風俗嬢はヒール必須?女性らしさの象徴《ヒール》を深堀り!
2022/12/26
ヒール、つまりハイヒール。
悪役のヒールではありません。ハイヒールのお話です。
数ある◯◯フェチの中でも「ヒールフェチ」は上位の人気を誇り、多くの風俗店ではヒールというオプションが存在します。
このように風俗業界とヒールは、実は切っても切り離せない深い関わりがあるのです。そして、多くのデリヘル店ではキャストに「できるだけヒールを履くように」と指導しています。
キャストからすれば「あんたどんだけヒールのこと知っているのよ!」と言いたくなるようですが、ヒールについて、そして風俗店でヒールが推奨される理由、きちんと理解できていますか?
そこで今回は、店舗スタッフとして女性のヒールについて学ぼう!風俗業界とヒールのあれこれをお届けしようと思います。
なぜ風俗店では「ヒールを履きなさい」と指導するのか?
冒頭でもお伝えしたとおり、多くのデリヘル店ではできるだけヒールを履くようにと指導しています。またソープランドなど店舗型でもドレスを着用するようなお店ではヒールはマスト。そしてミュール(つっかけ)はNGでパンプスもしくはストラップ付きのものという細かいルールがある場合もあります。
お店のキャストさんたちに「ヒールを履くように」と指導する以上、その根拠や納得してもらえる理由、そしてそれが稼ぎに直結しますよという説明をしなければなりません。
◇理由1:スタイルがよく見える
女性には周知の事実ですが、ヒールを履くとスタイルが良く見えます。ぺたんこの靴を履いた場合と比べてみたら一目瞭然です。
女性の身長にもよりますが、日本人の平均身長からみると7cm〜のヒールが最もバランスがよくスタイルがよく見えると言われています。
ドレス着用店などの場合は10cm〜と更に高いヒールでもより華やかに見えて◎
◇理由2:女性らしさ、か弱さの演出
キャストは女性らしさを売るという側面もあり、女性らしさの演出をする上でヒールは重要なツールです。
ヒールはその滑らかなフォルムから女性のボディラインに例えられることがあり、まさに女性らしさでありエロさの象徴です。
また、世界三大ハイヒールブランドのひとつであるマロノ・ブラニクの有名な言葉に「女性が自然に歩けるヒールの高さは5cm以下。5cmよりも高いヒールの魅力は、女性をエスコートする存在があって初めて完成する」とあります。エスコート無しには完成されないハイヒールは女性の「か弱さ」を演出するための道具でもあるのです。
少し前にKuToo(職場で女性にヒールを履くように義務付けることに対する抗議運動)がありましたが、美しさや女性らしさを売りにする風俗業界とは相反するものといえ、風俗では通用しません。
◇結論、客ウケが良い
風俗客はキャストに女性らしさを求めています。その女性らしさはヒールを履く、ただそれだけで演出できるのです。
人が好感を持つときに、とても重要なのが「第一印象」です。そして、この第一印象が、キャストにとって稼ぐ上で重要な「リピーターへの鍵」を握っているのは言うまでもありません。
キャストの気持ちに寄り添う姿勢を見せよう
メリットがたくさんあるヒールですが、前述したKuToo運動のようにどうしても抵抗がある女性も少なからず存在します。
キャストにヒールを履くように指導した際「どうしても履かなきゃダメですか?」と食い下がられた経験がある方もいるのではないでしょうか。
履きたくない理由、それは一にも二にも「痛いから」これに尽きます。
男性の中には一度や二度、恋人や友人のものなど遊びでハイヒールを履いた経験がある人もいますよね。まともに立つことすら出来なかった人もいるでしょう。いや、全然余裕だったよ!なんて方もいるかもしれませんが、そのハイヒールを履いて長時間歩いたことはありますか?
多くの男性はヒールを履いて長時間歩いたことがないので、その痛さがあまり理解できません。
想像してみてください
普段履いている靴は28cm。でも26cmの木靴を履いて働いてくださいと言われたらどうでしょうか?
- まずサイズが小さいので小指が死にます。(ハイヒールは傾斜がついているので靴の中で足が前に滑り、指が窮屈になりがちです)
- 木靴ですのでクッション性はゼロ。足が木の棒のようになります。(最近はクッション性があるヒールもありますが、多くの華やかさ重視のヒールはクッション性に乏しいです)
よく女性はヒールなんかで1日中過ごせるなと思いますね。
痛み軽減グッズを完備せよ
キャストさんの中にはヒールを履きなれていない方もいるかもしれません。
そんなキャストさんのために、ヒールの痛みや靴擦れした際の対策グッズなどを用意しておくことをおすすめします。100均などで手軽に揃えられます。
- 各種インソール(前すべり防止、かかとの脱げ防止など)
- キズパワーパッド(水や摩擦にも強く目立ちづらいので接客の際も安心)
このように些細なことですが、きめ細やかな(女性の悩みに共感する)サービスを導入することが、我々スタッフの役目ではないのでしょうか。
なぜ女性はヒールを履くのか?
痛い思いをしてでもヒールが好きな女性は多いです。
女性にとってヒールとは【女性らしさの象徴】で、女性ファッション誌のヴォーグによると、読者の8割がヒール中毒らしいです。
ジェンダーレスは別として、ヒールは女性のみが履けるまさに女性らしさの象徴です。
官能小説家の北原童夢の言葉の一部を借りると、ヒールを履くことで、女性という性を満喫し、女性が女性らしくわがままいっぱいに生きるという女性の意思表示なのではないでしょうか。
ちょっと覗き見!女性が憧れる世界三大ハイヒールブランド
女性が憧れる世界三大ハイヒールブランドというものが存在します。知っておいて損はありませんので、ご紹介いたします。
◇マノロ・ブラニク
セックス・アンド・ザ・シティで有名な女優サラ・ジェシカ・パーカーも愛用し、あまりに好き過ぎで、自己破産一歩手前までいったという世界三大ハイヒールブランドでも別格のお値段の高さです。
特徴としては、女性の足を包み込む履き心地の良さと言われ、スニーカーのニューバランスと並んで「靴のロールスロイス」と呼ばれています。
◇セルジオ・ロッシ
セルジオ・ロッシの特徴を一言で表すと「走れるヒール」です。セルジオロッシの息子が手がけたジャンヴィト・ロッシも女性の間では人気のヒールです。
※セルジオ越後でもパオロ・ロッシでもありません。
◇クリスチャン・ルブタン
特徴はなんといっても赤い靴底です。諸説あると言われていますが、こちらの赤の色味はシャネルのとあるマニキュアと同じ色と言われています。
またこの他に、世界三大ハイヒールブランドと並んでよく知られるブランドが、ジミーチュウです。こちらの特徴はなんとも可愛らしい「結婚式の2次会で踊れるヒール」です。
そして、最近人気急上昇中なのが、ルパート・サンダーソン。イギリスのブランドで、キャサリン妃も愛用しているヒールです。こちらの特徴は、ヒールのカッティングの美しさにあります。ウエディングシーンでよく履かれることから、プリンセスになれるヒールとも呼ばれています。
まとめ
ヒールと女性、ヒールと風俗。
そこに存在する理由がより理解できたのではないでしょうか。
お客様の心理を知ることも大事ですが、やはり女性キャストあっての商売です。より一層、キャストの気持ちに寄り添える店舗スタッフになれるよう、これからも共に精進して参りましょう!