元セラピが教える!メンズエステ、健全店、風俗エステの違いと実態!
2022/11/07
「手だけのお仕事(手コキ・ハンドサービス)で、裸になったりお客さんに触られずに高収入が稼げるらしいよ?」
「嘘だー?ダミー求人か何かで、実際は普通の風俗なんでしょ?そんなので稼げるなら誰もフェラのある店(ヘルス・ピンサロなど)で働かないよね(笑)」
「は?まだそんな事言ってんの?男のアソコ触らなくても、健全マッサージで同じだけ稼げるから。」
「「マッサージ屋ってお客さんが払う金額が、安いと3000円とかじゃん!時給1500円で風俗みたいに3-4万円稼ごうと思ったら、何時間働くのよ!世の中そんなに甘くない!」」
こんな会話が今日もどこかでされているはず。
LINEのタイムラインやネットを見ていると、どこからともなく
「完全健全店!ヌキなしで高収入!○○○SPA☆」
「○○○○マッサージは脱がない!舐めない!触られない!ヘルス以上に稼げるお仕事です!」
なんて広告が現れたり…
でもこの種のお仕事をしたことがない女性にとっては、エステで稼げるというだけでも怪しいのに、更にエッチなサービスなしで風俗並に稼げるなんて…
信じられませんよね?怪しい。眉唾モノです。
しかも健全って何が健全なんでしょうか?
ソフトサービスでも稼げると人気の高収入エステ。
実際に働く女性でもよく 分からないことがたくさんあるのに、
高収入エステでの実務経験がない男性だったらもっと分からないことだらけですよね。
ましてや初めての風俗業界、初めての内勤スタッフだったら…それはもはや未知の領域…
そんな新米メンエス内勤スタッフや、メンエスの内勤スタッフを検討している求職者の皆さん!安心してください!
今回は元セラピストが教える!高収入エステのお仕事徹底解説です。
これでアナタも違いの分かる内勤スタッフ!!
紛らわしい「メンズエステ」「アロマエステ」という言葉
メンズエステと聞いてまず何を思い浮かべますか?
この業界が未経験の男性なら、ダンディーハウスやメンズTBCのような脱毛・美顔サロンを思い浮かべるのではないでしょうか。
- メンズエステ→男性が利用するエステティックサロン
- アロマエステ→アロマテラピーをマッサージや施術に取り入れているリラクゼーションサロン
これが本来の意味です。
でもメンズエステもアロマエステも、かなり拡大解釈されて、いろんなところで使われています。
風俗やこれからお話するマンションエステでも
- メンズエステ=男性のためのマッサージ
- アロマエステ=オイルマッサージ
という意味で使われているんです。
エステを大きく分けると健全か風俗か
エステには様々な形態・種類があります。
- 先ほど名前を挙げた大手エステティックサロン店舗
- ビルやショッピングモールで営業していて各種マッサージを提供しているリラクゼーションサロン
- 個人が自宅で開いている自宅サロン…
施術内容も
- 美容機器を使って美肌・脱毛・痩身・フェイシャルなどを行う
- ほぐしやオイルマッサージ
- タイ古式・ロミロミ・ホットストーンなど様々なマッサージ…
多種多様です。
ですが大きく2つに分けると
- 女性も利用する一般店:健全で性的サービスがない
- 男性だけが利用する風俗エステ:ヌキ=射精のサービスがある
に分かれます。
ここ数年急成長しているのがマンション型メンズエステ
ここ数年、東京や大阪などの大都市を中心に急成長していて、グレー店(健全店と風俗店の間)と言われたりするのが、マンションエステです。
ワンルームマンションを利用して、完全個室(セラピストとお客さん1対1)で施術が行われます。
メンエス、マンエスと呼ばれることが多いですね。
ここでは他のメンズエステと区別するためにマンエスと呼ぶことにします。
マンエスのお給料
マンエスのお給料は風俗と同じように、完全出来高制。
施術したお客さんの数とコースの長さに応じて、お給料が発生します。
標準的なお給料は
- 90分コースなら料金12000円のうち6000円
- 120分コースなら料金16000円のうち8000円
が女性の手取りです。
他に指名料バックがついたり、指名本数に応じてお給料バックがアップする場合もあります。
これは一般の風俗店と同じシステムですね。
マンエスのサービス内容
マンエスは名目上健全店なので、あくまでオイルマッサージをするだけがサービス内容です。
来店したお客さんはまず1人でシャワーを浴びます。(~10分)
それから備え付けのマットレスに寝てもらい、オイルを使って全身のリンパマッサージをします。
施術後、また1人でシャワーを浴びてもらいます。(~10分)
一般のマッサージ店と違うのは、完全個室なことと、前後にシャワータイムがあることくらいです。
その実態はグレー
