風俗業界の離職率はどれくらい?やはりブラックな仕事なのか?

      2022/05/04

風俗業界の離職率はどれくらい?やはりブラックな仕事なのか?

風俗業界にどのようなイメージを持っているでしょうか?

風俗業界の転職を検討している男性であれば、ポジティブなイメージネガティブなイメージの両方を持っていると思います。

ポジティブなイメージとしては、高収入、スピード昇給、実力主義、経歴不問

ネガティブなイメージとしては、世間体が良くない、門戸が広い分どんな人がいるかわからないなどでしょうか。

また風俗業界が反社会的勢力と関係しているのではないかというダークなイメージは、大幅に薄れたものの、未だブラック企業のイメージを抱いている人も少なくありません。

20代の若い時ならともかく、30代、40代となると、できればこれを最後の転職にしたい、またはできるだけ長く働きる続けたいと考えているのではないでしょうか。

そのためには、ブラック過ぎる会社は避けなければなりません。

ある企業がどの程度ブラックか知りたいと思う人が一つの参考資料にするのが離職率です。

これは確かに一理あります。

そこで離職率を一つの参考資料として、風俗がブラック企業かどうか判定を行ってみようと思います。

ズバリ!3年以内の離職率と平均在籍年数

ズバリ!3年以内の離職率と平均在籍年数

風俗店では、ある日突然、スタッフがお店に来ず、連絡も取れなくなり...俗に言うところの「あいつ、飛んだ」が起こります。

今時は、一般のバイトや、果ては会社の正社員でも、結構あります。

前もって退職願を出して...、或いは会社にきちんと連絡し事情を説明して...という手順を踏むのが面倒で、退職代行業者なんてものができているくらいです。

なので風俗業界に限った話ではありません。

が、風俗会社・風俗店で働くと、どこでも誰でも1度や2度は目にしますし、何よりもその時の周りの反応が「ええーっ!」ではなく「ああ」なので、割とよくあることだとわかります。

そういう辞め方をする人は、そもそも長続きしません。

長年しっかり働いたスタッフほど、きちんと辞めていきます。

なので一般的な基準とされている3年以内の離職率に限っても、約30-40%、つまり3分の1とやはり高い数字が出ています。

平均的な在籍年数ですが、これが非常に短い人と長い人に分かれますので、あまり平均に意味がないかもしれません。

短い人はそれこそ1か月未満、ないしは2年以内に退職してしまいます。

反対に、家族を養う必要がある男性や、それなりに風俗業界の仕事が合っていて、昇進・昇給し高収入を得ている男性は定着します。

退職するときは

  • 起業
  • 親の介護などで地元に戻る

といった人生の節目であることが多いです。

そうなると3年どころではなく、もっと長く働くわけです。

他の業界と比較して離職率は高い?低い?

他の業界と比較して離職率は高い?低い?

4割と聞くと、風俗業界の離職率は高い、少なくとも低くはないということが、想像が付きますよね。

では一般企業など他の業界と比較して、どれくらい高いのか、それとも案外低いのかが気になります。

風俗ではなくても、同じ接客業・サービス業などはどうなのかも、比較するのに大事なポイントです。

まず3年ほど前のデータになりますが、転職エージェントが発表した資料によると

  • 20代は24%
  • 30代は53%

と年代が上がるにつれ、転職者の割合は増えていきます。

そうです。意外に皆転職してるんです。

それでも一般企業の離職率の平均は20%台だと言われ続けています。

これはどういうことかというと、転職する人は何度もするし、しない人はしないと言えるかもしれません。

ではここで、業界別の離職率を見てみましょう。

宿泊、飲食サービス業

30.0%

生活関連サービス業、娯楽業

22.1%

サービス業(他に分類されないもの)

