昭和の懐かしいシリーズ最終回!レンタルビデオのアダルトコーナーあるある
2022/08/12
昭和の懐かしいエロ文化を振り返るこのシリーズ。
いよいよ最終回を迎えました。
昭和エロカルチャー記事の最終回はコレ!
レンタルビデオのアダルトコーナーあるある
今はネットでエロ動画を見る時代ですが、昔はレンタルビデオに赴きアダルトをレンタルするのが大人への第一歩でした。
あの頃の、
恥ずかしくて後ろめたくて、
でも男だったら…
そう!男はレンタル屋でAVビデオ!
振り返ってみましょう。
アダルトコーナーでは私語厳禁
常識です!
そもそもアダルトビデオをレンタルするときは、基本単独行動です。
河原で固まって、落ちてるエロ本覗き込んでる小学生グループじゃないんですから。
って、以前にこのネタも取り上げましたね。
とにかくです。
友達とワイワイ、ノリでアダルトビデオをレンタルというのは、ほぼご法度の行為でした。
そんな輩がいようもんなら、他の客から
- 白い眼で見られる
- 嫌な顔をされる
- 皆、アダルトコーナーから出て行ってしまい自分達だけになる
- レンタルビデオ屋の店員が、見えるところから咳払いする
と「非常識な人」扱いでした。
アダルトコーナーでは、
無言で黙々と最高のおかずを吟味する
これが暗黙のルールでしたね。
とりあえず名作とサンドイッチ
気恥ずかしいものだったんですよ、
アダルトビデオを借りるという行為自体が。
毎週末、アダルトビデオを観たいんですけどね。
レンタルビデオ屋の店員に
「コイツ、またエロビ借りに来たよ。」
「うっわあ、逆レイプだって。やば。」
とか思われてないか心配で。
特にイケメンの店員だと、嫌でしたね。
今で言うリア充みたいなのね。
可愛い女性店員だったりしたら、もう最悪ですよ。
- 借りたいのになかなか借りれない
- レジ交代を待つか
- 男性店員のカウンターが空くのを待って、間髪入れず突撃するか
- もういっそ諦めて帰るか
だって、手に持ってるアダルトビデオ
JKもの
痴漢もの
だもん。
ああ、そんな気持ち悪いケダモノを見る目で見ないで~。
店内をアダルトビデオ持ってウロウロするのも、気が引けますね。
女性の横通ったら、セクハラじゃないですか。
アンパンマンの服着た子供が、親に連れられて来てるし。
だからジェントルマンな自分は、いつもこうしてました。
サンドイッチ
アダルトビデオと名作をセットで借りるのが、定番です。
名作と名作でアダルトを挟んでしまえば、それは名作映画好きの青年にしか見えない。
まさか、あの禁断ののれんの向こうで、血走った眼でAVビデオを物色していたとは誰も思うまい。
って、無言で無表情の店員にはバレてるんですけどね。
決してエロだけではなく、名作のついでにエロを借りた・・・という心の中の言い訳です。
ひと駅先のレンタルショップへ
あとですね、近場ですと誰に目撃されるかわかりません。
元同級生、近所の人…
なので、少し遠出します。
店員が知人という可能性もあります。
最低でもひと駅先のレンタルショップへ赴きます。
当然、帰りは、裏ルートで帰ります。
そして気持ちが高ぶって、帰って早く見たいので、自転車の場合は常に立ち漕きです(笑)
たってますよ。
また美味しそうなおかずビデオが見つかった時は特に早く見たいので、通常ルートで帰る場合があります。
そうなんです、アダルトビデオと名作をセットで借りるのは、先述した「名作のついでにエロを借りた・・・という心の中の言い訳」の他に、リスク回避という意味もあります。
友達にあったときに、見せられるのが名作映画なんです。
当時の世の中は、エロに対して今ほど開放的ではありませんでした。
- とにかくエロ=恥ずかしい
- エロ=不良・クズ人間
という疚しさがありましたね。
タイミングを見計らって突撃
そんな後ろめたさを抱えながらのアダルトビデオ漁りですから、レンタルビデオ屋のあののれんの向こうのアダルトコーナーに入るのも一仕事でした。
とりあえず、店内を一周します(笑)
- 知人はいないか
- 女性はいないか
- 親子連れは近くにいないか
※子供は無邪気ですので、「ねぇ?パパ?あそこの、18ってかいてあるのれんってなに?」なんて大声で言う瞬間に、自分がそこに突撃てしてたら最悪ですもん!