上記がマンエスの仕事内容ですが…実際働くと、そう簡単ではありません。実態はかなりグレーです。
お客さんはほぼ全員、過剰サービス、つまり風俗的なサービスを求めてきます。
単にマッサージを受けたいだけなら、街のマッサージ屋さんや一般のリラクゼーションサロンに行った方が
- 安い
- 上手い
- 長い(一般店ではシャワーの時間がないので、より長く施術を受けられます。)
ですものね。
紙パンツを履かないお客さんが9割
健全なマッサージ店ですから、シャワーを出たお客さんには紙製の使い捨てパンツが用意されています。
これを履いて、男性器や陰部は隠すはずなんですが…履くお客さんはほとんどいません。当たり前に皆、素っ裸です。
恥じらいのないお客さんになると、脱衣所にカゴが用意してあるにも関わらず、セラピストの目の前で脱ぎ散らかしてすっぽんぽんになり隠しもしません(^^;)
施術中もすぐ仰向けになりたがる…かけたバスタオルを自分で取りわざと見せつけてくる…これはもう日常茶飯事です。
お店側も「一応紙パンツあるけど、お客さんが履きたがらなければ必要ないから」としか言いません…
ヌキを要求するお客さんも9割
ほとんどのお客さんが
「触って」
「シコシコして」
「抜いてよ」
と言ってきます。
その率はヘルスで本強されるよりずっと高いです。
「そういうサービスはないんです」と断っても、諦めないで食い下がる人がとても多いですね。
要求されるのはヌキだけではない
要求されるのはヌキだけではありません。
「おっぱい見せて」
「パンツ見せて」
「フェラして」
「どこまでできる?最後まで?」
こういう交渉をされたり…
- 当たり前のように胸、脚、お尻を触ってくる
- 抱きついてくる
- キスしてくる
- エッチに持ち込もうとする
まるで「どこまでとは決まってないのだから、サービスは交渉次第だよね」というようなお客さんも少なくありません(+o+)
もちろんこういうサービスはマンエスの仕事ではないので断りますが、強要がしつこかったり文句を言われたりするのはありがちです。
ルックスが良かったり色恋接客が上手な女性は、何の性的サービスをしなくてもリピートがとれますが、そうでない場合は…
- ある程度妥協して指名をとり、風俗並に稼いでいくか
- リピートは少ないけれどフリーやWeb指名で、昼職よりは楽に稼ぐか
この2極に分かれています。
マンエスの客層
マンエスにはいろんなお客さんが来ます。平日昼間は、とにかく仕事中の男性が多いのが特徴ですね。風俗店ではないので罪悪感なく(?)、仕事をサボって来れるのかもしれません。
年齢も20代~60代以上まで様々ですが、30代~50代のお客さんが多いです。お金持ちでもキャバクラや高級風俗店の悪口を言う人が多いので、お金を使う事にシビアな人が多い傾向はありますね。
- キャバクラや合コンは苦手…
- 風俗には抵抗がある…
というマジメでおとなしいお客さんもいます。
ただし
- マッサージも受けてヌキも
- 風俗店より安く、素人の女性に抜いてもらいたい
- あわよくばそれ以上
という考えを持っているお客さんも相当数いるので、風俗で働きたくないと思ってマンエスを選ぶ女性にとっては客層がいいとは言えないかもしれませんね。
ですがお店が健全店という看板を掲げている以上、エッチなサービスを無理強いすることはできません。酷い場合は警察を呼ばれてしまうかもしれませんから、断れば諦めてくれます。
ただ厄介なのは、マンエスのお客さんは風俗店のお客さん以上にネットの掲示板住民が多く、セラピストの悪口をすぐ書き込むんです。風俗同様、源氏名でのお仕事ですし、ほとんどのマンエスでは顔写真を出していません。
風俗以上にプライバシーは守られているので、口コミのつまらない内容は気にしないようにしましょう。
マンエスできちんとマッサージできるセラピストは少数派
マッサージの技術でいえば一般店>風俗エステ>マンエスかもしれないほど、マンエスできちんとマッサージができるセラピストは少数派です。
これが余計にマンエスのお客さんに、その他のサービスを求めさせているのかもしれませんね。
多くのマンエスでは講習といっても、面接後に1度30分程度、オーナーや店長にマッサージしてみるだけだったりするんですよね(+o+)
大手のマンエス(風俗会社が風俗エステと別途、健全店として経営していることが多い)では、きちんとした講習が用意されていることも多いです。
そうでなければ技術は自分で、日々習得していくことになりますね。
まとめ
いかがでしたか?
風俗エステとマンションエステの違いはもちろん、
セラピストの実際のお仕事内容
施術中のお客様の実情などについてお話しました。
初めての風俗業界、初めての内勤スタッフ
人はみな初めは初心者です。
右も左も分からず大変でしょうが、セラピストさんの声に耳を傾けながら肩の力を抜いて頑張っていきましょう。