【女性特有の病気を知る】女性の5人に1人は発症する「カンジダ」
2022/07/20
内勤スタッフとして、女性特有の病気について理解を深め、衛生意識を改革することは非常に重要です。
また、病気の辛さ・苦しみを理解しようとする姿勢も、より良い関係をキャストと築く重要な要素でもあります。
本日は、カンジダについて理解を深めていきましょう。
なぜなら、カンジダになったことがある女性って、かなり多いです。
風俗嬢ばかりじゃありません。
カンジダって、せっかく治療しても、また繰り返します。
病院(婦人科)へ行って、洗浄してもらい、薬をもらっても
薬局で、かゆみ止めの塗り薬と、膣錠をもらっても
やっぱり数ヶ月するとまたなる
って人が、多いです。
そもそもカンジダってどういう病気?
そもそもカンジダってどういう病気なのか
男性の方はほぼ分からないかと思いますので、お話しますね。
カンジダの正式名称はカンジダ膣炎です。
カンジダ自体は、普段から誰でも持っている「常在菌」で、皮膚、口の中、消化管、膣にいます。
普段は増え過ぎないように、一種の乳酸菌が膣内を弱酸性に保っています。
ですが、体のバランスが崩れると、膣内のカンジダ菌が増えます。
増え過ぎると、炎症を起こし、白いカッテージチーズみたいなおりもの、膣や外陰部のかゆみ、灼熱感などがみられます。
悪化すると、かゆみがズキズキとした痛みに感じられ、尿道炎や膀胱炎を疑って病院へ行く人もいます。
性病と勘違いしている人もいますが、カンジダは性行為とはあまり関係ないので、性病ではありません。
また女性の約5人に1人は発症する、ごく一般的な病気です。
膣カンジダの原因
膣カンジダの原因は色々ありますが、主な原因は次のようになります。
-
- 風邪、過労、睡眠不足などによる免疫力の低下。
- 抗生物質の使用。
- 陰部の洗い過ぎ。
- 糖尿病などの成人病や、感染症。
- 妊娠や出産。
- 抗がん剤、ステロイド剤などの投与。
皆が気をつけていること
カンジダの症状
- 外陰部の強いかゆみ
- 白いカッテージチーズ状のおりもの
再発した場合は
あ、またカンジダだ
とわかる人が多いようです。
また、不快でつらいカンジダ、何とか再発しないようにしたいと皆思っていますが、完全な予防法ってないんですよね…
カンジダ予防に良いと言われていることをしても、やっぱりなってしまった(*_*)という声はよく聞きます。
とはいえ、風邪、インフルエンザ、コロナなど同様、しないよりはしたほうが絶対いい、カンジダ予防策。
カンジダリピーター(うれしくない…)の皆が具体的に何をしているか、ご紹介します。
デリケートゾーン専用ソープを使う
お風呂でアソコ、キレイに洗いますよね。
エッチの時、あるいは風俗嬢ならプレイの時、アソコが臭かったり汚れてたら最悪です。
ただしアソコはデリケートな粘膜でできていますから、普通のボディソープや石けんで1日何回もゴシゴシ洗うなんて、絶対NG。
大切な善玉常在菌を洗い流してしまうことで、却ってカンジダをはじめとした悪玉菌やニオイの元が繁殖してしまいます。
とはいえ、お湯で流すだけでは臭いが気になります。
そこで私が試してみたのが、デリケートゾーン専用ソープです。
弱酸性で優しく洗いあげます。
これで1日1-2回だけキレイに洗い、あとはお湯で丁寧に流す!
インクリアを使う
アソコの外側だけでなく中も洗ったほうが、臭いは取れます。
特に生理の終わりかけ、ダラダラといつまでも少量の茶色のおりものが続き、臭う
そんな時は、セペ(簡易用ビデ)やウォッシュレットのビデで、中を洗浄するとすっきりします。
ここでオススメなのがインクリアなどの、使い捨て膣洗浄器です。
乳酸が配合されているジェルで、膣内の環境を整えることで、臭いやおりものに対策できます。
ウェットトラスト(ウエトラ)などと同じく、タンポン式の専用アプリケーターの中に入っており、使い捨て・個包装なのでとても衛生的です。
乳酸菌を摂る
続いてもう一つ、乳酸のお話です。
カンジダ予防には、ヨーグルトなどが効くと聞いたことがある人もいると思います。
膣も内蔵の1つですから、腸内の細菌バランスを整えるヨーグルトなどは、確かに効果が期待できます。
とは言っても、ヨーグルトを食べたら全員が便秘から解放される訳ではないように、ヨーグルトを食べたら絶対にカンジダにならないというほどのものではありません。
ただし腸内環境を整え、免疫力をアップさせるという点では、ヨーグルトを積極的に食べるのは良いことです。
また実際、カンジダリピーターの中には
あれ?もしかしてまた…?
とカンジダの予感がした、ごく初期に、ビオフェルミン(整腸作用のある乳酸菌の薬)を膣剤のように入れると治まるという強者も(^^;)
これ自体はあまりおすすめできません。
しかし、効果のほども定かではありませんが、それで症状が緩和する人がいるくらいですから、やはり乳酸菌はカンジダに良さそうです。
指入れを控える
膣内環境が悪化するとカンジダも悪化します。
カンジダが再発しやすい人は、極力指入れプレイは少なくしたほうがいいでしょう。
膣壁に小さな傷がついたり、手指や爪から雑菌が入りやすいからです。
もちろん、カンジダ絶賛発症中は、セックスや、粘膜の接触を伴う風俗のお仕事は控えるように店舗側から伝えるようにしましょう。
早めに病院に行く
そして何より大切なのは、早めに病院に行くことです。
風俗嬢なら、毎月の定期性病検査をしているかと思いますが、手軽な検査キットで済ませるだけでなく、かかりつけの婦人科を持つことをおすすめします。
- ピル服用
- 性病検査
定期検査以外でも、おかしいなと思った時の相談先
として、女性の強い味方です。
カンジダも再発したなと感じたら、すぐに病院に行けば、軽症のまま、早くよくなります。
どんな病気でもそうですが、悪化して重症になってから治療したのでは、時間もかかるし、体に確実にダメージを喰らいますよね?
早期発見・早期治療
これがカンジダも再発しにくい健康な体を作る元になります♪
まとめ
カンジダは一度かかると再発しやすいので、女性の密かな悩みになっています。
性病検査の1項目になっていることもあり
恥ずかしくて人に言えない…
病院へ行くのが恥ずかしい…
という声も聞きます。
そしてカンジダ予防のため、皆色々な対策をしています。
- デリケートゾーン専用ソープ
- インクリア
- ヨーグルトを食べる
- 指入れを控える
- 早期治療
これらの対策方法や症状、原因をしっかり理解しておくことで、女の子を守ることができます。
もちろん、何でも相談できるような関係づくりも重要ですよ。