女ホストで稼げる時代がくるとどうなる?風俗業界への影響は?
風俗嬢にはホスト通いする女性が多いです。
ホストクラブで大金を使いたい、または使ってしまったという理由で風俗を始める子や、出稼ぎやよりハードサービスのお店に応募してくる子も少なくありません。
そのため風俗スタッフにとって、ホストクラブは気になる存在であることは確かです。
そんなホスト業界に最近変化がありました。
ここ数年、ホストとして働く女性が増えてきたのです。
男性ホストが女性のお客さんを接待するのがホストクラブと思いきや、女性ホストが女性のお客さんを接待するのです。
レズビアンまたはバイセクシュアルの顧客を念頭においた男装ホストのお店、昔からありました。
ところが今では、男性キャストしかいないはずの一般的なホストクラブで、男性と同じようにキャスト、つまりホストとして勤務している女性が出てきているんです。
時代は変わりました。
では女ホストはこの先増えるのでしょうか。
少なくとも女ホストになりたいという女性は増えそうな気がしませんか。
- 酒は大好き
- 毎日、仕事帰りにホスクラ通い
- ホスクラが私の居場所
- 家にいるよりホスクラが好き
- もうホスクラに住みたいくらいホストラブ
- 夢はイケメンホストと枕、いや、いつか本カノ
- 客として出会ったから付き合えない、違う出会い方なら
- 〇〇店の神ホスト〇〇様、ご尊顔を見てるだけで幸せ
こんなホス狂の女性にしてみれば、女ホストで稼げるならやってみたいと思うのでは?
もしかして、うちのお店のホス狂人気嬢、いなくなっちゃうかも
そんな心配していませんか。
ホストクラブ=男の仕事ではなくなった?
皆さん、1日にどれくらいネットやSNSを見ますか?
私は先日、12時間くらい見てるとiPhoneから注意されました(笑)
ついついだらだらと見てしまうSNSですが、ここ数年で「女ホスト」という単語を見聞きする機会が増えたと思いませんか?
女ホストが増えている?
今やSNSでいろんな情報を集められる時代になりました。
特に夜職と言われる業界は、もともとSNSでの集客に力を入れていたこともあり、最近はホストクラブやキャバクラなどのアカウントによる動画もよく見かけるようになりました。
そんな中に、女ホストが結構見られるように。
夜職も多様化の時代?
昔からメイクや服装などが中世的で可愛らしい男性ホストはいました。
何なら女の子より可愛かったり、服装や持ち物も女性用を使っていたり。
ホスト街を歩いていると、後ろから見たら男性か女性かわからないような男の子を見ることも珍しくありません。
でも本物の女性がホストとして働いていることはほぼありませんでした。
あの数々のホストクラブがひしめく歌舞伎町や大阪・ミナミすら
〇〇〇〇(店名)に女ホストが入店したが1週間で辞めたらしい
面接に女が来たけど断った
そんな話がネタとして広まるくらいレアだったのです。
しかしここ数年、時代の変化とともにLGBTQという言葉が認識され、あらゆる業界が多様化を意識し始めました。
風俗業界でもニューハーフヘルスが増えたり、FTMの女性が在籍する専門店なども出店しました。
私の周りでも結婚もして子どももいて、「男性が恋愛、性の対象」だったはずの女性たちがこんなことを言い出すようになりました。
男装ホストに行ってみたらはまった
男性用風俗店やおっぱぶに行ってみた
男装ホストクラブと女ホストの違い
以前から女性がキャストを務める「男装ホスト」というお店は存在していました。
昔から男装ホストがあったのなら、結局、女ホストも一緒なのでは?
こう思う人も少なくないでしょう。
しかし男装ホストクラブは、あくまで「男装」がコンセプト。
そのため在籍キャストは全員女性です。
もちろん中にはFIMの方もいれば、男装が好きという方も在籍しています。
が、とにかく女性でなければダメなんです。
反対に、女ホストは従来のホストクラブに在籍しています。
周りに同性のキャストやスタッフはいません。
男社会に飛び込み、男性と同じステージで闘う。
何でも相談出来る人も少なく、他の在籍キャストからも理解されないことも多く、また「女だから」とバカにされることも少なくありません。
その姿は、寿司職人、トラック運転手、林業、大工、庭師など、圧倒的男性優位な業界に飛び込んでいった女性たちを彷彿させます。
女ホストをしようとすると、それなりの覚悟がないと続きません。
女ホストが増えると風俗業界に影響はあるの?
そこで気になるのは、この動きによって風俗業界に影響はあるのかということです。
今SNSで知名度がある方だけでも、女ホストは結構います。
日本各地のホストクラブに在籍しています。
今までキャバクラやラウンジには向かなかったタイプの女性が、女性用ホストクラブで、性サービスなしに稼げるなら、風俗で働く必要なくなるのでは?
女性がホストクラブで1千万プレイヤーのように稼げる時代になると、風俗業界に来るよりそちらを選ぶのでは?
毎日好きなホストと働けるなら、うちの店のホス狂キャストたち、皆喜んで行っちゃうのでは?
こう心配する風俗スタッフがいるのは、当然ですね。
しかし結論からいうと、風俗業界への影響は少ないと我々は考えています。
というのも、現在女ホストとして働いている女性の多くはFtMの方がほとんどなんです。
同僚ホストである男性に、恋愛感情や性的な好奇心を持たない人たちです。
そしてホストクラブに行く客層は、圧倒的に「イケメン男性を好む」女性。
ただホストやイケメンと仲良くなりたい、あわよくば付き合いたい、しかもお金も稼げて一石二鳥という邪な考えでは続かない世界です。
FtMの割合や労力、メンタル面、効率の良さなどを考えると、まだまだ女ホストよりも風俗の方が、集客面でもキャスト採用面でも、ビジネスとして優位です。
しかし、かつて違法な裏風俗としてしか存在していなかった女性用風俗は、今や全国展開し、海外にも進出しそうな勢いです。
ホストクラブで女ホストが働くなんて一昔、ふた昔前には考えられなかったことです。
今後の時代の流れによっては、夜の女性の働き方もどんどん変わっていくかもしれません。
風俗業界としては、女ホストブームがくるかどうか、注視していきたいところです。
まとめ
風俗業界は、売上に波がある商売です。
そのため安定していないと思われがちですが、実際には人間の三大欲求の一つである性欲を満たす風俗業界はどんなときも需要があり稼げる業界です。
しかしながら、多様化する世の中で様々な「ライバル」が現れてくるのも事実。
今回は最近目立ってきた女ホストを取り上げました。
女性が女ホストで稼げるようになったら、風俗業界はどうなるのかという懸念は今のところ取り越し苦労です。
とはいえ、風俗の仕事をしているうちに男嫌いになってしまうキャストや、同性との恋愛にシフトしていくキャストはゼロではありません。
そういったキャストや、反対にホストが三度の飯より好きというホス狂女性が、女ホストへの転職を検討することはあり得ます。
そういった意味で、風俗店スタッフは、この女ホストという新しい職種について知っておく必要があるでしょう。