18.1%

不動産業、物品賃貸業

16.5%

医療、福祉

14.5%

卸売業、小売業

14.5%

教育、学習支援業

13.9%

学術研究、専門・技術サービス業

13.0%

運輸業、郵便業

12.4%

金融業、保険業

11.8%

情報通信業

10.5%

製造業

9.4%

建設業

8.4%

複合サービス業

7.7%

風俗と同じくサービス業である宿泊、飲食などは30%と高い離職率で、風俗業界とそれほど大きな差がありません。

接客業・サービス業の退職理由ベスト3

接客業・サービス業の退職理由ベスト3

ということは、風俗業界の離職率が高めな理由は、風俗業界だからというよりも接客業・サービス業だからと言えます。

接客業・サービス業で退職理由として多いのは

労働時間が長い

適切な評価を受けられない

給与が少ない

なのですが、この点、風俗業はどうなのでしょう。

順に詳しく考えてみましょう。

労働時間が長い

風俗店舗のシフトは、早番と遅番の二交代制、または中番を加えた三交代制です。

特に年中無休、デリヘルであれば24時間営業になっているお店が少なくないので、慢性的に人手不足なのも事実です。

10-12時間勤務が常態化しているお店も少なくありません。

これに加えて

遅番専門→ずっと夜勤状態で昼夜逆転

交代制→生活リズムが乱れる

ので、もともと「いつでもどこでも寝られる」タイプならいいのですが、その真逆のタイプだと睡眠の質が下がり、体がキツイという人もいます。

適切な評価の難しさ

適切な評価が得られないという理由で退職する人は世の中に多いのですが、これには2種類あります。

1つは、人間関係がうまくいっていないということの言い換えです。

正直、私なんかは、世の中の退職理由のほとんどって本当はこれなんじゃないかと思う時があるくらいです。

もう1つは、扱っている仕事の内容が、明確な数字で出ないため、自己評価と他者評価が食い違ってしまう場合です。

これは風俗業界の場合、他の企業に比べればましだと言えます。

風俗店舗スタッフとして働く分には、売り上げという形で明確な数字が出るからです。

給与が少ない

これについては、風俗業界にはあまりあてはまりません。

初任給も一般企業より高めに設定されており、学歴を問わず、実力があればスピード昇進・昇格が可能です。

むしろ一般企業より、高収入を実現しやすい転職先だと言えます。

給与が少ないという不満を持つとすれば

・前職が特別高収入で、世間の平均より高いお給料を得ていた

・仕事の覚えが悪く、結果を出せない

ため、いつまでも昇格・昇給せず

風俗業界は高収入だから、これくらいの給与を...

と思い描いていた理想と現実のギャップに不満を持つパターンです。

風俗特有の退職理由

上記の3つの理由だけを見ると、風俗業界はサービス業としてはむしろホワイトではないかと思えます。

他に風俗業界の離職率を高めている原因を探ってみると、次のような理由が挙げられます。

もっと楽な仕事だと思っていた

身も蓋もないですが(笑)

実はこの理由がかなり多いです。

オフィスワーク

学歴・経歴不問

高収入

表側の華やかさ

から、風俗業界に転職すれば

  • 特に何もしなくても高収入が手に入る
  • 可愛い風俗嬢と仲良くなって役得

こんな気持ちで転職してくる人が一定数います。

接客・サービス業の経験でもあれば、少なくとも

勤務が不規則なこと

デリヘル・ホテヘルを除く店舗型風俗店であれば、立ち仕事になること

使用済みのタオルや、新しいタオル・備品を運ぶといった肉体的な作業もあること

容易にイメージできますが、そういう仕事の経験が一切ない場合は、重労働に感じます。

また無職期間が長かったり、あまり毎日は働かない生活を長く送ってきた人も、休みが月に4回程度しかなく1日10時間以上働くこと自体が負担になります。

ただこれは正直、風俗業界を甘く見過ぎているし、他の業界で仕事をしても微妙ではないかと言わざるを得ません。

離職率が高い風俗店・風俗企業の見極め方

離職率が高い風俗店・風俗企業の見極め方

離職率だけでその業界や企業がブラックと決めることはできません。

また世間的にはブラックと言われたり、離職率が高い業界・会社でも、そこが自分に合い働き続けている人はいるので、あなたに合うかどうかも別の話です。

とはいえ、より多くの人が「辞めたくなる」会社というのは、やはりそれなりの理由があると言えます。

風俗店で言えば

年功序列だったり、昇進できるだけのポジションがない

繁盛していないので、将来性がない

経営者や店長のパワハラや贔屓

といったことが挙げられます。

このようなお店で我慢して長期間働いたところで、体や心を壊すか、希望もなく働き転職せざるを得ない時には年をとってしまっているか

いずれにしても明るい未来は考えられません。

そのような風俗店・風俗会社の見極め方、あるいはそういった店・会社の避け方はいくつかあります。

・ある程度、規模の大きな会社を選ぶ。※1店舗しかないお店などでは、昇進しようにも上が詰まってしまっている。

・繁盛店を選ぶ。

・今後、成長が見込まれる業種を選ぶ。

・あまりにも評判が悪いお店や企業は避ける。

・問い合わせや面接の時に、横柄な対応なら危険信号。

これらを考慮すると、比較的転職先としておすすめできるのは

繁盛しているデリヘルグループ

になります。

繁盛しているデリヘルグループであれば、今後も店舗数を増やすなど拡大していくと思われるので、社員の確保に熱心です。

また昇進のチャンスが多くあります。

実際、人気デリヘルグループでは、仕事さえできれば、入社から半年~1年の社員でも、マネージャー、店長といった重要なポジションを与えます。

早期に結果を出したいと思うのであればなおさら、繁盛しているデリヘルグループが良いでしょう。

またデリヘルスタッフの仕事は、お客様と直接会うことがないので、人間関係のストレスも少なく、座り仕事なので体も楽です。

深夜から朝方にかけての勤務があるというデメリットはありますが、ソープランドやファッションヘルスのボーイに比べれば、きつくないです。

まとめ

風俗業界はブラックなのではないかと考える人にとって、離職率は気になる点です。

確かに風俗業界の離職率は、低くはありません。

数字だけ見れば、全ての業界の平均の倍くらいはあります。

ですが、風俗店以外の飲食・宿泊などサービス業は、全体的に離職率が高く、驚くほどの差は実はありません。

また一般的にサービス業は、労働時間が長いのに薄給ですが、風俗業界に限っては、業績のいい企業を選び実力を発揮すれば、非常に高収入が見込めます。

合うあわないがはっきりした業界ではありますが、一度チャレンジしてみる価値は十分にあるでしょう。

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この記事を書いた人

フージョブ編集部
風俗で働く男性を応援するメディア「フージョブマガジン」を運営するチームです。風俗のスタッフ求人や風俗業界で働くことに関する情報を発信しています。