に身だしなみに求められるのは
- 「清潔感」
- 「TPO」
- 「品位」
の3つです。
TPOというのは、知っている方もいると思いますが
- Time(時間)
- Place(場所)
- Occasion(場面)
の頭文字を取った略語です。
時と場所、場合に合わせた服装・行動・言動をすることが大切だということです。
数万円のジャージでもジャージはジャージ。
一流のホテルやレストランにはふさわしくありません。
また、いくらオシャレだからといって、BBQやハイキングにハイヒールで来る女性がいたら、顰蹙ものですよね。
品位というのは、品格ともいい、人格、気品などを表します。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、上品な、または下品でない人格や人柄と思って間違いないでしょう。
今回は「何を着るか」といった身だしなみではなく、身のまわりについての心がけと定義して
「清潔感」+「言葉遣いや態度」
の面から身だしなみについて学びましょう。
清潔感は出来るスタッフの証
これは私が実際に見たことなのですが…
スーツやYシャツが皺だらけのスタッフがいました。
仕事をしていて座り皺ができたというようなものではなく、シッワシワです。
第一印象は
おかしいんじゃないか
でした。
言い過ぎだと思われるかもしれませんが、清潔感ゼロですし、こんな恰好で来る人間にマナーがあるとも思えません。
これと同じように
スーツやシャツのサイズ感が明らかに合ってないのも、違和感を持ちます。
小さすぎるシャツを着て、ボタンの間から体(しかも下は裸)が見えていた時は
よくこれで、ここまで来たな…
というのが正直な感想です。
こういうスタッフまたはスタッフ候補者は大抵、
爪が伸びっぱなしだったり汚れていて、風俗店のお客なら、女性からNGが出るタイプ。
髪がだらしなく伸びていたり、洗っていないのかベタ付いている。
面接に金髪に近い茶髪でやってくる(スーツに明るい茶髪は変です。)
あ、茶髪にカラコンもいました(笑)
君は外国人ですか?
また気をつけて欲しいのが臭い・汗じみなどです。
臭い、汚いと思われたら、お客様からも女性キャストからも、間違いなく嫌われます。
側に来て欲しくないと思われてしまうスタッフが、どうやってコミュニケーションをしっかり取れるでしょう?
出来るスタッフは、こういったことが、当たり前にすべて対策できています。
難しい…と感じてしまう人のために、どこをチェックしたら良いのか、まとめてみました。
①スーツ・Yシャツの臭い・汗染み
まさかYシャツを何日も洗わずに着るような不潔な人はいないと思いますので、臭いが問題になるのは、スーツです。
スーツはクリーニングしなければなりませんので、持っていく手間もありますし、クリーニング代もかかります。
また中には、風俗店で働く前はスーツが不要で、1着しか持っていないという人もいるかもしれません。
最低2着は用意しましょう。
高いスーツは必要ありません。
自分に合ったサイズなら、とりあえずは安いものでも構わないのです。
特にジャケットは臭いが付きやすいです。
シャツに関しては、汗染みが問題です。
汗っかきな体質の人は、吸汗速乾タイプのシャツを選んだり、脇汗パッドを使用したり、下着を着用したり、下着の替えを用意すると良いです。
また黄ばみにも注意が必要です。
黄ばんだYシャツはとても汚らしく見えるので、黄ばみ防止効果のある洗剤やハイターを使用しましょう。
②オフィスカジュアル
オフィスカジュアルを取り入れている風俗店も多くなっています。
特にデリヘルタイプの風俗店では、お客様と直接会いませんので、スーツ着用の必要はありません。
かといって、遊びに行くような服装や、部屋着のような恰好では、不適切です。(一部、OKな店もあります)
口述する、髪型・髪色もそうですが、どうしてもこだわりのファッションがあり、仕事といえどそこは譲れないなら…
大衆的なデリヘル一択ですね。
③履物
足元も大事です。
ビジネスシューズを1日履いたままというのは、疲れますが、仮にスニーカーやよりカジュアルな靴が許されるとしても、清潔と節度に留意しましょう。
色や形はスポーティーなものより、スーツに合わせておかしくないものが良いです。
店内では室内履きやクロックスのようなものが許される場合でも、奇抜な色や柄は避けるとよいでしょう。
特に気を付けたいのが汚れや臭いです。
