役職ごとに会社から求められる仕事内容~これができれば昇給の可能性が上がる風俗店の給与事情~
2023/10/19
転職先に風俗業界を選ぶ最大のメリットは2つ。
- 昇給昇格の査定スピードが圧倒的に早い
- 未経験でも、誰でも高収入のチャンスがある
多くの企業では、査定は年1度のみ、役職のポストは限られており、能力があるからといってどんどん出世できるわけではありません。しかし、風俗業界は他の業界に比べて、キャリアアップ・ステップアップの道がとても明確です。終身雇用や年功序列といった文化もありません。デキる人には役職への登用を随時行っています。
お店の経営方針で見ても、こうすることが売上に最も良い影響がある業態のため、ほとんどの風俗店では査定スピードのサイクルを早くしてます。早く出世したい、高収入を掴みたい、未経験でも自分の可能性に挑戦したいと望む人にはこれほどピッタリな業界はそうありません。
そんな今よりも上の自分を目指すスタッフのために、
- 風俗店の役職と仕事内容
- 各役職の求められる仕事品質と平均給料
- 昇進スピード
- 昇進判断基準
- 各役職の心得
について、説明したいと思います。
風俗店の各役職
まず風俗店スタッフには、どのような役職があるのでしょうか。
お店や会社によって、役職の種類は異なっています。
ですが一般的には
- 副主任
- 主任
- 副店長
- 店長
が一般店舗で働くスタッフの役職になります。
大きなグループ会社であれば、複数店舗があるので、その上に
- 統括
- マネージャー
といった複数店舗を監督する役職者がいます。
また店舗のみの個人店ではなく、会社組織の大手であれば、一般企業のように
- 課長
- 部長
といった役職者が、経営者である社長やオーナーの下にいます。
一般的には店長以上の役職を幹部と呼び、求人でも「幹部候補生」といって、積極的に昇進を狙う人材を募集しています。
補足:副主任と副店長って何? ~会社から求められる仕事内容~
→仕事内容を明確に分類するための役職。査定を行う際に、お店側と働く側とで認識の不一致が発生しないように設けられた明確な評価基準。
役職を細かく設定することで、こんな役割とメリットがあります。少しデリヘルを例に説明します。
(お店によって細かい業務内容の分類は違いますのでそこは注意してください。あくまで1つの事例です)
- 女性が出発する時の送り出し業務ができる
- 女性が入室・退室した時の連絡業務ができる
- 予約ごとの状況ステータスを漏れなく更新できる
- お客様向けの各媒体更新を漏れなく更新できる
- 備品の在庫数チェック、補充業務ができる
- スタッフ間での情報伝達がちゃんとできる
ここまでできる →副主任へ昇格
※お店によっては、お店側からの評価だけではなく、スタッフ側の自己評価採点+お店側の客観評価採点の両方が一致して初めて「できる」認定とするところもあります。
- お客様の電話問合せに対して、会話をして予約受付ができる
- お客様の要望の範囲内で、お店側の都合を会話を通じてプッシュできる
- お店の運営方針やルールを理解して、新人スタッフへ指導ができる
ここまでできる →主任へ昇格
- 予約状況に応じて、複数の送迎ドライバーさん達へ的確な配車指示ができる
- 女性の面接対応ができるようになる
- 女性のケア業務がある程度できるようになる
ここまでできる →副店長へ昇格
- お客様とのトラブル対応をある程度こなせるようになる
- 女性とのトラブル対応をある程度こなせるようになる
- 女性の仕事への悩みや問題に対してケアできるようになる
- 主任以下の役職のスタッフ達を指導できるようになる
ここまでできる →店長へ昇格
店長へ昇格するとベース月収50万+売上連動歩合が業界の相場です。(年収600万以上)
お店の運営方針に関する意思決定にも大きく関与できるポジションです。女性面接の採用基準・お客様対応の基準とルール、スタッフ教育の内容と方向性、お客様向けの宣伝写真や文章作成、販売促進のためのイベント企画、広告媒体のクリエイティブ内容の方向指示、それから送迎ドライバーの時給査定や、スタッフの給与査定・マネジメント業務も発生してきます。業務内容と責任が増える一方で、自分の成果次第で一般よりもずっと高い報酬が手に入るようになります。
各役職の仕事内容(役割)と平均給料
それぞれの役職の平均的な給料について、紹介します。
新人スタッフ・一般正社員
新人スタッフは、まずは基本的な仕事を覚える段階です。
都内の給与相場は30万スタート。都内以外では25万スタート。
風俗店の日々の業務が円滑に回るように、一通りの仕事をこなしていくと同時に、1つ上の役職の仕事を覚えていく期間です。
「一通り仕事ができる状態」→都内なら30万→33万前後と数万円お給料がUPするお店も多いです。
(年間だと30万~40万ほど年収ベースが上がります)
【副主任・主任】
仕事内容は、一般スタッフと大きくは変わりません。
ただし、新入社員とは違い、仕事をしっかり覚えた段階ですので、副店長や店長が不在の時には代わりを努めたり、新人スタッフの教育もします。
女性キャストに対しても、同様です。
また日々の業務をこなすというレベルから、売上アップを念頭に置いて仕事に取り組むことが求められます。
一般スタッフの平均月収は25-30万円ですが、主任といった役職者になると、月収35~40万円台が可能です。
【副店長】
副店長は店長補佐となります。
店長の仕事を学ぶ立場でもありますし、多忙な店長を補佐する立場でもあります。
最終判断は店長がするとして、店長の業務である
・売上目標達成のための企画推進
・女性マネジメント
といったことも副店長の仕事内容です。
役職者の給料は、インセンティブが大きいです。
