風俗のキャンセル料金に支払い義務はあるのか?払わないとどうなる?
2022/11/17
楽しい風俗、手軽な風俗…でも、トラブルが起きることもあります。
代表的なものが
風俗のキャンセル料
本番トラブルの示談金相場
まあお金の話です。
人間揉めるのって、大体、金か色事ですよね(笑)
このキャンセル料と示談金について、ネットで相談している人を時々見かけます。
払わなくていい
という意見もあれば
ちゃんと明記されてるんだから、払うしかないでしょう。
という意見もあります。
実際のところ
風俗のキャンセル料金に支払い義務はあるのか?
払わないとどうなるのか?
風俗で禁止行為である本番強要などをした場合、示談金(罰金)についてはどうなのか?
本当のところを教えます。
風俗のキャンセル料が発生する理由
そもそも風俗のキャンセル料はなぜ発生するのか。
キャンセル料を払いたくないお客は必ず言います。
何もサービス受けてないのに、なんで金払わなあかんねん。
なんででしょうね。
まずキャンセル料というものについて、考えてみましょう。
風俗にキャンセル料は本当にあるのか
あります。
多くのお店では、予約したコース料金の全額と定めています。
これは、暗黙のルールとかではなく、注意事項にしっかり明記されています。
前日まで、または時間に余裕を持って、キャンセルした場合は、キャンセル料を取らないお店もあります。
そういったお店でも、繰り返しキャンセルすると、予約ができなくなったり、キャンセル料を課されます。
風俗だから?
キャンセル料に抵抗感を示す人に聞きたいのですが、旅館/ホテルや飲食宴会を予約して当日キャンセルすると、キャンセル料は普通に取られます。
最近は、予約しておいてドタキャン、現れない(ノーショウ)、電話に出ないといった悪質なお客さんがいるというのが問題になってますね。
そのため飲食店などでも、SNSに晒したり、予約金を前入金させたり、するようになっています。
世間の常識として、キャンセル料は当然あると言えます。
ですが、風俗だからキャンセル料なんて払う必要はないと言う人は少なからずいます。なぜなんでしょうか?
なぜ、風俗なら払わなくていいと思うのか。
おそらく、その人たちの頭にある理由は
「風俗だから」
これにつきます。
なんとなく、闇金は借りても返さなくていいらしいし、似ている。
支払に一度応じると、足元を見てさらなる要求をしてきそう。
こういう印象からの発言です。
オタクたちも疾しい商売してるんだから、法的な権利なんかないでしょう?と言いたいわけですね。
キャンセル料とは何か
疾しい
漬け込まれる
となんともな言いがかりをつけられている風俗のキャンセル料ですが、風俗店がキャンセル料を請求するのは、まっとうなことでなんの問題もありません。
それはなぜキャンセル料が発生するのかを考えていただければわかります。
これは、旅館/ホテル・飲食宴会予約のキャンセルと同じ理由です。
予約して頂いた全てのお客様のために、色々準備しているんです!
- その予約に合わせての配車
- 女性の出勤確認や調整
- 予約時間帯に被る全てのお客様のお断り
キャンセルは、風俗店だけでなく、ドライバー、風俗嬢、他のお客様、皆に迷惑がかかるのです。
キャンセルする人が思っているより、大きな損失が生まれているのですよ。
風俗店のキャンセル料には法的な支払義務はあるのか?
当然払って頂かないといけないものなんですよ
と説明してもなお、支払義務はあるのか?、なんの法的根拠がある?などとゴネる人がたまにいます。
突き詰めてお話してしまうと、支払い義務は法的にありますよ。
その名を
契約不履行!!!!!!!!!!!!!
と言います。
予約は、予約申し込みして、店側がご予約賜りましたとお返事した時点で、契約が成立します。
その契約内容は
店側にとっては
予約の日時に、決められたサービスを提供する。
客側にとっては
予約の日時に、規定の金額を支払い、決められたルールを守って利用できる。
というものです。
なので、これをキャンセルするということは、契約を履行しなかったため店側に損失が発生し、キャンセル料が発生します。
法的義務があるのに、払わないとどうなるか。
これは、お店側には
取り立てる権利。それでも支払われなければ、損害賠償を求めて裁判に訴える権利。
があるということになります。
あくまで法律の話ですけれどね。
実際にはしつこい取り立てはしない
現実的には、払わないで逃げた客に対し、しつこく電話したり、会社に取り立てにいくようなことを、真面目に経営している風俗店はしません。
面倒臭いですしね。
とはいえ、悪質な場合は、訴えられる可能性もあるということです。
なのでキャンセルする場合は、できるだけ早く、誠意を持って連絡することが大切です。
多くの風俗店では、実被害がなくきちんと連絡をもらえれば「わかりました。また次回お願いします。」とキャンセル料を免除してくれます。
また店がはっきりキャンセル料を規定しているのなら、払うべきでしょう。
番外編 風俗トラブル示談金相場
さて、次に風俗でトラブルになってしまった場合の示談金相場についてお話しましょう。
トラブルと言っても、店からいちゃもんをつけられるわけではありません。
店の禁止事項にもはっきりと明記されていて、実際、犯罪行為である「本番強要」「盗撮」をしてしまい、それが見つかった場合の話です。
まあこれはどう言い繕っても、本番行為や盗撮をしたお客が悪いです。
特に最近増えているのが盗撮。
風俗で盗撮して、素人ものの動画として無料サイトに投稿するようなけしからん輩がいるようです。
これが発覚すると、当然店はとっ捕まえます。
然るべきところに通報したり訴えられる。
または家庭や職場などにバレる。
これが嫌ならきちんと謝罪して示談金。
痴漢と同じ流れですね。
痴漢の場合は、被害者によっては
示談金なんか要らねえ!