安全を確認してから、突撃です。
無言だけじゃ足りない、男はポーカーフェイス
先ほど、アダルトコーナーでは無言が暗黙のルールだという話をしましたが、無は声だけではありません、
表情も無です。
決して、表情を表に出しません。
間違ってもニヤニヤしたり、喜んだり、ウホッと奇妙な音を出したりしません。
あくまで、ポーカーフェイスでビデオを吟味します。
他のお客のエリアに侵入しない
- 放っておいて欲しい
- 誰にもみつかりたくない
その気持ちは皆同じです。
他のお客がアダルトビデオを選んでいるなら、そこに近付いてはいけません。
今でいうソーシャルディスタンスです。
その辺りのAVビデオが気になるなら、待ちます。
その人がそこから離れたら、そのエリアに侵入します。
不法侵入はご法度です。
隣の芝は何とやら
他の人が見ているコーナーって気になるんですけどね
逸る気を抑えて
内心、「どけ、どけ」という念力を送るの、あるあるでしたよね(笑)
店員から見るアダルトビデオを借りるお客様
実は、自分、レンタルビデオ屋で3年働いていました。
なので、こちらの視点からもあるあるを!
3年間でわかったこと
①アダルトビデオを借りるお客様は基本声が小さい
「何泊になさいますか?」
「三泊四日で…」
早く事を済ませたいのでしたら、お客様、普通の音量でお願いします。
②面白タイトルで吹きそうになる
決してお客様を笑っているのではありません。
無表情になったり、言葉数が減るのも、アナタがアダルトビデオを借りたからではありません。
店員はそこどうでもいいんです。
タイトルです!
風俗店の店名も顔負けの面白タイトルが、アダルトビデオにはよく付いています。
- 3Pのこぶた
- ヌードオブ・ザ・リング 王の股間
- 家庭教師でトライ
- ある日森の中痴女さんに出会った
- パイパニック~あなたのあそこがデカプリオ
どうです?(爆笑)
まだまだあります。
③返却時に巻き戻さないビデオは、アダルトビデオ
半分くらいですね。
※そうです、そこの止まったところで、お前ヌイたんだよね?
④これこの前もレンタルされてますが、よろしいでしょうか?
このセリフを大人に言う時は、ほぼアダルトビデオです。
※お気に入りなんですね。
⑤大佐、将軍、大将
名作映画でアダルトビデオを挟むという姑息な手段を使わないまないお客さんもいます。
大佐、将軍、大将などと呼ばれています。
男だったら、隠さずフルチン!いや、フルエロビ!ってことですね。
この他、皆さんが知らないレンタルビデオ屋店員の密かな楽しみをご紹介しましょう。
・新作がすぐ貸出中になるのは、店員がいち早く借りているから
・休憩中は、AVメーカーから届くビデオ紹介雑誌を見て過ごす
どうだ。うらやましいだろう?(ニヤリ)
まとめ
昭和の懐かしいエロカルチャーシリーズ
最終回はレンタルビデオ屋のアダルトビデオコーナーについてでした。
今のように、スマホで簡単に無料エロ動画が観れるようになるまでは、皆AVビデオはレンタルして観ることが多かったのです。
購入はね…
置き場所や処分に困るし、結構詐欺業者が多くって…
無修正とか言いながら、まったく女の裸が映っていないビデオ送ってきたりしたんですよ(怒)
ああ懐かしい、昭和のエロ
という嬉しい感想をいくつも頂いたこのコーナー
大抵網羅したつもりですが、何か忘れているもの、あったでしょうか?
それだけが気になっております。
今回で最後になりますが、リクエストがあれば、また復活するかもしれません。