頑張って成果を上げることができれば、高収入が実現できます。
複店長の平均的な月給は、40~50万円です。
【店長】
店長になると、小規模な店舗で部下がほとんどいない場合や、スタッフが足りないといった場合を除き、受付業務はメインでなくなります。
備品管理や掃除などの雑用、ホームページの更新なども一般スタッフの仕事です。
では店長の仕事内容は何かというと、副店長の項目で述べたように
いかに戦略を立てて、店の売上を伸ばすか
女性マネジメントを中心に、働いているメンバーの管理
が最重要となります。
できる店長の場合、上の役職である統括やマネージャー以上に稼いでいることもあります。
月給には幅があり、50万円の店長もいれば、60、70、80…と高収入を実現している店長もいます。
(更に、売上に連動した歩合が発生します)
- 統括
- マネージャー
- 課長
- 部長
といったさらに上の幹部になると、自分の下にあたる役職者のマネジメントが仕事になります。
また1店舗ではなくグループとして、新しい企画、営業戦略なども立てていきます。
会社の規模や役職により、収入には大きな幅がありますが、目安として
年収1000万円以上の正社員が風俗店では珍しくないということを、お伝えしておきます。
各役職への昇進スピード
次に気になるのが、それらの役職にいつ就けるのかではないでしょうか。
早く昇給したいという気持ちはわかりますが、流石に今日入社して来月、再来月にはというわけにはいきません。
貴方を待つポストはたくさんあるんですけれどね。
入社からどれくらいで各役職につけるのかについてですが、これは非常に個人差が激しいので、平均は語れません。
何年経っても、ヒラ社員のままのスタッフは存在します。
もちろんそれでも、月給25-30万円という安定した収入は得られるので、それでもいいという正社員もいます。
一方で、入社から半年経つか経たないかで頭角を顕し、昇格し始め、1年そこらで店長までなってしまうスタッフもいます。
いずれにせよ、一般企業の昇進速度に比べると、圧倒的なスピード昇進が可能なのです。
ただし、本人の能力だけでなく、働く風俗店の業種・規模・社風にもよるので、注意が必要です。
例えば、役職の数に限りがあるソープランドやファッションヘルスなど店舗型風俗店では、上の人が辞めない限りポストが空きません。(年功序列の文化はないため、追い抜けば良いというシンプルな意味では一般よりもずっと昇格しやすい業界です)
ところが厳しい規制がなく、実店舗を必要としないデリヘルであれば、繁盛し利益を出していれば、2店舗、3店舗…いくらでも店を増やすことができます。
そうすると当然、必要とされるスタッフの数も、役職の数も、増えます。
また個人店の場合、会社と違い、こじんまりとした経営になります。
それはそれでアットホームな良さがありますが、スピード昇進を狙う男性にとってチャンスが多いのは、やはり資本力と勢いがある大手グループでしょう。
さらにいえば、経歴不問、実力主義の風俗業界でも、成果主義を徹底しているお店もあれば、比較的年功序列的なものを重んじるお店もあります。
その辺は、求人内容、会社のホームページ、面接の雰囲気ややり取り、口コミなどから察することができます。
各役職への昇進判断基準
ある程度店舗数や規模がある大手を勧めるのには、もう一つ理由があります。
それは昇進の判断基準です。
大手であれば、昇進基準も社内規定ではっきり決められていたり、評価も直属の上司である店長だけでなく
- 女性キャストからの評判
- 他のスタッフからの評価
- マネージャーや統括の評価
も考慮に入れるなど、より第三者的なものになります。
これが個人店になると、ワンマン体制のため、オーナーの一存で決まってしまいます。
昇進基準は
◇副主任・主任
スタッフの仕事が全て確実にこなせる。
◇副店長
日常業務に加え、女性マネジメントなど店を管理する意識・能力が十分にある。店長不在時は店を任せられる。
◇店長
1店舗のリーダーとして、スタッフやキャストを引っ張っていける。絶えず売上を意識して、店を発展させていける。
◇統括・マネージャーなど
店長としての十分な知識・経験・人望を活かして、会社全体の経営に携わっていける。
となります。
各役職の心得
上記の昇進基準に基づいて、各役職の心得を考えるとすれば、次のようになります。
副主任・主任
後輩スタッフの模範となるような、業務遂行に努める。日常の業務をただこなすだけでなく、売上・女性管理・集客などにも目を向ける。
副店長
スタッフではなく、マネジメント側の視点を持つ。同時に、マネジメントと一般スタッフを結ぶ役職だということも理解する。
店長
店の責任者として、頼られる存在になる。売上と従業員マネジメントの両方を絶えず意識する。
統括・マネージャーなど
現場に疎くならないよう、積極的に意見を吸い上げる。各店舗スタッフが動きやすいよう、バックアップする。
まとめ
風俗店スタッフが、役職ごとに会社から何を求められ、どのように昇格していくのか。
その役職と給料基準について、解説しました。
正社員として風俗店で働くからには、高収入実現のためにも是非幹部クラスを目指していきたいもの。主任、副店長、店長、統括、マネージャーと昇格していくためには、その仕事内容や求められる基準をしっかり理解することが大切です。
これから風俗業界へ転職する人は、今までの業界と違って終身雇用や年功序列がないため、チャンスの多さや実力主義の文化に最初は戸惑う人も多いと思います。ですが、すぐ目の前にはスピード昇格・スピード昇給の機会が沢山あります。
風俗店は実力主義を好み、活躍したいと望む人、頑張りたい人、高収入を目指す人からの応募を待ち望んでいます。