と訴えられることもありますが…では具体的な相場を解説しましょう。
参考文献:風俗トラブルのケース別示談金相場と示談書に必ず書くべき条項 | 風俗トラブル弁護士相談ナビ
風俗での本番トラブルの示談金相場
以下に紹介するのは、風俗店に実際その場で払われたものもあれば、聞き分けが悪く後日弁護士を通して手続きになったケースもあります。
そうです。
イマドキの風俗店は普通に弁護士を立てますし、なんなら顧問弁護士もいたりしますから、皆さんくれぐれも行動には責任を。
本番トラブルケース1
素股の最中に入ってしまった。男性側は誤って入ったと主張、風俗嬢側は意図的な挿入と感じた。
示談金額 1万円
本番トラブルケース2
風俗嬢の同意を得て挿入したが、途中でゴムが外れ(!)精液を中で出してしまった。
示談金額 3万円
女性は妊娠リスクを負います。また性病感染の危険もあります。なので挿入の同意があっても、女性の体を傷つけたことに変わりありません。
本番トラブルケース3
前回、前々回と本番できた女性なので、許可なく挿入したところ、強要であると風俗嬢に主張された。
示談金額 10万円
えっ?って思った男性も少なくないのではないでしょうか。でも、これ当たり前なんです。
これ、彼女や、いい関係の女性に置き換えてみてください。したことあるからって、向こうが嫌と言ってるのに挿入したら?
それいわゆるデートレイプです。
本番トラブルケース4
本番したいと言ったところ風俗嬢から返事がなかったので、暗黙の同意があると考え本番した。
示談金額 30万円
いや、だから勝手な解釈は駄目なんですって。
風俗嬢にしてみれば、店のルールで本番禁止なんだから、いちいち説明したくないし、OKしてないのに勝手にOKと取られるなんて恐怖でしかありません。
よく似たケースで、風俗嬢から「ダメ」とはっきり言われているにもかかわらず、挿入し、嫌がっていると思わなかったので続行したというもの。
そんな勝手な言い分は通りません。
さらに悪質なのは、拒否しているのに何度も何度もしつこく頼み、疲れた風俗嬢が黙ったので同意だと主張するケースです。
そんな訳ないだろーが。
この場合
示談金額 60万円
と跳ね上がります。
本番トラブルケース5
酔った勢いで、抜きなしのメンズエステで抵抗する女性に馬乗りになり無理やり本番に及んだケース。
示談金額 100万円
最悪ですね。100万円、当然です。
示談金額の基準は2つ
上記はあくまで相場です。
やはり
・女性が拒否したか
・拒否の程度
により、示談金額が違ってきます。
こんな高額の示談金を払うくらいなら、はなからソープにでも行った方がいいですよね。
風俗での盗撮トラブルの示談金相場
次は盗撮トラブルです。
ネットに出回った動画や写真はずっと残るので、風俗店では女性のプライバシーを守るため非常に敏感になっています。
これが守られないと、安心して働けないため、良質な女性が集まって来なくなるからです。
盗撮トラブルのケース1
サービス中に仕事のメールが気になり携帯を触り、サービス続行を女性に求めたところ、女性が盗撮されたと勘違いしたケース。
示談金額 1万円
そうです。悪意はなくても、トラブルと示談金の可能性があります。
風俗サービス中は携帯は離れたところやカバンの中に。どうしても見たい時は、女性の了承を得ましょう。
盗撮トラブルのケース2
イメクラで目隠しした女性とのプレイを盗撮。発覚しその場合で動画は削除。
示談金額 10万円
拡散していないから未遂?いいえ、盗撮した時点で、相手のプライバシーを侵していますし、精神的苦痛も与えています。
盗撮トラブルのケース3
本指名していた風俗嬢とのプレイを毎回隠し撮りしていたことが発覚。
示談金額 50万円
これは盗撮を繰り返した回数によっては、もっと高額になります。
盗撮トラブルのケース4
店外デートをし許可なくビデオ撮影。女性を脅し交際を迫ったケース。
示談金額 70万円
いわゆる裏引き、直引きのトラブルはお店に相談できないだろう…。
そういうつもりだったのかもしれませんが、そうではありません。
どのようなシチュエーションだろうが、盗撮は犯罪です。
風俗嬢が店外でお客さんと会うことは、店のルール違反ではありますが、だからと言って、脅されて泣き寝入りはしませんので悪しからず。
盗撮トラブルのケース5
さて最後は、ただ盗撮して自分が楽しむだけではなく、その動画をネットの動画サイトにアップロードしていたケースです。
示談金額 120万円
ということですが、実際類似のトラブルだと、もっと高い感覚がしますね。
常習性と公開の有無が判断基準
盗撮されたときの風俗嬢の精神的苦痛は非常に大きいです。
またそれをネットにアップしたり販売されると、身バレ、拡散など、後々まで悩みと不安のたねになります。
示談金は100万円は考えておいた方が良いです。
特に最近はネットの誹謗中傷にも、情報開示請求からの損害賠償訴訟が行われるなど、嫌がらせを許さない社会になりつつあります。
簡単に考えて、大きな賠償金支払義務を負う事にならないようにしてください。
特に繰り返し盗撮を行なっていた場合は、悪質度が高いとみなされます。
まとめ
流石に本番行為や盗撮で風俗店とトラブルになる人は、ごく一部ですが、キャンセル料金に関しては、普通のお客さんでも
風俗だから払わなくていい!と勘違いしている傾向があります。
今回しっかり、払う義務が法的にあることを理解して頂けたでしょうか。
風俗だからと甘く見る考えは、もう時代遅れです。
ルールを守って綺麗に遊ぶのが吉です。