靴が臭い=足が臭い
アウトです。
定期的に靴をクリーニングし、中敷きや靴下を工夫したり、消臭剤を使うなど気を配りましょう。
ここだけの話、仕事がバリバリでき、スピード昇格していくスタッフで、靴や靴下が汚く臭い人を見たことがありません。
足の臭い(または汚い)男性=万年ヒラスタッフと言ってもいいかもしれません。
④散髪
基本的に、短髪が推奨です。
伸ばしっぱなしにしてボサボサなのは、清潔感もないし、どうも浮世離れした感じがします。
月に1度はきちんと切りましょう。
お金がないなら、1000円カットでもいいです。
凝った髪型で伸ばしっぱなしにするくらいなら、変哲もない髪型でさっぱりしているほうが好感度が高いです。
⑤奇抜な髪型・髪色
社会人として働くなら、特に男性の場合は、髪型には縛りがあります。
先ほども述べましたが、普通の短髪で黒髪が望ましいです。
接客業ではなおさらです。
暗い茶髪くらいなら、オシャレな短髪同様、受け入れられますが、奇抜な髪型や髪色は、信頼を得られません。
店自体が安っぽく見えます。
これもデリヘルであれば、割合緩い店もありますので、こだわりたい人は、参考にして下さい。
⑤寝ぐせ
起きれなくて寝ぐせのまま出勤。
あるいはズボラで寝ぐせのまま出勤。
だらしないなあ、と周りは見ています。
遅刻するよりはましかもしれませんが、それも1-2回まで。
寝ぐせ=寝ぼけてる
という印象があり、仕事のやる気を疑われます。
⑥香水や整髪料
臭いよりはマシだろうと言わんばかりに、香水や整髪料をガンガン付けている人がいますが、やめましょう。
非常に不評です。
お客様にも女性キャストにも、同僚スタッフにも。
特に女性は、男性のキツイ香水や整髪料を臭いと感じる人が多いです。
狭い事務所内で頭が痛い
という苦情が出ることもあります。
求められているのは香水の匂いをプンプンさせることではなく、無臭、または石鹸などのほのかで爽やかな香りです。
最近は、柔軟剤、制汗剤、整髪料にも、キツイ香りのものがあるので、気をつけましょう。
⑦臭い
臭いスタッフは、お客様、キャスト、同僚、皆から嫌がられます。
体臭の原因として
- 腋臭
- 汗
- 加齢臭
- 風呂に入らない(!)
- 洗濯せず同じ服を着る(!!)
が考えられます。
口臭の原因としては
- 歯周病や虫歯
- 臭いのキツイ食べ物や飲み物、タバコ
- 胃腸の病気
が挙げられるでしょう。
それぞれ対策をしっかりしていくことが重要です。
⑧髭
髭は100%NGではありません。
服装が比較的自由な職場では、髭も許されます。
ただ一般的に、会社に出勤するときは髭を剃るものと考えられています。
面接で髭を蓄えたまま臨む人はあまりいないでしょう。
お客様と接する店舗型風俗店やホテヘルタイプの風俗店であれば、髭は剃ることを勧めます。
なお、きちんと手入れしている髭ではなく、無精髭は絶対NGです。
髭剃り跡が目立つのも清潔感に欠けます。
丁寧に髭を剃る時間を、取り入れましょう。
言葉遣いや態度
上記で説明したのは、外見です。
清潔感は外見で作ることが、確かにできます。
しかしながら、見た目はきちんと整えることができているのに、口を開いたり、立ち居振る舞いで、全てが台無しになる人もいます。
いますよね、そういう人?
人の印象は、外見と言葉や態度の2つで決まります。
品位ある見た目をすることだけでなく、後者の言葉や態度で品位を纏うことも、身だしなみの重要な要素です。
見た目が左右するのは、どちらかというと第一印象。
この言葉や態度に品位があるかどうかは、信頼関係を左右します。
信頼されないスタッフは、お客様からも女性キャストからも頼られませんし尊敬されません。
具体的には
- 挨拶
- 言葉遣い
- 遅刻しない
- 約束は守る
- 物を乱暴に扱わない
- 常識やマナーを意識する
- 人の悪口を言わない
といったことが挙げられます。
まとめ
清潔感
品位ある言動や行動
この2つが、スタッフとして求められる身だしなみです。
これって、スタッフが女性キャストに指導する内容でもあります。
つまり、仕事で誰しもが求められることなんですね。
そして、女性から見れば、これらが出来ていないスタッフに指導されても、素直に聞き入れられないでしょう。
出来るスタッフはこの身だしなみが出来ているというのは、そういうことです。
身だしなみは、周りの人への思いやりでもありますが、回りまわって自分の仕事の成功にも繋がるのです。